日本における技術論主体の建築論の限界 に関する議論
@hkohno_abbr むろん太田先生は純粋な歴史家なんですが、技術的発展=建築的発展だという議論は凄く若い学生の建築観に影響与えたと思うんです。
2012-07-09 01:31:42(手前味噌ですが)堅さんとのライトについてのセッションでも書いたけど、例えばライトの「ボード・アンド・バテン方式」みたいなのも生産的合理性とかエンジニアリングの問題としてだけで開発されたわけでないよね。ゼンパー的美学とか「箱の解体」とか空間論に結びついてることが重要なわけで。
2012-07-09 01:33:18こういう点も、先の日本の重鎮にかかると、技術論で終えられてしまうであろう建築文化論の貧困さ。
2012-07-09 01:34:29もう少し具体的でないとちょっとコメントできませんね。その「=」こそタフーりが非難した「操作的批評」(悪影響も多)かもしれないし RT @YOSHIMASAKATAYA むろん太田先生は純粋な歴史家なんですが、技術的発展=建築的発展だという議論は凄く若い学生の建築観に影響与えたと
2012-07-09 01:38:00@YOSHIMASAKATAYA なるほど。それはなんとなく分かります>「空間論や美的倫理感は語りえないんじゃないか」という価値観。しかしそれこそが日本的なのかもしれない。「詩は個人的なものだろ」といって語らなくても空間のポレミークを立てるレムみたいな人もかたやいる訳で。
2012-07-09 01:40:58内田構法論ってある種広大な成果があって判りにくいのですが一番まとまっている本は 住まいの図書館 内田著「建築の生産とシステム」という最終講義を本にしたものがあるのでそこを糸口にしてみてください。
2012-07-09 01:42:48「建築の生産とシステム」の解題を原先生が書いてるんですが まさにいまTL上で述べられている部分を分厚く説明してるので御一読を
2012-07-09 01:52:02鋭い RT @yrtkhys 空間論の不在というのは、何でも社会システム論に収斂させる風潮のある現在にも通じるかも…
2012-07-09 02:01:29@yrtkhys そして実は技術フェチによる空間論・美学の欠如の問題を指摘しておきながら、テクノロジーとか科学的分析を新しく建築論(この場合モダニズムの再定義)に結びつけたバンハム自身、セドリック・プライスなんかを評価している(ファンパレスとか社工的アプローチとか)という大矛盾!
2012-07-09 02:05:13このあたりのことも書きたいな>バンハムの矛盾。C.P.とその弟子ゼンゲリスのOMA初期までの流れとか。
2012-07-09 02:16:38バンハムも、フラーあたりを例にあげたことは誤解の元だというのは自覚していて批判もハッキリ書いてるが、そこもそのまま国内ではテクノロジー礼賛風に誤読されてる感。レトリックのうまさが「和訳」では災いする。
2012-07-09 02:20:47