ニンジャスレイヤーガイド ＃３

ニンジャスレイヤーガイド @njslyr_guide

なにしろ義に厚く、奥ゆかしくて、優しいけれど怒れば恐い、頼れるニンジャだ。登場エピソードでは、受けた攻撃をエネルギー・スリケンに変換して返す特殊なジツを用いたトリッキーかつ激しい戦闘が展開する。ヤモト・コキとの会話のやり取りにも注目だ。

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

ドブッ……ドブッ！ゴトーの背後で暗黒物質が沸騰しながらせり上がる。「汚ねぇだろォ！汚ねぇなァー！へへへへ！まるでアンダーガイオンの掃き溜めだな！最高じゃねぇか！」「アイエエエエエー！」ゴトーのそばにいた弁護人、法廷警備員がまず犠牲になった！黒い液体は容赦なく彼らを包み込む！

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「娘は……娘はどうか」ランペイジの出てきた手術室から片足を引きずって現れた医師を、デスドレインは見た。血で汚れた床を黒い暗黒物質が流れ滑り、即座に医師を捉えた。身体に絡みつき、首を吊り上げる。「アバッ、アバッ」「アバッ！アバッ！へへへへ！」デスドレインは口真似をした。9

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「おいてめェ！名乗れよ。俺はデスドレインだ」ニンジャスレイヤーを指差す。手負いだ。「ドーモ。デスドレイン=サン。……ランペイジ=サン。ニンジャスレイヤーです」ニンジャスレイヤーはアイサツした。そしてジュー・ジツを構えた。「ニンジャ殺すべし」「アァー？できンのかァクソ野郎！」 53

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◇デスドレイン◇死刑判決を下されたその場でニンジャとなり、居合わせた者を皆殺しにして逃走した凶悪な殺人鬼、最低最悪の邪悪ニンジャ、それがデスドレインだ。黒い不定形の液体を意のままに操るアンコクトン・ジツで非道の限りを尽くす。老若男女、ニンジャ、非ニンジャ、一切の区別無し！

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彼のエクストリームな凶悪行為には一切の歯止めがかからず、その悪運と生命力でしぶとく生き残る。運の尽きは果たしていつなのか？彼の邪悪な「自由」はいつまでもつのか？

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「アー、モシモシ、面倒が発生だ。対象は捕獲したが、問題が二点。デッカーが居合わせた。無力化したが、増援可能性を確認してくれ。それからもう一点。大変な面倒だ。……ニンジャスレイヤーだ」ブラックヘイズは目の前の敵を睨みながら、「そうだ。こいつも殺るならインセンティブは追加扱いだぞ」

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「殺し続けた先に何がある？その憎悪の源は何だ？知りたいものだな」「先など無い。なにも無い」ニンジャスレイヤーは答えた。「オヌシは無駄話が好きなようだな」メンポに彫られた「忍」「殺」の文字が天井を漂うヒトダマの青い光を受けた。ブラックヘイズは笑う。「そうとも。俺はおしゃべりなんだ」

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「より大きな檻、より長い鎖」ブラックヘイズが言った。「入れ子構造のジゴクさ、この世ってものは……檻を破れば、また少し大きい檻の中に自分を見出す。マジックモンキーもブッダの掌から出られはしない」「……」「思想、闘争、役割、与えられるまま流されれば、お前の世界はジゴクのままだ」 23

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◇ブラックヘイズ◇敵を蜘蛛の巣のように捕獲するヘイズ・ネットと葉巻爆弾を用いる傭兵ニンジャ。確かな実力と引き際をシビアに見極めるドライな判断力で、ニンジャスレイヤーとの戦闘を何度も生き残っている。優先事項は第一に命、第二がカネだ。

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己のビジネスから無駄な感情、情緒を排除したがる一方で、折に触れては何かと語らずにいられない性分は、その反動か。一筋縄では行かない男なのだ。

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「ゲボ！ゲボーッ！」シルバーキーはベッドから飛び降り、血反吐を吐いた。そしてオジギした。「ドーモ、はじめましてニンジャスレイヤー=サン。俺があんたを呼んだんだ。俺がシルバーキーだ……こんな有様で済まねえ……助かった」「……」シルバーキーは床を見渡し、「俺のメンポはどこだ」 65

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「攻撃第二波！やれ！」レッドゴリラが拡声器に叫ぶ。ナムサン！路地に面するビルの屋上にも大量のアサルトヤクザだ！「ザッケンナコラー！」銃弾の乱射！「シルバーキー=サン！テレパスせよ！」ニンジャスレイヤーが叫ぶが、「アイエエエ！」漢字サーチライトに照らされたシルバーキーは戦闘不能だ！

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「俺はケチな鍼灸師だよ」「……」ニンジャスレイヤーは瞬き一つせず、シルバーキーに凄味のある無感情な視線を据えている。「俺は……ニンジャで、力を使って鍼灸師をしていた」「ニンジャが？」「アイエッ、おかしいのかい？ニンジャ的に？その、事実を知ったのはさっきで」シルバーキーが慄く。 5

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「ドーモ、サージョン＝サン。シルバーキーです。オ……」シルバーキーはオジギし、頭を戻す勢いで回転ジャンプ！サージョンを飛び越しにかかる！目指すは玄関ショウジ戸！「オタッシャデー！グワーッ！」ナムサン！当然のごとくサージョンは垂直ジャンプしこれを阻止！飛び蹴りインターラプト！　13

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◇シルバーキー◇見ての通り三流の佇まいを隠しもしないニンジャであるが、その真骨頂は、他者のニューロンに潜行する特殊なジツにある。やる時はやるニンジャなのだ。侮ってかかれば後悔する事になるだろう！

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なおも降って来るアサルトヤクザ達！地上のヤクザも同様に、泡を吹いてのたうちまわっている。全滅！一瞬にしてクローンヤクザ全滅である！「何が起きた！？ふざけるな！」「俺だ！」反対側で颯爽とアイサツする者あり。バシダの傍らで己のこめかみに指を当てている。「ドーモ、シルバーキーです」

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だが！「グワーッ！？」悲鳴を上げたのは……パープルタコである！「なんだこれは……なんだこれは！」ヒュプノ・ジツを阻害されたパープルタコが悶える！「俺だ！」見よ、それはシルバーキー！床に膝をつき、己の両こめかみに人差し指と中指を当てている。両目と鼻から血を流す壮絶な有様！ 37

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「あンたちょっとウカツだぜ！ゲホッ！」シルバーキーが咳き込む。「精神攻撃やるなら気をつけねえと……ファイアーウォールが開いちまうぜ。俺もいい勉強になった。あンたと触れ合うのも三度目だしな」「アアアーッ！」そして再度踏み込むニンジャスレイヤー！ポン・パンチ！ 38

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……ニンジャスレイヤーがポン・パンチを出したところで、本日のガイドを終了したい。これでも登場ニンジャのほんの一部だ。読んでみれば、おそらく貴方の好きなニンジャがどこかに見つかるのではなかろうか？その存命までは保証できないが！（文責・ニンジャスレイヤー翻訳チーム）@njslyr