自分も含めたジジババのメールと、本当に今の20代以前の人たちとのメールを見て比べて気付いたのが、前者はきちんと改行を入れて文全体を整形するのに対して、後者は改行をせずに絵文字などを使って文全体の雰囲気を作っている、という点。つまり、改行が絵文字に取って代わったんだと考えた。
2012-09-07 00:22:21メールなどの文章に改行を入れるという行為は改行そのものに意味があるのでは無くて、改行を使って文章を整えること、いやそうすると整って見えるという文化に属しているという言い方が出来る。つまり文章全体の雰囲気についての文化だ。
2012-09-07 00:24:11一方、改行による文章整形という文化に属さない人たちは、そこに絵文字やデコレーション、あるいはスタンプなどを文の中に交えて文章全体の雰囲気を作り出すという文化に属する。この場合、文字も、絵文字も、デコレーションも、スタンプも記号としての意味はほぼ等価なのかも知れない。
2012-09-07 00:25:44クールなメディアとホットなメディアは混交すると、よりホットなメディアへと変化する。マクルーハン先生、すげー変な時代になりましたので、あの世から今の時代、プルーブしてみて下さいw。
2012-09-07 00:28:12@shimon_yamada これはものすごい興味深い視点。たしかに「改行」は、空白を使って、視線を誘導する「記号」ですよね。
2012-09-07 00:37:25だから「ケータイ小説」は小説って名乗るんだって、さっきシャワー浴びながら思いつきましたw。RT @sorairo3go: @shimon_yamada これはものすごい興味深い視点。たしかに「改行」は、空白を使って、視線を誘導する「記号」ですよね。
2012-09-07 00:38:22所謂テキスト系サイト、それこそ懐かしの「侍魂」やケータイ小説というものはまさに改行による文章整形というレガシーなメディア手法を最新のメディアを使って表現されたコンテンツであって、実はそれがミクシィや一般的なブログシステムと大方の日本人の感覚にフィットしたんじゃねぇかな、と。
2012-09-07 00:42:01WordPressのような海外から生まれたCMSだと、実は二つ以上の改行は全て一つの改行に改められるっていう仕様がある。そしてこれが気に入らないってんで、国産のプラグインとして「改行をなんぼでも入れられるプラグイン」なんてものが出来た。すごい象徴的なことだと思うんだよな。
2012-09-07 00:43:23無論、どっちがいいとか悪いとか、古いからだめで新しいからいい、なんて話ではない。ただ、これからの変化の方向性を推測する上では、この改行/絵文字っていう考え方は、一つのとっかかりになる気がしないでも無い。
2012-09-07 00:45:11余白を作るために「改行」を用いるっていうのが手書きしかなかった時代にはあり得ないわけで、じゃあ手書きの文には代わりになにがあったかっていうと結構落書きとかしてたんじゃないだろうか。
2012-09-07 00:48:05真っ先に思ったのが「改行は間を表現する為の絵文字」だけど、そもそも改行の数で間を表現するのが古いのか新しいのか分らないことに気付いてしまった。
2012-09-07 00:48:25手書き時代の改行ってのは実は分かりにくいが意味は持っていたし、今でも紙メディアでは当たり前の用に使われていたりする。一番単純なのは、「拝啓/敬具」。この二つは絶対に同一行に並ばない。
2012-09-07 00:50:57@_satotake_ 違うってことは分かるんだけどどう違うのかを言葉で説明するのが難しいですね。言葉で説明しなくても分かるのがスタンプなのかもしれないけど。
2012-09-07 00:54:31文字や文字のレイアウトや色、そして全体の様式にそれぞれ意味を見たり見ようとする行為って、それって書かれている文字以上の意味、雰囲気と言って良いのかも知れないけど、そういう意味では文章から改行や空白が取り除かれ絵などに変わったんだとして、それって構造そのものは同じじゃね?っていう。
2012-09-07 00:56:37当時の原文を読んでみたい。 RT @shimon_yamada: あと、行にちなんだ言葉もあるね、一番有名なのは「三行半」。
2012-09-07 00:57:29江戸東京博物館に展示してあったような…。 RT @zygosys: 当時の原文を読んでみたい。 RT @shimon_yamada: あと、行にちなんだ言葉もあるね、一番有名なのは「三行半」。
2012-09-07 00:58:14文章のレイアウトには様式ってものがあってそれ自体がすごい社会的な意味が強いものだったけど、今は機能的な意味の方が圧倒的に強くなったんじゃないかな、とも思う。但し、構造そのものに意味(雰囲気)を持たせることと、要素自体が時代と共に変わっていくことは当然ある。
2012-09-07 01:00:25@zygosys うん、なんかそれ系の博物館で実物を見て「おお!」ってなった覚えが。企画展だったらごめんなさいw
2012-09-07 01:01:49@_satotake_ この説明を見ると、絵文字は感情を気軽に「付加する」という機能を担った文字で、やっぱり文字なんですね。
2012-09-07 01:01:51ふりがながふれる・ふれないっていうのは結構本質的な違いかもしれないなー。ふりがなが無くてもそれで何かをやりとりできてしまうというのは、言葉をやりとりするのとは全く違う。
2012-09-07 01:03:01