兎虎・夏祭りラリーSS

かよ『たなとすん』 @Kayo_Albarose

@hxxexxy そそ。バディで夏祭り(*´◡`*)　バニーちゃんがこういうのに慣れてないからおじさんがリードしてあげるの。至近距離の打ち上げ花火に口ぽか～んと開けて眺めるバニーちゃん可愛いなっておじさん隣でニコニコなの。うっかり金魚掬いして金魚飼うことになっちゃうの。チョコバナ

かよ『たなとすん』 @Kayo_Albarose

@hxxexxy 綿菓子の袋がHEROでちょっと足を止めて眺めてるんだけど、「バニーちゃんの袋がいちばん売れてる」「虎徹さんののも…男性が買ってますね…」ってバニが軽く不機嫌ｗお面屋で互いのHEROマスクを買おうか、でもお忍びで来てるのに目立たないかって買うの迷ったり、チョコバナ

かよ『たなとすん』 @Kayo_Albarose

@hxxexxy チョコバナナ屋で「俺、これ好きなんだよね～っ♪バニーも食う？」「…じゃあ、そのイチゴを…」「おっけーっ」って、手渡されたチョコ掛け苺を口に持ってくことも忘れて虎徹さんのチョコバナナモグモグに熱い眼差しを送るバニーちゃん。視線に気付いてその理由に思い至り赤面する虎

牛歩 @uraheyufaura

@Kayo_Albarose むふむふ///その光景が目に浮かぶっｖｖ　虎徹さん、チョコ…口の端についてますよ、と指で拭ってその指をペロリなバニー。

かよ『たなとすん』 @Kayo_Albarose

@hxxexxy 「甘いですね」「っだ！…お前こんなとこでそういうの止めろよな」　己の言動に顔を赤くさせ、こそっと言葉を零した虎徹の尖らせた唇が可愛らしくて、バーナビーはふっと微笑んだ。　「ほらっ、バニーもソレ食っちまえよ。甘いもんの次はしょっぱいもんがイイよな」ワザとらしく話を

牛歩 @uraheyufaura

@Kayo_Albarose ワザとらしく話をそらすものの、完全にバーナビーを意識してしまった虎徹は居心地が悪そうにしながらも別の露店へとバーナビーをいざなう。「次…焼きそばとイカ焼きとどっち食う？」

かよ『たなとすん』 @Kayo_Albarose

@hxxexxy 「イカ焼き…は、ちゃんとイカを焼いてるですね。美味しそう」「あ、蛸焼きとか鯛焼きの話し？」虎徹の緊張を察してバーナビーは話題を変えてやった。けれど、根底では変わることの無い欲を灯したままで…今だって串に刺さったものを齧り付く彼の姿を見たい気持ちばかりでそちらを選

牛歩 @uraheyufaura

@Kayo_Albarose んでしまう。「美味しそうですね…」「うん？美味いよ、バニーも一口食べる？」僕が美味しそうと言ったのは貴方の事ですよ。そうハッキリと言って今すぐにでも人気の少ない暗がりに連れていけたら。そんな事ばかりを考えているバーナビーの耳にドォオンと花火の音が飛び

かよ『たなとすん』 @Kayo_Albarose

@hxxexxy 込んできた。爆発音に一瞬はっとするが直ぐに事態を把握してバーナビーは上空を見上げる。続けて上がる大輪の花に、見物する人々の口からわっと歓声が上がる。あまりにも見事なその光景にバーナビーはひと時全てを忘れ、呆けたように見入っていた。合間の小休止に入った所で漸く我に

牛歩 @uraheyufaura

@Kayo_Albarose 返り、すっかりと虎徹の存在を忘れていた事に気が付き慌てて隣を見遣ると、そこには花火の光と同じくらいに瞳を輝かせて上空を見上げている恋人の姿が。

かよ『たなとすん』 @Kayo_Albarose

@hxxexxy バーナビーの視線に気付いて虎徹がこちらを向く。「すげぇよな。ここの花火でっかくってさ、何回見てもわくわくする」満面の笑みで己に笑いかける虎徹。毒気を抜かれた気分でバーナビーは頷いた。「はい…正直驚きました」「だろ？来て良かっただろっ」言葉を受けた虎徹が上機嫌に笑

牛歩 @uraheyufaura

@Kayo_Albarose うと、バーナビーの手を引いて突然人混みを避けるようにして歩きだした。「虎徹さん？」どうしたものかと追いかけるものの虎徹は無言のままだ。やっと人混みを抜けて人気のない場所まで付くと虎徹はぼそりと呟いた。「なあ花火もういい？」「え？」顔を覗き込むと

かよ『たなとすん』 @Kayo_Albarose

@hxxexxy 彼は頬を赤らめ言い難そうに目を逸らす。「…あ…あの…な、その…」虎徹はもじりと上目使いにバーナビーを見ると、察しろと言葉を吐いた。何がどう作用するか分からないものだ。バーナビーが我を忘れて花火に見入っている間、彼は呆けたその横顔を見ながら気分を高揚させていたらし

牛歩 @uraheyufaura

@Kayo_Albarose い。「もうお祭りはお終いでいいんですか？」虎徹が察しろと言った内容を理解したバーナビーは柔らかい笑みを浮かべながら確認を取る。ぎこちなく顔をそむけながらもコクリと頷いた途端に虎徹の身体が浮き上がった。「わっ！」バーナビーが虎徹の身体を抱き抱え

かよ『たなとすん』 @Kayo_Albarose

@hxxexxy て能力を発動した。「何で！？」慌てて己にしがみつく虎徹を腕に、バーナビーは地を蹴る。いくら人気が無い場所とは言えあんな場所でことに及べば、いつ何時同じ目的で人目を避けたカップルの目に留まるか知れない。自分はともかく、虎徹のあられもない姿を他人に晒すなど許し難かっ

牛歩 @uraheyufaura

@Kayo_Albarose たバーナビーは、己の能力を遺憾なく発揮した。あっという間に人目の付かない雑木林まで跳躍し着地すると驚きの表情でしがみついていた恋人をそっと地面へと降ろした。「虎徹さん、ここなら誰の目にも留まりません。どうしますか？…僕は今すぐ貴方が欲しい」「バニー

かよ『たなとすん』 @Kayo_Albarose

@hxxexxy …こんなことの為に能力使うな…」文句を零す言葉とは裏腹に、虎徹の腕はバーナビーの首へと回される。「すいません、急いでいたのでつい」いまだ青く発光する己に寄せられる温かな体を愛おしく抱き、キス待ち顔な彼の唇に己のソレを重ねた。色付きの光の後にどぉんと響く花火の音が

牛歩 @uraheyufaura

@Kayo_Albarose 鳴り響く。しかしもう二人の耳に花火の音は入っていなかった。だんだんと荒くなっていくお互いの吐息と衣擦れの音だけを敏感に耳が拾い上げる。ゆっくりと唇を離すと互いの間にキラキラと光る糸が引いた。「バニー、その…ここで最後まで…？」恥じらいながら聞く虎徹に

かよ『たなとすん』 @Kayo_Albarose

@hxxexxy 「いけませんかと」問い返す。「いやじゃ…ねぇんだけど…何の用意もしてねぇから…」着衣の上からバーナビーの手に体を弄られ、虎徹の体がひくんと跳ねる。「大丈夫ですよ。あなたは何の心配もしないで、唯気持ち良くなっていてください。後は僕に任せて」「……ん」

牛歩 @uraheyufaura

@Kayo_Albarose バーナビーの手が虎徹の背中に添えられ、ゆっくりと身体を草むらへと横たわらせる。「あ…」「どうしました？」「ん…上見てみ」言われるがままにバーナビーが夜空を見上げると、そこには花火の火花の欠片が散りばめられたかのように満天の星空が拡がっていた。

かよ『たなとすん』 @Kayo_Albarose

@hxxexxy 「キレイだな」「ええ、本当に…」バーナビが再び虎徹を見ると、彼は目を眇めて微笑んでいた。「お前も…キレイだ…」「えっ」バーナビーの青く発光していた体から光が消える。「バニー、お前はキレイだな」　そう言ってふうわりと、夢見るように笑む彼の方こそ美しいとバーナビーは

牛歩 @uraheyufaura

@Kayo_Albarose 思った。「虎徹さんの方こそ…」そう続けようとした言葉は虎徹の唇によって吸い取られた。「んっ…ふ…」珍しく積極的に口づけてくる恋人にバーナビーは目元を緩めると、身体を密着させてお返しとばかりに舌を甘く噛んでやる。「ひゃっ！」驚いた虎徹が

かよ『たなとすん』 @Kayo_Albarose

@hxxexxy 声を発するが、その声ごと取り込むようにして咥内を蹂躙してやる。彼がそう望んでいるから…そして自分もまた…。「…ん…はぁ…」口付けを続けながらバーナビーは虎徹のシャツの裾をたくし上げ、すべらかな彼の素肌を両手のひらで撫で回した。「ふっ…」感じる箇所に触れる度に虎徹

牛歩 @uraheyufaura

@Kayo_Albarose は身体を震わせた。「俺、バニーとするキス好き…」うっとりと呟く虎徹にバーナビーも微笑んで応える。「僕もです。このままずっと唇で繋がって居たいって思います」「…口だけ？」虎徹がそれだけで満足できるのかと言いたげに口を尖らせて上目遣いに睨む。「まさか

かよ『たなとすん』 @Kayo_Albarose

@hxxexxy 、あなたを目の前にしてそれは有り得ませんよ。あなたの全てにキスしたい…愛してます、虎徹さん」熱っぽく語って彼の目元にキスを落とした。言葉に満足の笑みを返し、虎徹が催促するようにバーナビーの頭を抱き寄せる。「バニー…」吐息と共に吐かれた己の愛称は、甘く狂おしくバー