情報育からみたアンチ・エディットについて

全文起こしの件に関しまして - Togetter http://togetter.com/li/360285 から考えたツイートです。
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ゆきのじょう @yukino_jo

うーむ、これは確かに考えさせられる話題ですね☆モラルハザードの問題とは別にして、 @rootsy さんの一連のツイートが気になりました。以下、連投ご容赦。|全文起こしの件に関しまして - Togetter http://t.co/Ztecu6lq

2012-08-25 10:09:58
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】編集者、あるいは記者が見聞きしたことを取捨選択して情報を作成して、メディアに流す。この一連の作業が今、とても存在意義を問われているのだと思います。これは勿論、ソーシャルメディアによる情報配信が可能になったからで、この点、言を待ちません。

2012-08-25 10:14:42
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】マスメディアが情報流を管理・支配していた時代は情報を探す量に制限がありました。放送時間、新聞紙面などの物理的制約です。したがって、情報は編集される。それは客観的なものではなく、あくまでも編集側の主観と恣意的な操作です。これも当然。

2012-08-25 10:16:41
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】ソーシャルメディアが出始めた頃も、その物理的制約が残っていたと思います。そして、編集する技術はマスメディア側がほぼ独占していたと言ってよいでしょう。それがIT技術の進歩とともに、誰でも手軽に無編集で情報を発信できるようになってきた。

2012-08-25 10:19:47
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】その根底には、編集された情報への不信感、その裏返しとしての無編集情報への魅力というものに人々が気づきだしたのがあると思います。UST配信、ニコ生はその究極であるし、YouTubeが長時間動画配信を可能にしたのも技術と背景の変化かと。

2012-08-25 10:22:06
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】そして、今回の事件はその場にいる人だけしか体験できないはずの情報を、全てではないにしても無編集情報として提供するという技術(書き起こし)は進歩しているということでしょう。いずれは音声入力機能からほぼリアルタイムで文章化も可能になるはず。

2012-08-25 10:24:47
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】政治家がマスメディアが歪曲して情報を編集・提供するのを嫌ってニコ生で会見をする。芸能人が記者会見を開かずにブログや動画で発信する。このような風潮は、編集された情報への忌避感を強めていくことになる。そういう需要が出てきているのかも。

2012-08-25 10:28:27
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】今回の全文書き起こし問題は、もちろんモラルハザードなのですけれど、それが出てきた背景を考えるととても興味深いです。そして、 @rootsy さんが抱いた畏れ(とあえて表現しますが)が出てくるのも理解できます。でもそれだけじゃないと思う。

2012-08-25 10:31:36
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】無編集情報を流していくことは、受け手側にとっては情報流の容量が大きくなることと同じだと思います。確かに今のネット環境では文章制限なし、動画も時間制限はなくなってきている。これは受け手に対して情報の「生食」を強いていることと同じでしょう。

2012-08-25 10:34:21
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】無編集情報流が当たり前になったら、受け手には過大な情報処理能力が求められます。長い文章、長時間の動画、それらから受け手は発信者の「言いたいこと」を抽出することを常時強いられる。これが生食でなくて何なのかなぁと思うのです。結果、消化不良。

2012-08-25 10:37:22
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】翻って、これからの子ども達に「情報育」を行っていかなくてはならないと考える私から見ると、莫大な量の情報流から本質をつかみ取る教育というのは簡単なようで一番たいへんなことだと思います。国語での長文読解の比ではありません。非効率でしょう。

2012-08-25 10:39:22
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】大事なのは編集された情報はすべて正しいとは限らない、ということ。そして、情報はオリジナルを遡ったり、別の情報と対比することで、自分がどのようにその情報と向き合うのかを考えていくというのことだと思います。まず、これがありきだと思うのです。

2012-08-25 10:41:36
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】その過程において「無編集情報」に行き着き、味わうのは良いと思います。それまでに、その個人が情報とどう向き合うのかという視点が用意されてくるから「無編集情報」の全てから処理する必要がない。効率的に「無編集情報」と向き合うことができます。

2012-08-25 10:43:33
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】情報の発信者が編集された内容について怒ることもある。逆に「無編集情報」を流されたことに当惑することもある。今回の騒動では当の本人の最初のツイートは怒りではなく当惑を感じました。それが次第に怒りに布置していくのだなぁと私は感じました。

2012-08-25 10:46:44
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】この反射的な怒りと、当惑から生まれてくる怒りの違いは、情報に対する編集 というものへの対峙を考える上で興味深いなぁとも思いました。私達は編集に対する敵愾心だけ、オリジナルを無批判に尊重するだけ、ではなく情報をどう扱うのかという視点が必要

2012-08-25 10:50:15
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】少なくとも、無編集情報原理主義だけは避けた方が良いと思いました。件のまとめの中の、 @rootsy さんのツイートにはそういった原理主義とはまったく違う、編集vs無編集という二項対立でもない、広い視野をもった考えがあると感じた次第です。

2012-08-25 10:54:44
ゆきのじょう @yukino_jo

【情報育からみたアンチ・エディットについて】長々と失礼しました m(_ _)m

2012-08-25 10:55:02