みちのく総合診療医学センター レジデントデイ 第7回 まとめ
レジデントは毎月1回,皮膚科専門医による往診に同行して学習している.類天疱瘡やカンジダなどを多くみることができている. #MCPCGM
2012-07-09 16:28:56脳卒中後遺症は一定期間経過すると既往症に位置付けられてしまい,Active Problemとして充分に捉えられておらず流されているケースがある.後遺症についても継続的に評価と対処を行うべき. #MCPCGM
2012-07-09 16:40:15小児科外来での研修では,上気道炎症状のケースを非常に多く経験する.3日以上の発熱や,他院で経口抗菌薬を使用しても改善しない発熱については,肺炎を考慮する必要あり. #MCPCGM
2012-07-09 17:21:47都市部の診療所環境では,小児科で血液検査を行うべき,と考えるケースでは後方病院に紹介するタイミングとおもわれる.レントゲンは診療所でも行うべし. #MCPCGM
2012-07-09 17:39:58小児の眼瞼結膜の充血をみたら,アデノウイルス,溶連菌感染,川崎病などを考慮.小児科研修では診察のポイント,入院のタイミング,退院のタイミングなども理解を深める.外来研修もひたすら経験していく. #MCPCGM
2012-07-09 17:44:59安定している在宅症例では,m-CGAに注目するとよい.佐藤健太先生らが学会発表した資料がWEBで公開中. #MCPCGM
2012-07-09 18:03:09経験を積んだ医療者は,患者・家族に対してステレオタイプに捉えてしまう,コミュニケーションのバイアスが起こりやすい.患者・家族とのコミュニケーションは,異文化コミュニケーションと考えたほうがよい.医療者は医療用語を,患者は患者用語を用いている. #MCPCGM
2012-07-09 19:01:04医療者同士はハイコンテクストでコミュニケーションを取っている.しかし患者・家族を相手にした場合はローコンテクストコミュニケーションで進めないと,コミュニケーションエラーが生じやすい. #MCPCGM
2012-07-09 19:02:29コミュニケーションのパターンとして,一度頭の中で理解してから会話する「内省型」の人と,思ったことをすぐに口に出す「直行型」の人がいる.これらは生得的なもので,「直行型」は4-5%の人がいるとのこと.またそもそも学習障害(アスペルガーなど)ということもある. #MCPCGM
2012-07-09 19:07:10患者・家族とのコミュニケーションについて理解を深めるうえで,「医療コミュニケーション」は有用.少し古いが「医療者のためのコミュニケーション入門:杉本 なおみ先生」はオススメ.Amazonでは中古品のみ. #MCPCGM
2012-07-09 19:20:23愉しく生きていくためには,居場所と出番が必要.「どのように生活しているのだろう??」と感じるケースでは,生活背景を知りながら診療をすると新たな気づきが得られることがある. #MCPCGM
2012-07-09 19:42:11医師と患者の間には,潜在的な衝突があるので真の意見の一致は難しい.しかし取引や交渉を行うものではなく,合意形成にもとづいて進めていくことが大切.問題を定義し,治療の目標を確立して,患者と医師の役割をはっきりさせることが大切. #MCPCGM
2012-07-09 19:47:17医師の説明と治療計画は,患者の病体験の概念に一致しており,一緒に計画していく必要がある.そして何を優先目標に掲げるか吟味が必要. #MCPCGM
2012-07-09 19:51:50従来は医師が問題を定義していた.「それは◯◯です」「それは問題ではありません」 しかしこれでは患者は自身の病体験を納得することができないことがある.つまり,自分の病体験について納得できる説明を求めている. #MCPCGM
2012-07-09 19:56:56Finding Common Ground(FCG)に到達すると良いアウトカムに繋がる.そのためにFIFE,予防医学,患者医師関係の構築などを行なっていく. #MCPCGM
2012-07-09 19:59:42