岩本康志先生 ツイッター問答集

マクロ経済学者の岩本康志先生( @iwmtyss , http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/ )がツイッター上でリフレ派諸氏からの質問に答えます。 * 随時更新します。   - 作業過程のまま公開しますので、その点ご了承ください。   - 新しい問答があったときには適宜追加します。 続きを読む
27
岩本康志 @iwmtyss

RT @ponwinwin: @iwmtyss 「消費税」とかけて「スポーツの世界記録」と解く。その心は、どちらも上がることはあっても下がることのないものです。

2010-03-12 21:44:42
岩本康志 @iwmtyss

2008年に英国は付加価値税を減税しました。世界的に見れば,下がることはあります。日本では下がることはないだろう,というのが多くの人の見通しでしょうね。

2010-03-12 21:49:01
kendochorai @kendochorai

@iwmtyss 日本の場合は下がる可能性がないと家計が予想しているとすると消費税を上げても需要の先食いことはないですよね?もちろん上げるまでは発生するかと思いますが

2010-03-12 21:54:48
岩本康志 @iwmtyss

@kendochorai 後で上がる(下がる)と予想すれば,需要の先食い(先送り)が生じます。これは,法案成立から実施までにラグがあるような,短い期間で問題になります。10年後にあがると予想しても,10年後の消費を今に前倒しする行動はあまり考えられません。

2010-03-12 22:05:44
kendochorai @kendochorai

@iwmtyss ありがとうございます。エコカー減税やエコポイントのような効果をあげつつ税収を確保出来そうですね。増税後に死荷重はありますが

2010-03-12 22:11:13
岩本康志 @iwmtyss

消費税の段階的増税でインフレを起こすというアイデアもあります。

2010-03-12 22:41:38
ネオ RTはアカウントを「鍵」に @n__e_0

駆け込み需要よりも増税後の反動での需要縮小が大きい可能性は無いのですか?@iwmtyss消費税の段階的増税でインフレを起こすというアイデア

2010-03-13 16:30:14
岩本康志 @iwmtyss

@NeolibeDoctor 増税で可処分所得が減って重要が減ることを含めれば,そういう可能性があるでしょう。増税はしなければいけないものとして,どうせ増税するならば流動性の罠対策としてうまく使え,というアイデアだと解釈するのがいいでしょう。

2010-03-13 18:41:55
岩本康志 @iwmtyss

ブログ更新:ハイパーインフレーションの理論 http://ow.ly/1jzr4

2010-03-14 08:31:30
dominant_motion @do_moto

@iwmtyss ブログ拝見しました。「政府が資金調達を貨幣発行に頼るようになり,その後も財政赤字を維持し続けると,ハイパーインフレが生じる可能性が高い」とありますが、政府からの国債の引受をインフレ目標達成までというルールで運用してもハイパーインフレ発生の可能性は高いでしょうか。

2010-03-14 13:49:29
dominant_motion @do_moto

@iwmtyss もっとも先生はそのルールが反故にされるリスクまでをも想定しているのかもしれませんが。問題の所在がどこなのか明らかにしたいと思い、質問させていただきました。

2010-03-14 13:52:38
岩本康志 @iwmtyss

@do_moto 国債が市場で消化されなくなるかどうかが,カギです。引き続き,投資家が国債を買うなら,ハイパーインフレは心配しなくていいでしょう。日銀が国債引き受けしているところを見て,投資家がどう思うかはルールでは決められれません。

2010-03-14 19:56:43
dominant_motion @do_moto

@iwmtyss ご回答ありがとうございます。市場の評価は日銀が国債引受するかどうかよりは、政策そのものへの信頼性に依存するのではないでしょうか。先生の真意は、手段としての国債引受の是非というよりは、現在の政権が本政策を推進する主体として信用できるかを問うているように思えます。

2010-03-14 20:25:22
岩本康志 @iwmtyss

@do_moto 中央銀行による国債引き受けを禁じるルールには切実な理由があると思っていますので,そのことをブログで説明したわけです。政権次第というのではなく,普遍的なルールだと考えています。

2010-03-14 21:58:24
ネオ RTはアカウントを「鍵」に @n__e_0

新規引受も日銀は借換であれば出来ますし、現在行っている中銀も海外にはありますが、別にどこも国債の引受手が見つからないからというわけでは無く、調整方法の一手段として用いているに過ぎず、引受手が居ないと言うのは、かなり極端な想定ですよね?@iwmtyss

2010-03-14 22:27:58
岩本康志 @iwmtyss

@NeolibeDoctor 日銀が保有する国債の乗換は,その方が合理的なのでとくに問題ありません。今の日本の債務水準で「国債の引き受け手がいなくなる」ことを「心配」するのは,極端な想定ではありません。もちろん,「断言」ではない。

2010-03-14 22:42:00
ネオ RTはアカウントを「鍵」に @n__e_0

『心配』は、向こう百年で来る確率が1%以下の隕石の衝突に対してでも出来ますよね?日本の国債金利、入札倍率、円高、貿易黒字、債権保有額を考えると、先生の仮定は向こう10年で確率1%以下に思えます。@iwmtyss

2010-03-14 22:50:30
ネオ RTはアカウントを「鍵」に @n__e_0

楽観的でしょうか?これだけ好条件の揃っている国は無いですよね?なのに何故かファンダメンタルズの良さを国民が享受できていないのは、日銀が通貨と自身に対する過剰信用を維持しているからでは無いでしょうか?日銀の悲観論が国民を苦しめていませんか?@iwmtyss

2010-03-14 23:18:55
岩本康志 @iwmtyss

@NeolibeDoctor 繰り返しますが,楽観的だと思います,他のご意見にもおおむね同意できません。日銀が百点満点だという気はないですが,おっしゃるニュアンスでは同意できません。

2010-03-14 23:34:28
dominant_motion @do_moto

@iwmtyss ありがとうございます。現実にはデフレの長期化、高まる失業率といった閉塞感から国債引受への期待感が徐々に高まっています。先生には安易な実施への警鐘とともに、実施される場合において悪性インフレ回避に必要な付帯条件(ex.財政引締のタイミング等)のご示唆を期待します。

2010-03-15 08:14:42
dominant_motion @do_moto

@iwmtyss 現在のように一般の市民がこうした経済政策にまで関心を持つ情勢はまれですが、裏を返せばそこまで市民の危機感が高まっていることと思います。手段は違えど、目指す方向はできるだけ早い景気の回復であり、その経路にデフレ解消があることは共通の認識となってきています。

2010-03-15 08:46:11
dominant_motion @do_moto

@iwmtyss ブログやtwitterでの声に高まりはそうした世相の現れと解します。その中には、日々、困難に直面している人も含まれます。先生には、そうした声に学問の見地から、ときにたしなめ、ときに後押しして頂けると、健全な言論が醸成されて行くのではと勝手ながら思う次第です。

2010-03-15 08:46:12
ネオ RTはアカウントを「鍵」に @n__e_0

先生の『ニュアンス』だと諸外国よりも日本の方が国債の買い手のつかないリスクは大きいと?@iwmtyss

2010-03-15 09:14:36
1 ・・ 23 次へ