- kirinoocean
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デメリットとしては、民間人への誤射が考えられる。民間人への誤射によってその国の国民の多国籍軍への心象が悪化し、撤退を求めらることはリビアでもあった。また、事前に十分な見通しを立てない場合、ソマリアのように損害と負債だけを出して何もできずまま撤退と言うことにもなりかねない。
2012-08-03 02:33:50またリビアやソマリアでは国際社会の承認を得た人道的介入が実施されているが、現在シリアで行われている虐殺に対しては安保理における中露の反対から未だに介入は実現していない。このようにそもそも国際社会の承認を得ることが難しく、介入が遅れる場合がある。
2012-08-03 02:42:35また人道的介入を行う際、その人道に対する罪の背景、その地域の歴史等をよく踏まえた上で、軍事行動の正当化要件(http://t.co/cRTxzLtS)に基づいた作戦行動が行われなければ、闇雲に犠牲を出すばかりではなく、介入後のその地域の状況を悪化させることに繋がりかねない。
2012-08-03 02:50:39他に「人道的介入」の乱用が問題となる。現在人道的介入は国連安保理による承認が無ければ禁止されているが、国民の保護と称して自国に利益を誘導するために派兵した例は過去に多い。また、行き過ぎた介入はその国への内政干渉となる可能性があり、介入は限定的である必要がある。
2012-08-03 02:51:29以上のように、経済制裁、人道的介入の双方に実績があり、またメリット・デメリットがある。どちらだけを使えばよいというものではなく、双方のベストミックスが最も有効であると考えられる。
2012-08-03 02:56:20実効性、即効性の観点からも両者は性格が全く違い、どちらか片方のみの運用では無理がある。基本的に人道的介入は正当化要件にもあるように最後の手段に留めるべきではあるが、手段として否定するべきではない。
2012-08-03 02:59:26でだ。どこぞに人道的介入において正当化要件が達成されるのは理想論であると言われた方がいるようだが、リビアでの人道的介入を見る限りではほぼ達成されている。それは本当に理想論なのか?逆に、即効性・実効性の無い経済制裁で人道に対する罪を停止させるということの方が非現実的だろう。
2012-08-03 03:03:30まぁ、実際に正当化要件は達成するのが難しいでしょうねぇ。さっきも呟いたように、人道的介入の問題点の一つに国際社会の承認を得ることが極めて難しいことが挙げられるからだ。リビアの例では確かに正当化要件はほぼ達成されているが。
2012-08-03 03:16:23