西條剛央氏 【震災から1年半で思うこと。】9/11~9/12&今からでもできること
(用語説明:質的研究法とは、一事例からでも構造を把握し、対策を打ち出していくことが可能な領域横断的に広がっている新たな方法論です。ご参考→http://t.co/jakuiSkNライブ講義・質的研究とは何か-SCQRMベーシック編-西條-剛央/dp/4788510715 )
2012-09-12 11:23:21大川小学校の件については様々なメディアの記者が集まっており、良質の記事がたくさんでています。しかし、どうしても断片的にならざるをえず、また裏山やスクールバス、専門の先生、十分な時間があったのに避難行動が取れなかったという不合理な現象は、心理学の視点がないと理解できないのです。
2012-09-12 11:24:09そうした観点から研究を続けてきたところ、なぜこの悲劇が起きたのか、その構造を解明することができました。詳細は近々論文を公刊した後に説明しますが、これによってご遺族の方々が前に進めるようになることを願っています。そしてそこで提示した再発防止案が未来の命につながることを祈っています。
2012-09-12 11:25:14なぜ震災一年半でこうした話をさせていただいたかといえば、被災地はまだ何も終わっていないということを、あらためてお伝えしたかったからです。
2012-09-12 12:51:06被災地のことを忘れてしまった人はいないと思います。ただ忙しくしているうちにいつの間にか時間がたっており、ふりかえればこの半年被災地をほとんど思い出さなかった方も多いのではないでしょうか。
2012-09-12 13:26:52震災から1年半たった今、ふんばろうでも、継続的に支援を続けるためにもそれぞれの家庭や仕事、生活を第一にしてくださいと言っています。
2012-09-12 13:38:13一生懸命に生きている中で、日々思い出すことは難しくても、たとえ忘れてしまっていても、サポータークラブのような仕組みに入っていれば、結果として支援活動を支えることができます。
2012-09-12 13:39:28人間はどうしても忘れてしまう生き物です。だからこそ生きられるということもあります。それでも被災地の現実は歴然としてそこにあります。忘れたから無くなるというわけではないのです。それを前提とした上で時には思い出して、できる範囲でできることをしていくということが大切のように思います。
2012-09-12 13:44:15「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は今後も地に足つけて現地に寄り添いながら、しっかりと歩んでいきたいと思います。たまに拡散のお願いなどすることもあると思いますが、引き続きご協力頂ければありがたいです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。【震災から1年半で思うこと。おわり。】
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