2010年7月14日(水)一橋大学 見田宗介講演会

http://www.coop-bf.or.jp/hit-u/top/20100714_kmm.pdf 2010年7月14日(水)一橋大学で行われた見田宗介講演会に関するTweetのまとめです。
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takahiro hirano @takahiro_164

一橋大学なう。見田宗介先生の講演を聞くために東京まで来たww

2010-07-14 15:47:05
takahiro hirano @takahiro_164

日帰り東京だん。疲れたー。でも大切な話を聞けた。よかった。

2010-07-15 01:01:14
h @_h_japan

昨日の見田宗介(真木悠介)講演会。 聴いてよかったと思えたポイントをメモっておこう。 「社会(科)学の研究をする際には、自分が(現代社会を)生きていく上で最も切実な問題(つまり、それが解決されなければ自分は生きていけないところの問題)としての『原問題』を、決して忘れてはならない」

2010-07-15 11:45:13
h @_h_japan

「原問題は、それ自体はナイーブで、研究するには大きすぎる問題である。なので、それを他人に話すと、学界では『ナイーブすぎる』『大きすぎる』とされ、評価されない。しかし、原問題に関する先行研究を網羅的に勉強していけば、その勉強は必ず自分の人生の糧になる。決して無駄にはならない。」

2010-07-15 11:49:15
h @_h_japan

「原問題に関する先行研究を網羅的に勉強し、その中でいまだ解決されていない点を見つけ出し、それを個々の論文のテーマにすればよい。共同研究論文や依頼論文を書くときにも、原問題とのつながりを決して忘れるべきでない。」

2010-07-15 11:52:16
h @_h_japan

「原問題は、恋愛の相手と似ている。どんなときでも、つい、その人のことを考えてしまう。同様に、原問題とは、どんなときでも、つい、そのことを考えてしまうものである。現代社会においては、そのような原問題を持つこと自体が、難しくなってきているのかもしれないけれども。」

2010-07-15 11:54:22
h @_h_japan

「しかし、現代社会ではなぜ、原問題を持つことが難しくなってきているのか、つまり、自分にとって重要な知がどこにあるのか分からなくなってきている(知が拡散している)のか、という問題も、君たちにとっては原問題となりうるのではないか。すなわち『知の社会学』。とてもスリリングな問題だ。」

2010-07-15 11:56:49
h @_h_japan

「原問題を解決するための枠組み(骨格)としての『章立て』を、早いうちに、とりあえず仮の形でよいので、設定しておくべきである。一度『章立て』を設定していくと、のちのち勉強し研究していくなかで、章立てを再設定する場合にも、再設定しやすい。章立てが全くない状態よりも。」

2010-07-15 12:13:21
h @_h_japan

「原問題に取り組むための章立てを設定したら、その各章で解決すべき小さな問題を、個々の投稿論文や学会発表、共同研究、依頼論文などで追究する。その際、その小さな問題と原問題とのつながりを忘れるべきでない。忘れてしまうと、自分にとって切実な問題から遠ざかり、研究に魂がなくなるからだ。」

2010-07-15 12:17:18
h @_h_japan

・・ということで、ぼくの原問題に接近できるような博論をめざしたいところです。

2010-07-15 12:20:51
@ibuse

『気流の鳴る音』『旅のノートから』『自我の起源』『時間の比較社会学』が真木悠介名義か。

2010-07-16 00:27:08
@ibuse

"この『時間の比較社会学』と『自我の起原』の両著作は、見田の学問的営為の総体を駆動してきた原問題(すなわちニヒリズムとエゴイズム)に納得いく解決を獲得させるものであった(なお、両著作は真木悠介の筆名による)。" http://bit.ly/d3ltRv

2010-07-16 00:29:10
@ibuse

この話してたな。『時間の比較社会学』について。

2010-07-16 00:30:53
太郎丸 博 @tarohmaru

最近の若い人の研究を見ていると、むしろ原問題に忠実すぎて、学問になっていない人のほうが多いような気がする。むしろ自分の言説を多くの人に届ける方法に欠けている感じ。それは結局上の世代の責任でもあるんだけど。@_h_japan 見田宗介講演・原問題

2010-07-16 16:46:56
太郎丸 博 @tarohmaru

この会場はいつも寒い。ジャケット着てても寒い。これだけ涼しいのにまだ冷房をかける感覚が理解できん。

2010-07-16 16:52:15
太郎丸 博 @tarohmaru

原問題なんてものがあるとすれば、見田さんにいわれなくても、そこからは逃れようのないものなんだから、むしろ研究者が注意を払うべきなのは、ロジックとメソッドだと私は言いたい。

2010-07-16 16:58:33
h @_h_japan

原問題をなかなか意識化できなかったり、忘れがちになってしまう(ぼくのような)若手研究者は、むしろ少数派なのかな・・。 というわけで、院生たちの飲み会に行ってきます!

2010-07-16 18:14:15
Namie @namiei

原問題…なかなか難しいですよね。こだわりすぎてしまうと、自己満足で終ってしまったり、聴衆に伝わらなかったりするような気もしています。でも、原問題に向き合っているときが一番楽しかったりも…。RT @_h_japan: 原問題をなかなか意識化できなかったり、忘れがちになってしまう…

2010-07-16 19:17:25
太郎丸 博 @tarohmaru

見田さんの言う原問題って、アイデンティティに似ている気がする。誰もが一つ持っている(持っているべき)ことが仮定されているんだけど、それが私には疑わしい。複数持っている人もいるし、持っていない人も入るような気がする。そしてそれでいいと思う。

2010-07-16 21:52:30
takahiro hirano @takahiro_164

見田さんの講演ではたしかに原問題(ナイーブな問い)が大切だと強調されていた。でもそれだけじゃないという点も話されていた。おそらく新M1の人を対象にした講演だったので少しナイーブな話をされたんだと思う。

2010-07-16 22:16:48
takahiro hirano @takahiro_164

たとえば、良い論文の基準を4つ挙げていた。問題意識(=原問題)に関しては、actualityとradicalityの2点が重要で、方法意識に関しては論理性と実証性が大切であると。

2010-07-16 22:19:04
takahiro hirano @takahiro_164

hotな問題意識を持ち続け、coolな方法意識を心掛けろとおっしゃていた。

2010-07-16 22:20:15
Namie @namiei

原問題といってしまうと(この話題、しつこい?)、自己満足が正当化されるというか、色々なことが許される感じがするのかもしれない。自分の研究が社会に対してもつインパクト、「役立つ」←マジックワード、かということが意識されなくなってしまう。

2010-07-17 00:40:04
h @_h_japan

見田さんは3つの原問題を持っていたそうです。でもたしかに、持っていなくても、人類に役立つ研究成果が残せるならそれでいいのでしょうね。RT @tarohmaru: 見田さんの言う原問題って...複数持っている人もいるし、持っていない人もいるような気がする。そしてそれでいいと思う。

2010-07-17 01:34:34
@ponQ

@namiei 原問題って何? 社会学の用語?

2010-07-17 03:39:59