「顧客が間違っていると説教してモノが売れるんなら売ったら良いと思う」

現代における「議論」の位相は? -感情と理論武装と、バトルないし議論と、折伏ないし止揚と-- 現代社会における左翼的、あるいは共産主義的な考え方を、社会心理学的に考える。-
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渡邊芳之 @ynabe39

やっぱり子供部屋には「いやいやえん」と「ぶたぶたくんのおかいもの」は常備しないとな。

2012-08-05 10:04:15
渡邊芳之 @ynabe39

@clock_one 世界は論理的に構成などされていないことを知らせておかないと。

2012-08-05 10:12:00
渡邊芳之 @ynabe39

異教徒と剣で闘ったら相手が銃を出してきて負けた時に「自分の信仰が間違っていた」と思う人はまずいないわけで,「次はこっちも銃で戦おう」「銃より強いものを持ってこよう」と思うだけだ。

2012-08-05 10:55:47
渡邊芳之 @ynabe39

「感情を論理化するための理論武装」を個別に論破したところで感情はそのまま残るか,むしろ前より強くなってしまう。感情の対立そのものを直接調停しないとならない。

2012-08-05 10:59:09
渡邊芳之 @ynabe39

「理論武装」はあくまで「感情を守るための手段としての武装」なので,その武装を打ち破ったところで相手は別の武装を考えるだけだ。

2012-08-05 11:00:49
渡邊芳之 @ynabe39

「不便になったり貧しくなったりするのはいやだ(から皆である程度の危険は甘受しろ)」というのと「なにしろ危険なのはいやだ(から皆である程度の不便や窮乏は甘受しろ)」というのを調停する方法は「ほどほど便利でほどほど安全な妥協点」を提示して双方を説得する以外にないと思う。

2012-08-05 11:07:03
@imfrightened

商品と思ったら良いと思うこと多々。顧客が間違っていると説教してモノが売れるんなら売ったら良いと思う。だからか旧来運動家は商業自体が嫌いよなー。 QT @ynabe39 「理論武装」はあくまで「感情を守るための手段としての武装」なので,その武装を打ち破ったところで相手は別の武装を

2012-08-05 11:07:14
渡邊芳之 @ynabe39

これはほんとだなあ。

2012-08-05 11:07:41
渡邊芳之 @ynabe39

@strangehorns そうであれば理論の正誤はむしろ「味方陣営内部」で論争して確認すべきことだろうと思います。

2012-08-05 11:20:35
渡邊芳之 @ynabe39

大きく見た時にはすでに状況は妥協に向かって確実に動き出しているとは思う。

2012-08-05 11:25:44
渡邊芳之 @ynabe39

@soft_HAT 「妥協する気がない」のではなくて「妥協できない理由がある」のだと思います。説得する必要があるのだったらその「妥協できない理由」を解きほぐすしかない。それも「論破」ではない方法で。

2012-08-05 11:28:37
渡邊芳之 @ynabe39

@strangehorns それを「自分と対立する立場の人々にぶつける」ときにはもっと強い感情のバイアスが,それも双方にかかると思います。「相互批判による止揚」というのは優れて左翼的な考え方で,そんなのうまくいかないし殺し合いにしかならないことは歴史によって示されています。

2012-08-05 11:35:38
渡邊芳之 @ynabe39

「論理的に議論して間違いを見つけていくと双方が正しい答えにたどり着く」なんてことは学問でしか起きないし,学問でもそう簡単には生じない。左翼思想の大きな問題点は学問の流儀を現実社会に安易に応用したことだと思う。

2012-08-05 11:37:32
渡邊芳之 @ynabe39

「自分は左翼ではない」と思っている人でも「考え方のパターンが左翼的」「対立の解決のしかたが左翼的」「目指している社会の本質が社会主義的」ということはすごく多い。「共産主義の時代」はまだ終わってはいないと思う。

2012-08-05 11:40:32
明宏訊 @aliceizer

共産主義は悪?QT @ynabe39 「自分は左翼ではない」と思っている人でも「考え方のパターンが左翼的」「対立の解決のしかたが左翼的」「目指している社会の本質が社会主義的」ということはすごく多い。「共産主義の時代」はまだ終わってはいないと思う。

2012-08-05 11:43:51
渡邊芳之 @ynabe39

@aliceizer 個人的には悪だとは思いませんが,いまの社会は基本的にそれを悪としたのだと思います。しかし実際にはとくに「社会改革」を求める人々の考え方や行動や目標は共産主義と大きくは変わらないと感じます。「共産主義は終わった」と信じているだけ。

2012-08-05 11:46:29
渡邊芳之 @ynabe39

「根拠が感情」なのはあたりまえ。むしろ感情的根拠を持たないことを言うこと自体が特殊。

2012-08-05 12:23:36
渡邊芳之 @ynabe39

1990年代以降の社会心理学で「感情」がすごく重視されるようになったのは「社会的行動をドライブしているのは感情だ」という共通認識による。進化心理学でも感情の進化は重要なテーマ。

2012-08-05 12:59:14
渡邊芳之 @ynabe39

もともと社会心理学と進化心理学の興味はすごく重なる。どちらも最初から統計的な存在としての人間を考えるし,心的概念が人の行動を説明するとは考えていない。

2012-08-05 13:01:16
渡邊芳之 @ynabe39

進化心理学的な志向を強く持っている心理学者は(進化心理学そのものが専門という人以外では)社会心理学者が多いと思う。

2012-08-05 13:03:44
渡邊芳之 @ynabe39

面白いのは同じように遺伝的・生得的なものを重視する立場でも行動遺伝学と進化心理学は多くの問題でそれぞれあさっての方向を向いていること。

2012-08-05 13:04:54
渡邊芳之 @ynabe39

@fudesakisanzun 多くの場合は「(生理学的な意味での)情動の喚起」と「それに与えられる言語的ラベル」とに分けて考えられると思います。情動の喚起自体は実証研究では生理学的に測定されることも多いです。

2012-08-05 13:06:49
渡邊芳之 @ynabe39

@daihiko 行動遺伝学にも「個人差の心理学が科学になるかもしれない」という期待が寄せられているでしょうね。

2012-08-05 13:09:14