memo: 日本学術会議 “リスクを科学するフォーラム”

(最後の全体討論のみ)
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全体討論

ala @w_ala

白田佳子「“リスクマネジメント”“危機管理”という言葉は多用されているが、多義、分野によって異なる。分野を超え、リスクの基礎概念をとりまとめていきたい。フォーラム、継続的に、来年も異なる分野、横断的に行っていきたい」

2012-09-01 15:24:18
ala @w_ala

白田佳子「不確実性の事象、どう管理するか、ドイツ型経営手法からでてきたと思われる。日本ではオイルショック以降、グリコ・森永事件、湾岸戦争、阪神大震災などを経験するあかで、Contingency Planや危機管理マニュアルの作成が一般化」

2012-09-01 15:26:06
ala @w_ala

白田佳子「リスクマネジメントの目的、最近よく言われるのは“減災”、ゼロにはできない。リスク議論、国際基準と異なるという指摘も会場からあったが、国際的にこうだから、こうすべきという形でなく、本来どうあるべきかということからこの場では考えていきたい」

2012-09-01 15:27:57
ala @w_ala

白田佳子「ハザード&、orペリルのあるときには、“予兆”があるだろうと。その予測を行うことで予防策がたつ、その予測のために①情報を集め、②情報集める・対応するまでの時間、③リスクがあるという感性必要。そこに科学が果たす役割が」

2012-09-01 15:30:17
ala @w_ala

白田佳子「ここでの“科学”とは、自然科学が大きいと。あえてマーケティング概念にも触れたのは、企業におけるマネジメント、社会科学との関係が現実的にあり、リスクコミュニケーションによる利害調整が行政に求められるが、企業プロジェクト・企業コミュニティがその決断往々にして行うのではと」

2012-09-01 15:33:11
ala @w_ala

白田佳子「危険制御においては回避と除去が大きく考えられるが、“回避”は制約されすぎていて企業・社会で難しい。リスクがあるから食べないということできない、“除去”予防・軽減が必要なのだろうと。事故・災害発生後の危険財務としては“転嫁”と“保有”が考えられる」

2012-09-01 15:36:16
ala @w_ala

唐木英明「リスクマネジメントの説明における①~③の順番、②時間、③感性とは、どういうことか」、白木佳子「前後するとは思うが、番号に意味はない」、白木「全体に対してのコメントは…」、唐木「非常に難しいですね、考えます」 

2012-09-01 15:41:11
ala @w_ala

寳木和夫「かつては多重防護、想定外の想定をしすぎると使い物にならないという認識が従来あったが、現在反省のもとに考えていこうという方向性出てきている、レジリエントという言葉と共に」

2012-09-01 15:42:50
ala @w_ala

椿広計「リスク、ベネフィット、受ける人が違う場合どうなのか、世代間・地域間など。また、命を失くす、財産失くすリスク、いろんなリスクに対し、回避するトリートメントが階層的にある。統一的なものの構築後、再分化は必要なのだろうな、と」

2012-09-01 15:44:30
ala @w_ala

春日文子「時間の件、情報どう整理するか、対応までの時間、迅速性求められるもの、基準・制度構築が必要な場合の情報収集の時間、異なる。リスク評価自体、定性的なものから定量的なものほか様々。時間によっても左右。補償関連費用、健康被害補償だけでなく、設備投資の問題もあるが研究者少ない」

2012-09-01 15:47:55
ala @w_ala

西尾チヅル「椿先生が仰られたリスクトリートメントの部分、唐木先生が言われた重篤度の違い・リスクの階層性の部分についてもお話できれば」

2012-09-01 15:49:09
ala @w_ala

福井次矢「わたしが何か違うんじゃないかと思いましたのは、集団の場合と個人に対するもの、リスク概念・リスクマネジメント違うのではないかという印象が」

2012-09-01 15:50:34
ala @w_ala

国防総省・うちの「国防総省では、配置2年ほどで人は変わるわけで完璧な行動マニュアルがある、日本では企業にもそういったマニュアル少ないように思う。次に、リスクトリートメントの整理、知覚的なものに重き、日本的だな、と。例えば迎撃ミサイルなど、相手の機先を制する考え方必要だと」

2012-09-01 15:52:54
ala @w_ala

白田佳子「マニュアルの件、西尾先生にお伺いしたい。私もかつて箸の上げ下げまでマニュアル整備された企業、使うべき言葉のマニュアルまであった企業で働いていた…」、うちの「非常時におけるマネジメントですよ。福島のような」、白田「社会科学の分野ではマニュアル化しにくいものがある今後課題」

2012-09-01 15:54:47
ala @w_ala

きくち(中小企業経営者)「リスク、我々弱い立場からすると脅しに使われる、例えばパソコンのウィルス対策売り込み。リスクの議論が悪用されることの方が多いのではないか、アメリカでも弁護士に頼むこと、高額弁護士に頼めば勝てる、とか、結局そういう帰結になるのではないか」

2012-09-01 15:57:03
ala @w_ala

白田佳子「受け止められ方、受け止め方、個々の受け止め方の違いという論点でもあるのかな、と。福井先生いかがでしょう」、福井次矢「リスクとるヒトと、ゼロ思考のヒトいる、医療はその極端なゼロ思考の人に振り回されること多いとも。何が正しいということでは、わからないです…」(人柄か会場笑

2012-09-01 15:58:43
ala @w_ala

寳木和夫「実地コントロール、日本ではマニュアル整備向かない側面も。抜き打ち検査、…昔の品質管理運動を彷彿するが、それが一番コスト効率いい。そのためのコストが必要になることについては事故の弁済などよりも、はるかに安上がりだと。負担に応じ業務縮小も一考か」

2012-09-01 16:02:22
ala @w_ala

寳木和夫「戦争分野における考え、心理的に苦手意識日本あるが、学術的にはフォローが必要だろう、私もサイバーウォーなどに関しては興味・フォロー」

2012-09-01 16:03:34
ala @w_ala

元総務省「尊敬する上司、中山太郎、直属部下だった。独立性の問題、もっと行政から独立してほしい。具体的に言うと、食の分野でも社会科学、心理学は結構入ってきてはいるが、巻き込み少ない。民間は商法があるが、行政は弱い、そこもっとプッシュしてほしい、また官僚コントロール強すぎる面も」

2012-09-01 16:06:41
ala @w_ala

筑波からの方「“予兆”なくても見つけていかなければいけない、なので“予兆”と包括するのは正しくないと思う。またコミュニケーション、組織内外で継続的に必要、それも含めるべきだと。また“リスクの保有”、そもそもその有無ある、セクハラと工場災害、ベネフィットの有無がまずあるわけで」

2012-09-01 16:09:21
ala @w_ala

筑波の方「リスク認知と許容の話が出てきていない、また感性というが…」、白田佳子「“予兆”は、予兆ある場合もある、という程度のことで書いています。またコミュニケーションの件、大事なことなので唐木先生から」、唐木「全体としてはあっているが、1枚にまとめると誤解も…今後考えていきたい」

2012-09-01 16:12:25
ala @w_ala

防災科学技術研究所(NIED)の方「投資の最適化、事前マネジメントと事後のマネジメント組織の在り方…」、白木佳子「答えを求めていらっしゃいますか?論点も含めてお話いただいたということで。一言だけ唐木先生」

2012-09-01 16:15:50
ala @w_ala

唐木英明「無数にあるリスク、どのリスクに、どれだけの対策費かけるか、いま求められている。しかし正解ない、国民感情、政治的意図、さまざま。何とか人文科学含め、考えて行きたいと」

2012-09-01 16:15:52
ala @w_ala

?「被曝の問題。患者の選択の比重がいま高まっている、いまの医療に関わらず、放射能リスクに対してもそうではないか。患者の情報のもっている知識の非対称という論点もあったが」、白田佳子「個別に答えることもできるのですが、最適化のマトリックスが必要な問題でもあり、今後の課題としたい」

2012-09-01 16:18:45