電子出版ははたして儲かるのか?
自分の結論は「電子出版は儲からないので今後マンガの値段が2~3倍に跳ね上がる」。 / 電子出版ははたして儲かるのか?: たけくまメモ http://htn.to/5busup
2010-07-16 10:18:44なぜなら電子化により全国の「街の小さな本屋さん」が潰れて、そのことにより中小小売が持っていた「在庫のバッファ」が機能しなくなり製作コストを回収するためにかえって販売価格を挙げなければならなくなるからだ
2010-07-16 10:20:48http://bit.ly/djdOCp ←HGUCの価格に注目 自分がこう思ったのはガンプラがそうなっているから 00年代初頭から大手家電量販店がガンプラを3割引価格で扱いだしそれと前後して街の小さな模型屋が続々閉店していった 2005年頃からHGUCは急激に高額化している
2010-07-16 10:23:44中小小売の「棚」にあることで実際の市場規模以上にメーカーの製品が出荷され、そのことで見かけ上の規模が拡大化し、それによって製品1個あたりにかかるコストが少なくて住んでいた部分はあると思う
2010-07-16 10:25:27中小小売がなくなればそういう「棚」によるバッファ機能がなくなり、市場規模は縮小、その縮小した市場でコスト回収するためにメーカーは多品種高付加価値高価格路線に向かわざるをえなくなるとおもう
2010-07-16 10:27:06似たようなことは電子書籍にも起こりうる。市場のリアルタイムの実需要以上の需要を産めない電子書籍により漫画市場は縮小、縮小した市場で利益を上げるには(マンガに限って高付加価値路線はやりにくいので)多品種高価格にならざるをえないので
2010-07-16 10:30:07電子書籍によって一時的に書籍の価格が安くなる現象は出てくるだろうがやがて書籍全体の価格が上がりだすと思う ガンプラ見てみろ、HGUCのZZちゃんとかヨドバシ3割引+10%ポイント還元使って旧HGの定価の1.5倍だじぇ 今にマンガもそうなるんでないの
2010-07-16 10:33:23あと電子書籍化でやってくヒントの一つとしてこれとか。とにかく圧倒的なほどの多品種&バラ売りで客の需要を喚起。「あそこに行けば何でもそろう」という需要喚起によって価格競争に陥らずに戦い抜く戦略。 / ロングテールをリアルに実践〜九州に“凄… http://htn.to/aS5n5E
2010-07-16 10:39:29そして漫画で「多品種ニッチ狙い(←「高付加価値」なら今の商業漫画は十分それをやってると思うので)高価格」を考えると…アラッ、コミケがそれにあるワ!?…考えれば考えるほど電子書籍って現在のマーケットでこのセンセイきのこる要素がない気がしてきた
2010-07-16 10:44:43こういう同人誌即売会で電子書籍頒布はアリだと思う。紙だと15種の既刊なんて卓に置けないしそんな大量の既刊、売れ残った在庫を持って買えることを考えると寒気がする / 5時間で1400部以上売れた電子書籍:日経ビジネスオンライン http://htn.to/6r94Rk
2010-07-16 10:48:35でもこれ、15種の既刊の構成のべ執筆陣32名、1部あたりの単価100~300円、しかも15種全部買った方はオール100円…って形式で頒布してるんだよね 一般参加者数2,400名の同人イベントで「5時間で1,400部売れた」ってタイトルは刺激的だけど商業ベースでは成立できないでしょ
2010-07-16 10:51:44同人誌でならむしろ可能性は高まるアプローチだとは思いますよ>電子書籍 そんなわけで商業出版は電子書籍の伸長により今後ジャンプコミックス980円から マイナー雑誌のコミックスは3,000円から、みたいな世界に入っていくと思うのでした
2010-07-16 10:54:20横レス失礼。電子書籍について面白い見解を書かれていますね。しかし、本当に中小小売店は潰れるでしょうか?そうは問屋がおろさない気がします。本屋だけに。@testa_kitchen
2010-07-16 10:41:37@kamisiroyuuki はじめまして。僕はヲタなのでヲタの視点でしか業界展望が出来ません。「価格破壊」が始まったことで逆に市場が縮小してかえって単品アイテムの高額化が始まったというケースを模型界でリアルタイムで体験したので単純にそれを当てはめました>電子書籍
2010-07-16 10:59:05はじめまして。面白そうなことを書いてらしたので、議論をふっかけさせていただきました。よろしければお付き合いいただければと思います。@testa_kitchen
2010-07-16 12:14:10さて、電子書籍化による書籍価格が上がる可能性について、てすた厨房さんは、「模型業界」の事例を上げています。しかし、模型業界と書籍業界とはやや構造が違うので、同じ現象が起こることはまずないと思われます。その根拠は(続く)@testa_kitchen
2010-07-16 12:21:56その根拠は、模型業界が「小売店に模型を買い取らせて」販売を行っているのに対し、書籍業界が「小売店に本を預かってもらって」販売を行っていることにあります。これにより、書籍の場合、小売店は本が売れなくても潰れない、という状況が生まれます。@testa_kitchen
2010-07-16 12:30:22また、書籍には「再販売価格維持制度」があるため、電子書籍にある程度移行しても、紙の本と比べて、極端に値段が上下することはまずありません。@testa_kitchen
2010-07-16 12:37:28@kamisiroyuuki はじめまして。僕的には小書店がなくなる→売り場の棚がなくなる→その分市場規模が縮小する という発想です 書店の仕組みはよくわからないのですが本が書店についた段階で出版社にお金が入るものかと思っ(そうでないと極論、本屋は万引きされてもこまらなくなる)
2010-07-16 13:01:41@kamisiroyuuki で、市場規模が縮小することで本一冊あたりの製作コストが上昇して全体的な定価が上がってしまうかなぁと。
2010-07-16 13:04:25そう考えると、書籍は「小売店での販売を継続しつつ、小売店のマージンや印刷費を考えずに販売できる電子書籍方式を併用する」ことでむしろ利益を増やし、価格を下げられるとも思うのですが、いかがでしょうか?@testa_kitchen
2010-07-16 12:38:11@kamisiroyuuki ただ文学書なら作家の生活費、実用書ならそれプラス取材費用、漫画ならアシスタント等の人件費が製作にかかるわけで、そのコストが今の電子書籍の仕組みでそんな用意に回収できるようになるのかな~と疑問に思ったのでああいうことを描いたのでした;;
2010-07-16 13:11:11市場規模が縮小すると、確かにその通りになると思います。しかし、電子書籍化により、本当に市場規模は縮小するでしょうか?実際は、頭打ちになっている市場規模を広げるきっかけになりうると思います。それには、安価な電子端末と優秀なブラウザの普及が必要ですが。@testa_kitchen
2010-07-16 14:55:20