@kimkeio先生の恋愛寺子屋

ジョン・キム @kim_firenze

そのため一人の相手がその全ての形態の美しさを併せ持ちさらに時と場所そして状況に応じて使い分ける能力を有しない限りひとは新しい愛を求めるようになる。それを実際の行動に移すかどうかは別だか。

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愛は美しさを求める行為でその美しさは欲望を満たせる能力を有する。世には複数の美しさの形が存在しそれらは時に相反する場合がある。ある時は相手の優しさから美しさを見出すがある時は相手の厳しさから美しさを見出すように。

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乙女の動揺する心の中には恋と羞恥心の恐ろしい闘いが果てしなく続く。そこには遊戯としての恋愛を楽しめる余裕など存在しない。

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理性は恋愛経験によって得られる快楽というものに対し羞恥心を感じさせるのに対し感性は快楽に対してより寛容で時にはそれを追い求めることを後押しさえしてくれる。社会性が求めれる社会や組織であればあるほど両者の明確な分離は強く求められる傾向がある。

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人間は歳をとるにつれ多様で深い欲望を覚えていく。通常十代より二十代の方が二十代より三十代の方がより熱い情熱を持って相手を愛することが出来る。もちろん年齢以外に恋愛経験の度合いや経験の濃度といった変数にもよるのだが。

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女性は恋愛経験を積み重ねるにつれ恋愛相手を思う通りにコントロールする能力を徐々に身につけられるが一方で若く純真な頃に持っていた恋に対する憧れや夢見る想像力も悲しいことに同時に退化していくものだ。

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前者は通常女性が少ない恋愛経験によって自然に表出される態度であるが後者は先天的でない限り複数の恋愛経験による試行錯誤からしか身につけることの出来ないスキルである。こうした男の本性が理解できると女性は経験の度合いや年齢に関係なく男を虜にすることが出来る。

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男というのは身勝手な動物で恋愛対象の女性に対し純真さやあどけなさを求めると同時に男の気持ちを素早くそして的確に把握し配慮してくれることをも期待する。

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恋愛経験の浅い内は恋愛の純度で幸せをはかるが恋愛経験を積み重ねていくと純度以外の複数の尺度があることに気づくもので相手によってその尺度を使い分ける悪い癖が付く。前者から後者への転換は時間の経過や主体の社会化で容易に行われるが後者から前者への転換は希望しても滅多には実現しない。

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従って大人の恋愛というものに真の純愛は成立しにくいものとなる。たとえ成立するとしてもそれは片方の意識的な努力の結果として相手に純愛と思わせることに過ぎずその片方にとっては上記努力をする時点で純愛では無くなる。

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恋愛においては全ての疑惑に対する真実究明は不可能でその究明を追求しすぎること自体が相互の信頼関係に重大な問題を引き起こすことがあるため、いわゆる大人という人は疑惑の一部は自己の心の中に残したまま相手には明示的な真相究明を求めようとはしない。

ジョン・キム @kim_firenze

始まる前もその最中も終わった後も不快の思いの一切無い恋愛を演出する(その演出が意識的であれ無意識的であれ)のは至難の業。恋愛の進行の道のりには何かしらの疑惑が介在する場面が必ず生まれるものでその疑惑が真実かどうかに関係なく繊細な恋愛感情に傷跡を残すことになる。

ジョン・キム @kim_firenze

永遠なるβ版としての恋愛：次の展開が簡単に読めてしまう恋愛は結果を知らされた上でサッカーの録画放送を見ているのと同様に刺激がなく知的にも面白くない。明示的であれ暗黙的であれ予測不可能な要素を二人の関係性の中に投下し良い意味での関係性の継続的なバージョンアップをはかるべきである。

ジョン・キム @kim_firenze

そういう意味では相手を完全に理解・統制・支配するのもそうされるのも避けるべきである。生き物としての相手と生き物としての恋愛を受け入れることが出来たときはじめて統制できない状況に対する不満や不安そして焦りから解放されていくのだ。

ジョン・キム @kim_firenze

相手の言動が完全に予測できることによる安心感より例えば８割は予測できるが予測しきれない２割という意外性とそれによる刺激が枯れていく愛を潤すのである。

ジョン・キム @kim_firenze

恋愛には安定性より刺激性が大事？：以心伝心というのは家族関係や友人関係においては素晴らしい言葉だと思うが恋愛関係においてはマンネリを表現しているように思えてならない。

ジョン・キム @kim_firenze

過程を大事にする女性のこうした傾向を男性が理解した場合は性急な言動は回避され言葉によるケアや適度なペースのマネジメントが出来るようになる。男には自分のペースを相手に対し無神経に押しつけるのではなく相手のペースを理解し歩調を合わせられる余裕と思いやりがほしい。

ジョン・キム @kim_firenze

仮説「恋愛における男性は目的志向で女性は過程志向である」恋愛において多くの男性は目的達成のためなら過程は省略しても良いと考えその結果言動が性急になりがちだが、一方で女性は目的地に辿り着くまでのステップ一つ一つに意味づけを行い自分や相手の気持ちを言葉を通じて確認したがる傾向がある。

ジョン・キム @kim_firenze

一人の恋愛相手への愛情の方が世の中の人々への愛情を全て合わせたものより大きい場合、そしてだった一人のために世の中を敵に回せる決断が下せる場合、その愛は限りなく美しい。

ジョン・キム @kim_firenze

それは自ら世の中を差別した仕打ちを受けるようなもの。つまり世の人々を平等に愛するのではなく、特定の恋愛相手とその他の人々に対し愛情供給面での徹底的な差別をはかるため結果的に世を敵に回す状況を招くのだ。

ジョン・キム @kim_firenze

恋する者は自分のみが世の中の秩序から閉め出された孤独感を味わうものだ。

ジョン・キム @kim_firenze

今日付けで恋愛寺子屋広報責任者に任命します。 RT @shunsukee: そしてすでに250PV突破。すごい@kimkeio先生！ RT @togetter_jp @shunsukee の@kimkeio先生の恋愛寺子屋 http://togetter.com/li/35657

ジョン・キム @kim_firenze

男女の恋愛関係というのは今まで前例の無いそして宇宙の中でも唯一な関係であるはず。その限りない希少性や絶対的な偶然の一致を台無しにするのが無神経な言葉や安易な行動による二人の関係性のステレオタイプ化である。二人の関係性を常に特殊で唯一なものにするためにも緊張感のある関係が望ましい。

ジョン・キム @kim_firenze

恋愛をする男女は相互に対し世俗的なイメージを与えないように発する言葉や起こす行動に常に細心の注意をはらう必要がある。二人の関係の独自性を阻害するような無神経な言葉や行動はその恋愛関係の必要不可欠さを薄めその関係の代替可能性を高めるものである。

ジョン・キム @kim_firenze

恋愛の初期段階では「相手の実態」よりも相手に関するほんの少しの実態を材料にして作り上げられた「相手のイメージ」に恋をする傾向がある。そのとき恋愛主体は気まぐれな脚本家として不器用な舞台演出家として自ら主役として抜擢した恋愛相手と自分との関係性を演出しようとするものだ。