『幻影からの脱出』 感想ツイートまとめ

『幻影からの脱出-原発危機と東大話法を越えて-』 2012年7月20日 初版第1刷発行 著者: 安冨 歩 発行所: 明石書店 http://amzn.to/M5gaDt 続きを読む
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『魂の殺人―親は子どもに何をしたか』
アリス・ミラー
発売日: 1983/07
出版社: 新曜社
ISBN-10: 4788501732
ISBN-13: 978-4788501737

私ができるのは、つながりをはっきりさせること、つまり、大人の中にいる子どもに目に見えそして感じ取ることができるような形でお知らせすることと言ってよいでしょう。大人の中の子どもが、自分に起こったことは何だったのかを知らされないでいるかぎり、その人の感情生活は一部凍ったままですし、したがって子どもの傷と苦しみに対しても無感覚でいることになります。

Tetsuya Kawamoto @xxcalmo

『幻影からの脱出』 ヒトラーはよく夜中に目覚め、気が狂ったように周りじゅうを見つめ、「あいつがそこにいたんだ」と。そして子どものときに父親に殴られつつ回数を数えたように、突然数を数え始めた。父親による精神的外傷を忘れるために巨大な権力を手に入れても、彼の心は囚われたままだったと。

2012-07-19 23:27:44
Tetsuya Kawamoto @xxcalmo

『幻影からの脱出』 ヒトラーの話はとても怖い。子どものときに親の不当な支配に従うために自らを裏切った人が、どんな見せかけの人生を歩み、社会をどう腐らせてしまうか。まさにそれは、「東大話法」に生きねばならなかった人たちが、原発でこの世を滅ぼそうとしている現実と不気味に暗合している。

2012-07-19 23:35:33
Tetsuya Kawamoto @xxcalmo

『幻影からの脱出』 本書のヒトラーのエピソードひとつとっても、いろんな想像が独り歩きしてしまう。この本が「閉じていない」ことの証左だろう。私はこの話から、藤原新也が麻原彰晃の兄に取材した話を思い出した。兄によると、麻原は自らを水俣病の被害者と信じ、日々国への復讐心を養っていたと。

2012-07-19 23:47:23
Tetsuya Kawamoto @xxcalmo

『幻影からの脱出』 今回の原発事故は、市民に対する巨大な虐待行為であるともいえる。ある種の虐待により「東大話法」的な世界に逃げた人間が推し進めた原発が、さながらヒトラーのユダヤ人虐待さながらに、罪なき人たちに襲いかかる。そこからさらなる社会への復讐心が醸成されはしないのか。

2012-07-19 23:50:58

2012年7月20日

Tetsuya Kawamoto @xxcalmo

『幻影からの脱出』 そんな虐待や復讐心の連鎖により、もはやこの世界は発狂していると。もはや人としての生を忘れて幻影に生きる人たちが、どうすれば本来の生を奪還できるのか。そのための水先案内たりうる、いわば魂の海図といっていい得がたい本。病みきった今の世にとっての幸甚であろうかと。

2012-07-20 00:04:30
Tetsuya Kawamoto @xxcalmo

『幻影からの脱出』 この本、映画に例えるなら続編が最初の舞台設定を大きく超えて、巨大な世界観を獲得して観客を圧倒するケース。もちろん主題は一貫してるけど、そのテーマがこの世界の病理の本質に斬りこみうることを証明した。で、もう一点。タイトル、章立て、デザインともにかっこいいです。

2012-07-20 00:15:51

愚樵さん 『愚樵空論』

いのうえひろゆき @gushou

【ブログ更新】 〈跳躍〉の読書 ~『幻影からの脱出』 http://t.co/4BIsVHAc http://t.co/CK37fB8B

2012-07-20 00:19:48
いのうえひろゆき @gushou

『幻影からの脱出』。〈跳躍〉の読書http://t.co/4BIsVHAc などと感想を書いたが、この〈跳躍〉は華奢なものではない。巨象の軽やかな〈跳躍〉。軽やかなでも、衝撃は大きい。

2012-07-20 04:19:27

私の考えでは、今日の世界が抱える問題は、都心部の犯罪から大規模な戦争やテロ、満員の刑務所に到るまで、子どもから子供時代が奪われてきた、という事実の結果に他なりません。子供の心に宿る魔法、不可思議、神秘、純真こそが、創造性の種子であり、それが世界を癒すのです。私は本当にそう信じます。 私たちが子供から学ぶべきことは、子供っぽさではありません。子供と共にいることで、私たちは生命のより深い智慧へと導かれ、それは常にここにあり、生きられることのみを求めるのです。ここに、私たち自身の心のなかにあり、気づかれるべく待機している、解決策へと至る道があります。(267~268頁)

どどど @darkboysandmen

幻影からの脱出 - 株式会社 明石書店 http://t.co/uGiQvQJL 注文した。楽しみです。

2012-07-19 23:03:54
くまざわ書店八王子店 @kuma_hachiouji

◎本日の気になる新刊◎安冨歩「幻影からの脱出」(明石書店)…「原発危機と『東大話法』」の続編

2012-07-19 22:57:13
おもわずつぶやいてごめんな @tyottotyottone

安富歩氏著作「幻影からの脱出ー原発危機と東大話法を超えて」明石書店1600円を購入した(今日7月19日発売) 3回は読まねばなw( ̄▽ ̄;)w!!

2012-07-19 20:42:25
taiyaki @taiyaki1203

安冨歩先生の新刊、『幻影からの脱出』(明石書店)がジュンク堂池袋店にも入荷しております。1階エントランスにて「考えるんじゃない、感じるんだ〜魂の脱植民地化へ向けて〜」フェアで関連書とともに 展開中です。是非お立ち寄りくださいませ。

2012-07-20 20:53:22
明石書店 @akashishoten

7月22日、ジュンク堂難波店で、『幻影からの脱出』の著者、安冨歩さんのトークイベントが開かれます。 聞き役はジュンク堂難波店の店長、福嶋聡さんです。午後2時から。無料です。ぜひお越しください。http://t.co/SDspc5Qh

2012-07-20 14:50:17

2012年7月21日

大槻繁 @otsukishigeru

安冨先生の『幻影からの脱出』でたね。『原発危機と東大話法』も面白かったけど、こういう本質論は大事だと思う。饒舌なウィトゲンシュタインってな印象。

2012-07-20 10:00:28

『論理哲学論考』
ウィトゲンシュタイン
発売日: 2003/8/20
出版社: 岩波書店
ISBN-10: 4003368916
ISBN-13: 978-4003368916

Woven man nicht sprechen kann, daruber muss man schweigen. 語りえぬことについて人は、沈黙せねばならない。

いのうえひろゆき @gushou

安冨先生の新刊、『幻影からの脱出』。第三章田中角榮主義。マルクス史観の新展開のようにも読める。体制vs「反」体制 ではなく、vs「非」体制 となっているところがミソ。中国が田中主義を採用しているという分析も興味深いし、やがて破綻すると見ているところなど、マルクス的な視座を感じる。

2012-07-20 07:28:21
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