ダウン症の胎児診断について

@tikuwa_ore

ダウン症に限らず「（法的に問題がなければ）胎児を中絶してもよい」と、「ダウン症胎児は中絶しろ」を混同しているというか、分別せずに批判している層がいるのが若干もにょるんだよね。もちろん後者は批判されて然るべきだが、前者は個人の選択の自由だろ、と。

@tikuwa_ore

宗教的な理由で「中絶はまかりならん」って人たちもいるけど、「障碍者でも産むべき」っつー理屈は正直アレと変わらんというのがオレの見解。もちろん生まれた子供の障碍とどう向き合うか、社会がどう受け入れるかっつーのはそれとは全く別ベクトルの話。

@tikuwa_ore

将来、遺伝子医療が進んで先天的障碍も治療出来るとなれば、こーゆー問題は限りなくゼロに近づく一方、前述した例のように、例えば強姦によって望まぬ子供を抱えてしまった母親自身の選択権に関しては宙ぶらりんになっちゃうのよね。

@tikuwa_ore

強姦によって誕生した胎児の生命の是非は誰が決めるの？って話でもあるかな。（自然権とか何とか、法律よりもむしろ政治的な話にシフトしそうな気がするがさておき）ただ、無理に「堕胎するな産め」という限りにおいて、母親の権利が無視されてる事実は否めないよね。

@tikuwa_ore

出産するにせよ堕胎するにせよ、少なくとも当事者以外が口に出していい問題じゃないっつーのがオレの見解。選択肢は多いほーがいいっつーのはそーゆー話。これが例えば、ダウン症胎児の堕胎を強制だの奨励だのって話になると、ダウン症患者は元より、堕胎しない人が差別される結果も生まれちゃう。

@tikuwa_ore

ダウン症の検診云々で、程度の大小・心体の相違に関わらず何らかの障碍を持っている当事者は差別されたよーに感じるのかも知れないけど、申し訳ないがオレはそれを主観的な被害妄想と断じる。あなた方自身が障碍を何とも思ってない事と、あなた方以外の誰かが重く受け止める事は矛盾しないのだから。

@tikuwa_ore

主張するべきは「障碍を持っているから堕胎してもいいというのは差別だ！」ではなく、「障碍を理由に堕胎するのは個人の自由ですが、その結果として生まれてきた（障碍を持った）子供を差別しないでください。差別されない社会を構築・維持しましょう」じゃないのかな、と。

@tikuwa_ore

その結果として障碍者が差別されない社会の構築・維持が進めば、かつては堕胎されていたそれもされなくなるかもしれない。また遺伝子医療の研究が進めば将来的な治療も可能になるかもしれない。そして何よりそれらの希望や理想は前述の選択権と矛盾しないよね。

@tikuwa_ore

「～でなければいけない」「～しなければいけない」「～するべきだ」「～しないヤツは××だ」という論調は、その論調を良しとしない層と確実に衝突するし、自己矛盾も引き起こし易くなる。だから選択肢は多ければ多いほどいいのです。