蛮天丸さんによる『幻想ハナガタリ』の感想

蛮天丸 @bantenmaru

『思い出のデタラメガール』 早苗可愛い（完）……実際、挿絵だけじゃなくて、本文でも可愛いと思わされますよね！こう、気張ってデート誘っておきながら失敗ばかりのもどかしさとか、ありがちではあるけどいざ描かれるとやっぱりグッときます。会長に振り回されるのもまた……ああいいなあ。

蛮天丸 @bantenmaru

でも、不思議なのは17歳という年齢設定。高校を卒業する年齢でもなく、入りたてでもなく。わりとこなれたあたりで「バラバラになる」という感覚が早苗にあるんだなあ、と。一年間高校であんまり馴染めなかった？と思わないでもないけど、会長がいるし、そこどうなんでしょう。やはり高二病？

蛮天丸 @bantenmaru

高二病……身に覚えがありますね、恐ろしいよ、自分がなんだか自分でないような、そんな感覚。この作品に出てくる早苗、なんとなくそんな部分があるような気がするんですけど、これって私の勝手な片思いなのかしら。

蛮天丸 @bantenmaru

ローズマリー……最後にぱっと出てきて「おあー」とシンプルに印象深い花です。で、ふと気づいて「早苗の思い出」のあたりをウロウロ探すと、完全に綺麗な思い出というわけじゃないなあと感じました。会長とのひとときにしてもね。むしろ思い出したくないことさえ混じってるように見えます。

蛮天丸 @bantenmaru

でも、そういうのをひっくるめて思い出して優しい気持ちになる、というのがすごくわかる。17歳だった自分に「デタラメ」とか言えるようになっているのも、早苗が大人になっちゃったということなのかなあ。これは現代っ子早苗じゃないと書けない話だと思います。やたらシンパシーありました、本当。

蛮天丸 @bantenmaru

あと、なんとなくスタンドバイミーを思い出したけど、まあこれは超ざっくりとした構造が似てるってだけで、雰囲気違うから比較するのはよくないな…