Seekers of the forest of crystal

プロローグ

―私が生まれた時から、世界はこんな世界だった

親が言うにはかつて【結晶化戦争】という戦争が起き、こんな世界になったのだと。そして、この広大な森林には危険な遺物や幻獣が潜んでいるのだという…

親は私が探索者になることを厳しく禁じた。
しかし、この世界の謎を解き明かしたいという野望をいだいた私が、探索者になることは時間の問題だった…

初日の探索

「セクサロイド」なるアンドロイドを連れた探索者に遭遇。
セクサロイドとは性処理を行うために戦前に作られたもので、非常に人間に似せているのだという。

「これでやると肉体の疲れが取れるから試してみないか？」と誘われるが、私は特に疲れてもいなかったので丁寧に断った。

訂正

財産:100→50
食料と混合していました…

2日目

探索者になってから2日目。私はしくじってしまった。
熟練の探索者ならあっさり見抜けるような罠にハマり、遺跡の中に閉じ込められたのだ。
幸い大事に至る前に他の探索者達によって助けられ、新人だからと仕方がないと笑って許してくれたのだが…

世界の真理を解き明かす旅路は途方もなく長い……そう実感した瞬間だった。

3日目

私は幾つかの書物を鑑定屋に持っていった。
遺跡探索の際に得た戦利品だ…尤も、その遺跡に閉じ込められたせいで笑い者にされたが。
書物の中身には何らかの文字が書かれていたが、私には読めるような文字ではなかった。

「おそらく、昔の探索者の日誌か何かだろう」そう思って、鑑定に出してみると、結果は意外なものだった。
なんと結晶化戦争以前に書かれた書物だというのだ。
鑑定は終わっていないが、内容は架空の物語を幾つかまとめたもの…いわゆる短編小説集のようなものだという。

さほど重要な書物ではなくとも、貴重な戦前の書物であることに変わりない。
私は、生まれる以前に滅びたその戦前の世界に思いを馳せていた…

4日目

私はとある開拓村に訪れていた。
開拓村の村人たちは旅人であるにも関わらず、丁重にもてなしてくれた。

そこで一晩泊まった後に開拓村を散策してみると、驚くべき事実を知った。食料、衣類、金銭…あらゆる物資が不足していたのである。
にも拘らず、旅人に対して丁重にもてなすのは恩義を貰った旅人から恩返しが来ることを期待してのことだった。

私は今後の旅に考慮しつつ、彼らに物資を少し分け与えた。
そして、こう付け加えた。

「私の財産が貯まり次第、この村に援助しに行きますから。」

5日目

6日目

7日目