シンポジウム「出版文化の今後と出版者への権利付与」 江口秀治氏の実況ツイート

公益財団法人 文字・活字文化推進機構 印刷文化・電子文化の基盤整備に関する勉強会 平成24年7月25日(水)14:00~16:00 シンポジウム「出版文化の今後と出版者への権利付与」 http://www.mojikatsuji.or.jp/benkyouopen.html 続きを読む
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江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

浅田氏:作家は社会バカで法律がどうのと言われてもわからない。友達も家族もいなくなると、担当編集者だけがいる状態(笑)。出版社、版元さんに何らかの権利がないと手も足も出ない、事故につながる。昨年米国企業と英語の契約書を結んだが、出版者がいなければなにもできず。

2012-07-25 14:48:59
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

植村氏:出版者への権利付与には賛成の立場。最後の頼りの出版社が何もできないという事態は回避すべき。また、出版社に権利を与えるというだけではなく、出版者のよくない点をあらためてもらい果たすべき役割を果たしてもらう点もある。議論を深めたい。

2012-07-25 14:51:08
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

佐藤氏:出版社の人間ということもあり、お二方と同様の意見。よくない点をただすべきという植村氏の意見にも同感。

2012-07-25 14:52:13
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

福井氏:3人とも賛成の立場で対立軸がない(笑)

2012-07-25 14:52:34
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

里中:別に対立軸がいるとは思わないが。また私自身はよい出版者に恵まれていい関係が築けていると思う。ただ出版社も慈善事業ではないから、若い人やもう必要がなくなった人に対しては冷たい。自著を電子書籍で出そうとしても、紙の本の出版者に塩漬けにされていることもある。

2012-07-25 14:54:49
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

里中:3分間という時間を過ぎているが・・・・・。紙の本をスキャンすることを出版者に無断でできないようにする、という話だったが、「著作隣接権」という広い権利の言葉が使われて困惑した、そこはさきほど桶田氏から「著作隣接権」という用語は広すぎるとの発言があったが。

2012-07-25 14:56:53
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

里中:海賊版対策や自炊対策としての点では必要性を認めるが、権利が強大化しないように、塩漬けなどの問題が生じないようにしてほしい。

2012-07-25 14:58:20
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

仲俣:ビックネームの中で恐縮している。海賊版対策という点では必要性を認めるが、自炊対策の点は賛同できない。自炊はグレーゾーンとは言え、ニーズがある。また、「出版社」ではなく「出版者」と広くする点、新規参入が容易になるかという点は懸念がある。

2012-07-25 15:00:00
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

福井氏:権利を与えるメリットとして「海賊版対策」、その効果について。

2012-07-25 15:00:36
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

植村氏:「海賊版」の定義。人のものを使って金を得ている点で正当化の理由がない。海賊版を訴えたときに、相手がなんで出版社がそこにいる?お前らにはなんの権利もないといわれる。

2012-07-25 15:02:29
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

浅田氏:中国が相手だと「権利」の意識でも差がある。「志が低い。あなたの600円の本を450円で売って多くの人が読んでくれるならそれを喜ぶべきだ」と。作家は太刀打ちできない。

2012-07-25 15:04:45
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

里中氏:あえて国の名は挙げない、みなさん察してください。浅田さんが作家では太刀打ちできないと言われたが、出版社が出て行っても同じ。日本の出版社が日本の法律で話をしても無駄。外務省等での対応が必要。

2012-07-25 15:06:23
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

福井:日本の著作権法の権利で外国を相手にしても効果がない、という点は確かにある。

2012-07-25 15:06:50
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

仲俣氏:小さい出版社に著者に代わっての対応を求めても現実には無理、そういったところはむしろ権利等要らないということになると思う。法律よりも、紛争処理機関での対応が現実的ではないか?

2012-07-25 15:08:35
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

植村氏:小さい出版社に過度の期待はできないというのはその通り。法律作って権利が入っただけでは何にもならない、権利処理機関、紛争処理機関等が重要。国家ではなく、業界が自分たちで決めて言う仕組み、小さいところをケアする仕組みが必要。

2012-07-25 15:10:48
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

福井氏:論点が出版社に義務を負わせるという話に移ってきたと思う。それなら要らないというところもあると思う。

2012-07-25 15:11:37
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

佐藤氏:全体を見る必要がある。隣接権としての良い点も見てほしい。昨日も書籍出版協会で議論したが、ADR(裁判外紛争処理機関)が必要だろう、理念だけではできず具体的に動く必要がある、全体が良くなるように動く覚悟はある。

2012-07-25 15:12:52
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

福井氏:義務を果たすためのサポートの点はどうか。

2012-07-25 15:13:11
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

植村氏:それぞれの出版社の商売なのですべて口を出していくということは難しいと思う。

2012-07-25 15:13:33
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

里中氏:出版慣行の透明化というと、今まで不透明だったのかということになるかもしれないが(笑)。著者の側も契約書をちゃんと読まないなどの問題もある。物申す人には特別ない契約書があるということもある。すべての作者と同じ契約を結べということではない、条件がまちまちであってよいのだが。。

2012-07-25 15:15:22
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

里中氏:しかし、まちまちであることは説明されず、こう決まっている、と言われて契約して不信感が募る。紙の書籍時代の慣行を引きずって電子書籍時代に行くのはよくない。作者と出版社が手を携えてきた面が素晴らしいが、一方で芽を摘まれたケースも多いと思う。

2012-07-25 15:17:05
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

里中氏:透明化、見えるかすることによって、チャレンジができる、ようにしたい。今回の提案は「著作隣接権」と思い込まれると困る、「出版物に関する権利」と言っているので、そこをきちんとしてほしい。

2012-07-25 15:18:31
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

福井氏:契約、ビジネスの点、透明化・見える化、ガイドライン=一律?の点、あたりはどうか?

2012-07-25 15:19:09
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

仲俣氏:契約、透明化の点はルールは透明化できると思うが、いくら払う?というところはそうはならないだろう。現実にはいくら払う、いつ払うとも知らされず、払われてから初めて知るということもある。

2012-07-25 15:21:35
江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

仲俣氏:著者、ライター=下請け、まったく身分が違う。駆け込み寺もたとえば原稿料を上げてくれは無理だろう。

2012-07-25 15:22:14