【解説】ヒッグス粒子 byじのさん

最近話題のヒッグス粒子に関して、宇宙物理に携わってらっしゃるじのさんが解説してくれました。
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けの @Keno_q

コレ無しで。「ポテンシャル」の意味が分野で違うんだった。 RT @Ken_O0923:@zeigngo 要はfieldよね。ヒッグス場はポテンシャルと考えていいの?

2012-07-15 01:23:11
ジノフィオレンティーノ/サルディニアの猫 @zeigngo

@Ken_O0923 静電ポテンシャルは4元ベクトルの電磁ポテンシャルの一成分。それらをrotとったりdivとったりして電界、磁界になる。そういう意味では不正確だね。言いたいのは、ベクトル量かスカラー量かの違いを言いたかった。

2012-07-15 01:21:31
ジノフィオレンティーノ/サルディニアの猫 @zeigngo

@Ken_O0923 ヒッグス場はfieldですね。というかfieldの日本語訳が場なので。ヒッグス場を関数としたポテンシャルが作れて、それでヒッグス場の値が決まる。

2012-07-15 01:23:36
けの @Keno_q

「ヒッグス場を関数」ってなんだ 「電荷の位置と電荷量を関数(引数と同じ?)としたポテンシャルが作れる」っていうのと同じ?  RT @zeigngo: Ken_O0923 (ry) ヒッグス場を関数としたポテンシャルが作れて、それでヒッグス場の値が決まる。

2012-07-15 01:30:32
ジノフィオレンティーノ/サルディニアの猫 @zeigngo

@Ken_O0923 まず、場というのは時空座標を引数とした関数で、φ(x,t)とかける。で、ヒッグス場の"ポテンシャル"がV(φ(x,t))=-m^2 φ(x,t)^2+λφ(x,t)^4となっていて、このポテンシャルの最小値がφ(x,t)=m/√λだから、時空に関係なく(続)

2012-07-15 01:37:05
ジノフィオレンティーノ/サルディニアの猫 @zeigngo

@Ken_O0923 (続)時空座標に関係なくヒッグス場はφ(x,t)=m/√λ という値を取る、という風に説明します。

2012-07-15 01:37:48
けの @Keno_q

@zeigngo φは常にヒッグス場の"ポテンシャル"が最低になるような状態が実現されてる?のならその説明でなんとなくわかる。

2012-07-15 01:44:45
ジノフィオレンティーノ/サルディニアの猫 @zeigngo

@Ken_O0923 いまはその最低状態が実現されてる。でもビッグバン直後はそうでなかったはずだと思われている。それは宇宙が熱かったことによってこのポテンシャルの形が変わるため。ポテンシャルが時間変化するんだけど、基本的にはそのポテンシャルの最低状態を追っかけるんだと思われてる。

2012-07-15 01:47:19
けの @Keno_q

@zeigngo そこにそう繋がるのか。わかったありがとう。たぶん。

2012-07-15 01:48:35
けの @Keno_q

んー。まとめると、『現在のヒッグス場の値は定数である』にしかならないな。『高エネルギー状態(加速器内でも?)では定数でない』まで言えればいいんだけど。その過渡状態で放出されるのがヒッグス粒子、だとわかりやすい(勝手に)

2012-07-15 02:05:54
ジノフィオレンティーノ/サルディニアの猫 @zeigngo

@Ken_O0923 さっき言った"ポテンシャル"はワインボトルの底のような形をしてるのだけど、いまはそのワインボトルの窪みの何処かにいる。それが高エネルギーにすると中心から放射状に向かう方向に振動することができて、それがヒッグス粒子と思える。

2012-07-15 02:44:59
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