戦場のジャーナリズムなどについて
RT @KeigoTakeda: 戦場で死ぬ日本人ジャーナリストはなぜフリーランスばかりなのか: http://t.co/jmOu6L6h
2012-08-25 19:52:22→ イラク戦争の内情の一部でも報道されてればいいなと思ったけれど、アレが傭兵戦争ならぬ「外注だらけの戦争」という側面から。米軍に関係する運搬作業・資材倉庫作業などが派遣会社によって運営されていて、民間アメリカ人だけじゃなく、アジアなどからの労働者も多数来ていたそうだ。
2012-08-25 20:18:50→ 問題はイラクは戦場なので、途中退職はとても難しい。猛暑の中、十分な保険設備もなく、しかも死んだ場合は遺体は現地処分の派遣契約もある。傭兵ではなく民間人労働者で。先進国はもちろん途上国でもある労働コンプライアンスが存在しない。それでいて給料もさほど高くない。
2012-08-25 20:22:35→ イラクの米軍とっても政府機関がまるごとあり、統治に必要な仕事をすべて調達している。できるだけ民間(外国人を雇う派遣会社など)へ発注することによって、アメリカ人の見かけの犠牲を減らしていく。例えば、民間人による基地の外のトラック輸送・運転手の仕事もある。
2012-08-25 20:26:59→ 戦争報道というのは、爆撃や撃ち合いのシーンばかりを狙っているように見えるが、紛争地当事国の政治的変化はもちろん、経済的変化の評価、一般市民の生活環境の全体的な変化に対する総合的な評価という調査や分析はほとんど届かないか、そういう仕事自体をやっていないだろう。
2012-08-25 20:30:43→ テレビ報道になればなおさらで、映像になっていること、遠くの国(日本にとっても)わかりやすいことが最優先になるだろう。だから物騒な場面ばかりになる。紛争地当事国といっても、銃撃がある場所なんて限られているに決まっていて、それ以外の場面は、他の貧国と同じだろうと思う。
2012-08-25 20:34:41→ 生活が貧しい場面や、治安の悪さや盗みが多発する状況を表現しても、おそらく戦場のニュースということにはならないんだろう。また、紛争勃発前・後はどうだったかという話は、たぶん紛争が終わるまでクリアにはならない。
2012-08-25 20:39:29→ 紛争地帯に数人のジャーナリストが入ったとして、その国の全般的な状況をどれだけ把握できるか、その調査能力ということになると弱すぎないか。現地の新聞社やテレビ局に取材をかけた方が総合的な情報が得られるんじゃないかと思ってしまう。
2012-08-25 20:44:35→ どういう勢力が敵対しているのか、各々の政治的目標は何か、現地人と隣国がどういう影響を受けるのか、利害関係国の動きはどうかなどが重要で、個別の戦闘行為の場面描写がどれだけ重要度があるのか、自分には不明。ひょっとして戦争という刺激的なものがネタになるだけじゃないのか。
2012-08-25 20:51:49→ 独立したジャーナリズム自体が西洋で発祥して発達したものだから、危険地帯の取材に、損害保険・誘拐保険や自衛軍の取得にどれだけのマネージメントを発揮できるかは、東洋のほうが遅れているに決まっている。50年くらいは平気で遅れているんだし。
2012-08-25 21:03:49→ 日本は先進国だと思っているから勘違いしがちで、たとえば中国人やインド人のローカルなジャーナリストが、紛争地帯で、西洋人と同じようなパフォーマンスを発揮しているとはとても思えない。だいたい行っているのかもわからない。
2012-08-25 21:10:27→ 震災の報道では、総合的な成果を出したのはテレビ局と新聞だし、阪神や新潟中越の経験があるせいか、十分な速報能力もあったと思う。被災地にいながらでも新聞のほうが全容をつかめる。災害でも紛争の場合でも、同じようなことじゃないか。
2012-08-25 21:54:29→ 西欧のマスコミは、紛争地帯の取材でもメインストリームの仕事で、日本ならニッチなんだろう。だから人材も資金も限定的で、民間の支援活動でも似ているか。日本国内でやれば大きな活動に成長する可能性はあるが、遠国では段違いだろう。
2012-08-25 22:12:15