2012-09 Twitter 140字で作文（BL仕様）
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@imotok
教室に彼と二人きり、僕は緊張した。「あらたまってなに」「今日誕生日だろ」「うん」「目閉じろよ。いいもんやる」「覚えていてくれて嬉しいけど、からかうんでしょ」「今回は俺本気だから」圧倒され目を閉じた僕に彼がキスをした。「俺のファーストキスだぞ」はにかんだ彼を僕は可愛いと思った。
2012-09-20 04:21:33
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@imotok
川原にいた彼がいない。足元に川縁を踏み外した跡がついていた。少し離れただけなのに。焦った僕は彼の名を叫んだ。「おーい、ここ」彼が泥だらけの子犬を水道で洗っていた。「浅いのに暴れて大変だったんだ」「溺れたかと…」「嫌だな。子供の頃、散々遊んだじゃないか」俺は覚えてるぞと彼が笑った。
2012-09-21 05:42:57
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@imotok
いつの頃からか夜の遊園地に毎日のようにくる男が僕を貪り見ていた。「お客様、乗りませんか？」思い切って話しかけた僕に、男は熱っぽい瞳を向けた。「大胆だな。何時に終わるんだ」「閉演は一時間後です。どうぞ」「いますぐか！」アトラクションに案内しようとした僕の腕を男が嬉しそうに掴んだ。
2012-09-24 05:23:53
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@imotok
初めての海外一人旅で僕はダイナーに入った。カウンターに座ると男が僕の前に飴を置いた。「僕、子供じゃないよ」「可愛いからサービスだ」「飴だけ？」「言ったな」カウンターに乗り出した彼が僕を抱き込んだ。「どうだい？俺の自慢の胸板に溺れてみるか」「悪くないね」と僕は笑った。
2012-09-25 05:41:23
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@imotok
「おはよ」駅ですれ違いざまに同僚が僕の尻を撫でると一緒にいた彼が怒った。「またおまえか！待て」「淡白なおまえにはこれくらいの起爆剤が必要だ。友情に感謝するんだな」「なに！」「二人ともやめなよ。みんな見てるよ」「可愛い唇頂き」「なっ」「こらっ！」嫉妬した彼が同僚を羽交い絞めにした。
2012-09-26 04:25:49
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@imotok
「たまには僕がと思ったけれど、ごめんね」花火の見えるレストランの予約が取れなかった僕は彼に公園にくるように電話をした。「小さい頃よくここで見たんだ」「特等席だな」優しく微笑んだ彼に、僕も笑顔を返す。「僕も君の隣にいられて嬉しい」二人で寄り添うと、ちょうど大輪の花火が打ちあがった。
2012-09-27 05:23:49
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義兄の誕生日まであと少しの辛抱だ。玄関をそっと開けると義兄が寝ずに待っていた。「バイトさせる為に学費払ってるんじゃないぞ」「勉強もしてるから遅くなるの」「何が欲しいんだ」「Hな物」とっさに嘘をついた僕を義兄が担ぎあげた。「そんな物買う必要ない」唇を奪われた僕は驚きに瞳を見開いた。
2012-09-28 03:23:37