ももの妄想

黒バスプラスを中心にした文章のまとめです。
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もも @momomoga

テツヤくんはさっさと寝てしまったけど、どうしても一番に彼を祝いたくて0時になるのをひたすら待った。日付が変わった瞬間、彼の額に口付けて「おめでと」静かにお祝い。うん。満足。「それだけですか?」急に口を開いた彼は私を見つめて微笑んだ。「もっと、してもいいんですよ?」 #黒バスプラス

2013-01-31 00:33:03
もも @momomoga

「ねえ赤司くん、私のこと、好き?」「嫌いだよ。」「…」素直じゃないなあ。ほんっと可愛くない。表情一つ変えてくれないのも気に入らない。くそー。「あ、そういや真太郎にさ、」「…おい、なぜ呼び捨てなんだ。」あ、そこには反応するんだ。怒ってる顔は、ちょっと可愛いかも。 #黒バスプラス

2013-01-30 23:16:02
もも @momomoga

黄瀬と喧嘩した。もう別れるって言いまくる私の腕を、黄瀬は黙ったまま掴んで離さない。「もう、離してよ!」ぶんっと腕を振ってみても解けない。泣きたい。「…嫌だ。絶対嫌だ。」ぼそりと呟いた彼の顔は、泣く寸前のくしゃくしゃな顔で、今すぐ抱きしめて許してあげたくなった。 #黒バスプラス

2013-01-29 23:48:25
もも @momomoga

コガちゃんとゲームで対戦してボコボコに負かして「待って!もう一回!」って負け惜しみされたい。口元を片手で隠した顔真っ赤なコガちゃんに「好きになっちゃったかも」って告られたい。ぎゅーって抱きしめられて「どきどきしてきた、どうしよう」って言われて自分もどきどきしたい。 #黒バスプラス

2013-01-26 20:30:15
もも @momomoga

好きな人がいました。 最初はいつだったのか、なぜ好きなのか、それはもう思い出せません。 私があなたを好きなことはごく自然で、当たり前なことになっていました。 あなたを思って日々を過ごすことは私にとって最高の幸せでした。… http://t.co/fxldSejF

2012-12-26 22:44:36
もも @momomoga

「一緒に帰らないか?」珍しく赤司君からのお誘い。「ごめん、友達と買い物の約束…」今日は彼の誕生日だと分かっているけど、少し意地悪してみたくなった。「…でも、僕のところに来てくれるんだろう?」そんな傲慢な言葉とは裏腹に今にも泣きそうな顔をするから、もう頷くしかない。 #黒バスプラス

2012-12-20 00:19:27
もも @momomoga

「黄瀬くん、黄瀬くんっ」「なんスか?」普段はテンション低い彼女が、珍しく目を輝かせている。「あれ!あれ!」どうやら大好物のシュークリームを見つけたらしい。「一緒に食べない…?」キラキラした目でこちらを見上げる。…可愛い。「俺は遠慮するっス。けど、」君を食べていい? #黒バスプラス

2012-12-11 23:03:45
もも @momomoga

【赤司】二人きりの部屋。静かに触れる唇。それなりに覚悟してたはずなのに、張り詰めた空気に耐えられず指が震えた。「どうした?怖いか?」ふるふると首を横に振る。声は出ない。「…ならいいが。どちらにしても、」するりと頬を滑る彼の指。「…逃がさないよ。」もう逃げられない。 #黒バスプラス

2012-12-10 23:07:38
もも @momomoga

【黄瀬】「まだ怒ってるー?」そう聞いても、ツンとそっぽを向いたまま完全無視。はあ、とため息をついて立ち上がると、慌てたように手を掴んできた。「ど、どこ行くんスかっ」「どこでもいいじゃん。」縋るように抱きついて、「俺にはキミが必要なんス…お願いだから、離れないで。」 #黒バスプラス

2012-12-10 22:58:15
もも @momomoga

彼がリビングに飾ったのは、特になんでもない日に、なんとなく二人で撮った写真だった。「黄瀬くん、どうしてその写真なの?もっと特別な日に撮ったやつにすれば?」「んー、これがいいんスよ。」彼はにこにこと写真を眺める。そこに写るのは、特に何もなくても幸せそうな二人の笑顔。 #黒バスプラス

2012-11-26 21:56:18
もも @momomoga

苦いものは嫌い。例えばブラックコーヒー、ビール、ビターチョコレート。それから、涼太との恋愛。彼の一言に喜んで、悲しんで、突き落とされて、また期待する。去っていく後ろ姿を見る度、心臓が潰れて、一歩も動けなくなる。死んでしまいそうなほど苦い。こんなもの、大嫌いだ。 #黒バスプラス

2012-11-22 23:20:45
もも @momomoga

「火神、」「…なに、」「やっぱなんでもない。」「は…なんだよ、」「んー、好きな人いる?」「は…はあ!?」「だから、好きな人、いる?」「だ、ばか、おま、」「あはは。慌てすぎ。いるんだ?」「…いるよ。目の前に。」「…え?」「だー!お前のせいで腹筋何回やったか忘れちまったじゃねえか!」

2012-11-20 22:57:45
もも @momomoga

彼女はクラスの人気者。誰とでも仲が良くて、誰からも頼られる。僕にとって彼女は憧れで、影の薄い僕が彼女に話しかけるなんて一生できないと思った。けど、「黒子くん、おはよう。」何気ない挨拶。だけど僕を見つけて、名前を呼んでくれた。勇気を出す切欠なんて、これで十分だ。 #黒バスプラス

2012-11-19 21:55:19
もも @momomoga

店頭のケージを眺める。大輝と暮らす部屋はペット不可だから飼うことはできないのだけど。一つのケージに入ったうさぎは伏せて眠ってる。うさぎは淋しいと死ぬなんて迷信だ。それならこの子はとっくに死んでいる。「…私みたい。」一人の部屋が淋しくても死ぬことなんてできやしない。 #黒バスプラス

2012-11-19 21:06:04
もも @momomoga

無気力に浮かんで、流されるままに過ごす。ゆらゆら揺れる、遥か遠くの光は私の目標でもあり夢でもあったのに。手を延ばしても届くことはない、こんな水底までやって来た。「黄瀬くん、助けて、」声は届かない。涙は透き通る水と同化して、誰にも気づかれないまま、息ができなくなった #黒バスプラス

2012-11-19 20:28:22
もも @momomoga

どうして。その言葉が頭を埋め尽くした。額から汗が流れる。昨日合わせた唇が、熱を孕んで微かに震えた。目の前の光景が悲しいのに、憎たらしいのに、涙も出ない。ただそこから動けなくて、じりじりと鳴くやけに大きい蝉の声が、私の耳を焼いた。君の裏切りを知った、ある夏の朝の教室。 #桃缶

2012-11-11 20:17:06
もも @momomoga

放課後突然の雨。置き傘はパクられた。昇降口で外をぼんやり眺めると、視界に入るうるさい黄色。「あ、○○っち、じゃあね。」幸せそうに笑いやがって。無言で手を振り返す。並んで昇降口を出る二人の背中を見ながら、ふと口から零れ出た。「…好き。」その声は、雨音に紛れて消えた。 #黒バスプラス

2012-11-11 14:33:44
もも @momomoga

「真太郎、嘘でいいから、愛してるって言って。」そんなの言えるわけない。言ってしまったら、それは嘘になってしまうのだから。俺はお前を本当に愛しているのに。泣きそうな顔が痛々しい。焼けるように熱い喉から、声を絞り出した。「…愛している。」その傷ついた笑顔も、愛してる。 #黒バスプラス

2012-11-10 00:07:51
もも @momomoga

なんて自惚れ。私が彼を幸せにするなんてこと、できるはずがなかった。幼馴染に、敵うはずがなかったのだ。星も、月さえも見えない、光のない夜でよかった。最後の彼の表情を見なくてすむ。「青峰くん、好きになってくれて、ありがとう。」笑ったはずなのに、涙が零れた。 #黒バスプラス

2012-11-07 21:04:02
もも @momomoga

「寒い…」「だろうな。」冬の海。しかも夜。学校終わりの変なテンションでバスに乗ってここまで二時間。二人で砂浜に座り込む。「制服、汚れるぞ。」「ん…」そっと肩に寄り添うと、じんわりと熱が伝わった。夜の波に攫われる前に、君のその首筋に印をつけておこう。がぶり、泣きながら、噛み付いた。

2012-11-07 17:33:20
もも @momomoga

【黒子】壁に押さえつけられ、強引に唇を塞がれる。いつもの穏やかな黒子くんじゃない。一度離れて抱きしめられたまま、ひたすら呆然とする。「すみません…でも、あなたが好きで、どうしようもなく好きで、耐えられません。」耳元で囁いた掠れた声に、私はいともたやすく陥落した。 #黒バスプラス

2012-11-03 00:33:27
もも @momomoga

どうして忘れていたのだろう。そのパッケージ、星型の飴玉。母がいつも持ち歩いていた。私が笑う時も、泣く時も、怒る時も、喜ぶ時も与えてくれた一粒。どんな時も母は笑っていて、それだけで私は幸せだったんだと、そんなことに今更気付いて、今週末は実家に帰ろうかな、なんて考えた真昼のコンビニ。

2012-10-24 00:52:44
もも @momomoga

「あ、いい匂い。」「金木犀ですね。」「そっかー、もうそんな時期かー。ふふ。」「何か可笑しなことでもありました?」「ふふ、ううん。綺麗で、優しい香りがするなんて、黒子くんに似てるなあ、なんて。」「…」「おお、顔が赤いぞー、少年。」「うるさいです。」 #黒バスプラス #黒子プラス

2012-10-16 23:09:03
もも @momomoga

氷室くんと付き合って初めてお家に呼ばれた。彼はただ座って雑誌を読んでいるだけで絵になってて。ぼーっと見つめていると、私の視線に気付いた途端ニヤリと笑った。「おいで。」その声に、こちらを見つめる誘うような目に、全身がびりびり痺れて、思わず足の指にぎゅっと力をいれた。 #黒バスプラス

2012-10-15 22:01:57
もも @momomoga

「黒子くん、送ってくれてありがと。」「いえ、女性一人での夜道は危ないですから。」「紳士だね。」くすくす笑うと彼はにっこり笑って、私の頬に手を添えた。「まあ、ボクもたまには狼になりますよ。あなた限定で。」ふわりと口づけ、「では、また明日。」…そんなの卑怯だ!ばか! #黒バスプラス

2012-10-14 23:09:19
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