ももの連載まとめ

もも @momomoga

#黒バスプラス 前の席のあの子が気になる黄瀬くん⑦ 「あの、これ以上あの子に関わらないであげて。黄瀬くんは何も悪くないんだけど、あの子が可哀想だからさ。…ほら、フラれて傷心中っていうかさ。」 「…はい？」 「だ… http://t.co/A8zSFLZj7s

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#黒バスプラス 前の席のあの子が気になる黄瀬くん⑥ 授業中、彼女は大抵真面目に授業を受けている。 そしてたまに、本当にたまにあいつのことをチラリと見てはすぐにパッと目を逸らす。 あいつに彼女ができてからは少しだけ回数は… http://t.co/Z6dnua2R42

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#黒バスプラス 前の席のあの子が気になる黄瀬くん⑤ 「失礼しまーす…」 遠慮がちに小声で挨拶しながらドアを開けたが、保健室の中には誰もいなくて少し気が抜ける。 ぼーっとしていたら紙で指を切ってしまった。傷は浅そうだし放… http://t.co/YWFQ0MwCOz

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#黒バスプラス 前の席のあの子が気になる黄瀬くん④ 朝、登校すると教室内がやけにざわついていた。 最初は、今日何かテストでもあったっけ、なんて能天気に考えていたが、どうやらそういう種類のざわつきではないらしい。 やけに… http://t.co/v4CiOtTOqu

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#黒バスプラス 前の席のあの子が気になる黄瀬くん③ 「ねえ～、なんであいつのこと好きになったんスか。教えてよ。」 「ん～…」 いつもはぐらかされるこの質問。今日も答えてくれる気はないらしい。 そろそろ教えてくれたって… http://t.co/F4WSuhZ7nE

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#黒バスプラス 前の席のあの子が気になる黄瀬くん② ある日、例の男子が彼女に話しかけた。 男子は提出しなきゃいけない国語のノートの回収をしていて、クラス全員に声をかけていた。 だから話の内容は世間話ですらなくて、ただの… http://t.co/gSWZaaKgbz

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#黒バスプラス 前の席のあの子が気になる黄瀬くん① 俺がそのことに気が付いたのはつい先日のこと。 席替えで俺の前の席になった女子は、クラスでそんなに目立つわけでもない、物静かで大人しい普通の子。 その子の友達も大人しめ… http://t.co/50max1nfws

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【青峰50】青峰くんには馬鹿って何度も言われたけど、やっぱり私は馬鹿なのかもしれない。彼が私を好きという事実だけで、たったそれだけで、世界が変わった。変わった世界はこんなにも綺麗で、明るくて、何もかもが輝いていた。それでも、隣にいる彼の手は変わらず、なによりも一番温かかった。終

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【青峰49】そうやっていつもより優しいから、気になっていたことを、どうしていつもエッチの後私が寝るとすぐ帰るのか、聞いてみた。そしたら、「ずっと一緒にいたら抑えが効かねえんだよ馬鹿！」って少し赤い顔で叫んでた。そんなことで私はあんなに悩んでたのか。すごい拍子抜けで笑える。

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【青峰48】帰り道、もう一度「本当にそばに居てもいいの？」と聞いてみると、彼は今日何度目になるか分からない溜息を吐いて、「好きにしろよ。」ぶっきら棒に呟いた。会話していても絶対に目が合うことはないし、返事も冷たいけど、歩調は私に合わせているのかゆっくりで、それだけで嬉しくなった。

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【青峰47】「なにその顔。すっげえそそる。」頬に伝った涙をべろりと舐め上げた。少しぼんやりする視界のまま彼を見つめると、目が合った途端彼の目が猛獣みたいにぎらりと光った気がした。そこからなんだかスイッチが入っちゃったみたいで少し襲われかけたけど…流石に学校だから我慢してもらった。

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【青峰46】「俺がいつダメって言った？」ニヤリ、と効果音がつくであろう妖艶な笑みを浮かべた彼は、私の返事も聞かずにぐっと顔を近づけて口を塞いだ。ああもう、だめだ。彼が好きだ。夢なら覚めるな。こんなの幸せすぎて頭がどうにかなりそうだ。唇を離すと、彼は至近距離で私の顔をじっと見つめて

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【青峰45】頭に乗せられた彼の手が、私の髪を掬っては撫で、掬っては撫でる。その手付きがやけに優しくて、温かくて、目頭がじんわり熱くなった。「私、そばに居てもいいの…？」ぽたぽた落ちる涙は机に染みを作り、視界がボヤける。すると今度は顎に手が添えられ、ぐい、と顔を持ち上げられた。

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【青峰44】私が青峰くんを好きで、青峰くんも私が好きだなんて、そんなばかな。こんな幸せな夢は、二度と見られない。きっと。こんなの、「ほっとけねえんだよ…他に男がいるなんて考えたくもねえんだよ…気づけよ、馬鹿。」…夢以外にはあり得ないはずなのに、

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【青峰43】目の前の机の木目をじっと見つめて、彼の言葉を頭の中で反芻する。好きって言った。私のことを。「…青峰くん、私のこと、好きなの…？」そんなの信じられない。まだ夢の続きなのかもしれない。「だからそう言ってんだろうが。何回も言わせんな。」やっぱり、まだ目は覚めないらしい。

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【青峰42】「好きに決まってんだろうが！じゃなきゃこんな馬鹿でめんどくせえ女抱くわけねえだろ馬鹿！」普段はやる気のない喋り方の彼が、大声で怒鳴った。それから大きく舌打ちをして、私の頭に手を乗せ、無理矢理下に押さえ込んで「…あと、もうイラつくから謝るの禁止な。」そう付け足した。

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【青峰41】「…付き合ってると思っててくれて、あの、嬉しい。…でも、青峰くんは私のこと好きな訳じゃない、よね。えっと、付き合わせてごめんね。」どういう顔をすればいいのか分からなくて、自虐の意味も込めてへらりと笑った。「あーもう、だからっ…」すると彼はイライラしたようにそう言って、

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【青峰40】どもる私に彼は溜息を吐いて、「付き合ってるなら、もっと馴れ馴れしくなるもんじゃねえのかよ。」再び私に言葉を失わせた。「……え」「なんだよ。」「…付き合ってる？」「…ちげえのかよ。告ってきたのはそっちだろーが。」「…で、でも。」「なに。」「…」「なんとか言えっての。」

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【青峰39】そのままぽかんと彼を見上げていると、「…なんか言えよ。」痺れを切らしたのか、不機嫌そうな声で呟いた。「あ…ごめんなさい…」「…お前さあ、すぐそうやって謝るよな。お前はなんも悪くねえんだから、でかい態度でいろよ。」「ご、ごめん、あ、えと、…うん。」

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【青峰38】…これは。誤解は解けたってこと…？「あ…うん。風邪、です。」そう答えると、彼は気まずそうに小さく舌打ちしてから「……その、悪かったな、勘違いして。」そう言ってそっぽを向いた。あ、謝ってる…あの青峰くんが謝ってる…！私に…！感動と動揺でとっさに言葉がでない。

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【青峰37】「え…？」一瞬彼の言葉が理解できなくて、ぽかんと顔を見上げた。彼はバツが悪そうにくしゃくしゃと自分の頭を掻き回して、「お前が俺のとこに来ないからだろうが…」もう一度、はっきりと言葉にした。「えっと…？」「あの日…風邪だったんだろ？なんで言い訳にも来ねえんだよ。」

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【青峰36】「あぁ？」返ってきた大きな声に、肩がびくりと震えた。こわい。泣きたい。帰りたい。どうやってここから逃げ出そう。ダッシュしたら逃げ切れる？走って青峰くんから逃げられるんだろうか。無理だ…。絶望的な状況に本格的に泣きそうになっていると、青峰くんがぼそりと何かを呟いた。

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【青峰35】私のことは睨みつけて、彼女にはあんなに優しい視線を送ったくせに。今さら何なんだ。青峰くんが私のところに来てくれて、本当なら嬉しいはずなのに、なぜか悲しくなった。「な、何か用事でしょうか…」目は合わせないままで、喉から必死に声を絞り出す。精一杯の落ち着いた声。

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【青峰34】恐る恐る顔を上げると、目の前にはやっぱり青峰くんがいた。「あ、あの…？」「あ？」「なんで…？」声が震える。目の前に立って見下ろしてる彼の視線に耐えられなくて、すぐに目線を落とした。彼は一体何でこんなことをするんだろう。あんなに冷たい声を出したくせに。

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【青峰33】な、なになになに。夢？「…」混乱する頭で現状を把握しようと試みる。薄暗くなって誰もいない教室で私は寝てて…起きたら青峰くんらしき人に頭を撫でられてて…？な、なんで？だめだっ顔上げられないっ！「…おい、無視すんな。」かけられた声に、体がびくりと揺れる。