量的緩和、為替介入、日銀の独立性について岩本先生に聞いてみた

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飯田泰之 @iida_yasuyuki

つまりは,「追加緩和がないと介入効果低」=「非不胎化介入だと効果高い」という割とありきたりな主張ですよ……という指摘です @iwmtyss

2010-09-20 00:03:56
飯田泰之 @iida_yasuyuki

あと「政策Aと政策Bを組み合わせた場合」のお話ですが,介入+緩和に「非不胎化”介入”」という名前がついているので,「介入の効果」と表現するのは不自然だとは思いません. @iwmtyss

2010-09-20 00:11:57
飯田泰之 @iida_yasuyuki

同様に,「為替介入はMB増加を伴った方が効果が継続的で大きい」という話もしかり(「非不胎化介入に効果はあるか」という話とはここでは別として) @iwmtyss

2010-09-20 00:16:13
岩本康志 @iwmtyss

@iida_yasuyuki 「つまりは,「追加緩和がないと介入効果低」=「非不胎化介入だと効果高い」という割とありきたりな主張ですよ……という指摘です」 ここは私もそういう考えを念頭に置いていました。私の「疑問」は,不胎化と非不胎化での効果が違う,に対してです。

2010-09-20 02:17:11
飯田泰之 @iida_yasuyuki

@iwmtyss で重要な論点はやはり「(ゼロ金利制約下で)不胎化と非不胎化で効果が違うか」ですが,先生は「効果は同じ」とのお考えですよね.

2010-09-20 02:23:37
飯田泰之 @iida_yasuyuki

@iwmtyss 僕は「違う」なのですが,いい加減仕事しないとやばいので(今日はtwitterに逃避しすぎました)ので,今度@付でいろいろ書きます.

2010-09-20 02:27:23
岩本康志 @iwmtyss

@iida_yasuyuki http://ht.ly/2GvQk 外務省だけでも農水省だけでも交渉できないので,外務省と農水省を組み合わせた効果>外務省の効果+農水省の効果,ですね。私は「政策Aと政策Bを合わせた効果=政策Aの効果+政策Bの効果」と書いてます。(続く)

2010-09-20 07:00:03
岩本康志 @iwmtyss

@iida_yasuyuki 政策Aの効果がゼロだと,大体のモデルで政策AとBを組み合わせた効果は政策Bの効果に等しくなります。不胎化介入は効果はないが,非不胎化すると,加わった金融緩和以上の効果が出るという立場なら,疑問が出るのはわかります。モデル分析の出典があると有難いです。

2010-09-20 07:05:01
岩本康志 @iwmtyss

@iida_yasuyuki 「介入+緩和に「非不胎化”介入”」という名前がついているので,「介入の効果」と表現するのは不自然だとは思いません」 非不胎化介入の為替レートへの効果は,金融緩和の効果であって,不胎化介入の効果ではない,という言い方も不自然ではないでしょう。

2010-09-20 07:10:02
牙 龍一:脱財政再建!(ワクチン接種完了) @kiba_r

お時間があれば教えて下さい、相手通貨に変化が無い前提であれば、金融緩和効果(実質金利の低下)がなければ為替を通貨安には動かせない物と考えますが、違うのでしょうか? RT @iwmtyss: 「追加金融緩和がなければ為替介入が成功しない」という意見をよくみかけますが,疑問

2010-09-20 12:33:34
岩本康志 @iwmtyss

@kiba_r お答えになっているかどうかわかりませんが,政府の発言が投資家の相場形成に影響を与えることなどは,マンデル=フレミング・モデルのなかに現れません。為替介入の効果の理論的根拠は金融政策の効果ほど堅固なものでないので,人によって意見が分かれるところです。

2010-09-20 14:48:02
飯田泰之 @iida_yasuyuki

いや.「Aの名に値しない」と書かれてますよ.元の話はhttp://bit.ly/cudE9Zなのをお忘れ無く. QT @iwmtyss 私は「政策Aと政策Bを合わせた効果=政策Aの効果+政策Bの効果」と書いてます。

2010-09-20 13:31:29
飯田泰之 @iida_yasuyuki

つ渡辺・藪友(2010,フィナレビ) @iwmtyss 私の「疑問」は,不胎化と非不胎化での効果が違うに対して

2010-09-20 13:32:31
岩本康志 @iwmtyss

元の話の説明をしているのですが。為替介入としての効果がないなら「為替介入」の名に値しない,と。 RT @iida_yasuyuki: いや.「Aの名に値しない」と書かれてますよ.元の話はhttp://bit.ly/cudE9Zなのをお忘れ無く.

2010-09-20 14:31:16
岩本康志 @iwmtyss

渡辺・藪友論文は「介入によって供給された円資金は恒久的に市場に残ると仮定」して先行研究と対比させるから,要点はコミットメント。 RT @iida_yasuyuki: つ渡辺・藪友(2010,フィナレビ) @iwmtyss 私の「疑問」は,不胎化と非不胎化での効果が違うに対して

2010-09-20 15:16:53
岩本康志 @iwmtyss

日々の資金需要で日銀当預は変動しており,そういうコミットメントが現実的なものかは疑問。また現在,非不胎化とともにゼロ金利解除後もそれを維持するコミットメントすべし,を明示的に言っている人は多いようには見えません。 @iida_yasuyuki

2010-09-20 15:18:30
岩本康志 @iwmtyss

http://ht.ly/2GFU7 のなかの7月21日で言っている通り,私は将来のコミットメントなしで考えています。現在の貨幣増加と将来の貨幣増加を区別することの重要性は,すでに私のブログ http://ht.ly/2GFUA で書いた通り。 @iida_yasuyuki

2010-09-20 15:24:59
飯田泰之 @iida_yasuyuki

効果=円安化ですよね.ということは少なくとも「介入+緩和」は一時的には効いている(2004年にも効いた).ということは岩本先生の主張は「為替介入は関係なく金融緩和だけが為替相場を左右する」というものになる.@iwmtyss

2010-09-20 15:25:41
飯田泰之 @iida_yasuyuki

実は岩本先生が「介入は関係なく金融政策だけが為替相場を左右する」と主張するとは思っていなかったのが僕の誤読の始まり.これは主要中銀のBS比較と為替の推移をみても非常にもっともな主張.@iwmtyss

2010-09-20 15:25:48
飯田泰之 @iida_yasuyuki

テイラー溝口介入の際はかなり長期的に残ったわけです(恒久かどうかは一生わかりませんが).それと同様の介入+緩和の戦略がある程度有効というのは重要な発見だと思います @iwmtyss 渡辺・藪友論文は「介入によって供給された円資金は恒久的に市場に残ると仮定」

2010-09-20 15:28:30
岩本康志 @iwmtyss

@iida_yasuyuki 「岩本先生の主張は「為替介入は関係なく金融緩和だけが為替相場を左右する」というものになる」 そんなことを言いました? 元の話は「介入の成否を決めるのは,投機筋に対して政府(財務大臣)が徹底的に闘うかどうかです」。

2010-09-20 15:47:29
飯田泰之 @iida_yasuyuki

だったら岩本先生の主張は「介入の上手下手が効果を決める」「介入+緩和の為替への影響は介入が主」ということでいいですか. RT @iwmtyss http://bit.ly/9CKtfe

2010-09-20 15:54:06
飯田泰之 @iida_yasuyuki

それだとまさに「為替介入の名に値する」んではないでしょうか @iwmtyss

2010-09-20 15:54:47
岩本康志 @iwmtyss

@iida_yasuyuki 「介入の上手下手が効果を決める」は,そう考えた。「介入+緩和の為替への影響は介入が主」は,別に主従は考えていません。(続く)

2010-09-20 16:01:42
岩本康志 @iwmtyss

@iida_yasuyuki 「それだとまさに「為替介入の名に値する」んではないでしょうか」 介入の為替への影響があればその通りです。それは元の話には書いていない。緩和の助けを借りないと失敗するもののことを書いていました。

2010-09-20 16:06:24
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