【福島県県民健康管理調査と調査者の権限・責任】⑧

宗教学者 島薗進氏の第8弾です。 2012年9月11日発表の「福島県民健康管理調査」の統計から、血液関係のデータに注目したツイートになってます。
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第1弾から第7弾はこちら

まとめ 【福島県県民健康管理調査と調査者の権限・責任】⑦ 宗教学者 島薗進氏の連続ツイート第7弾です。 今回は、チェルノブイリ事故後の住民への甲状腺検査と、それに関連するがんに関する研究を山下俊一氏たちがまとめたレポートを引用し、疑問点を明らかにしています。 2341 pv 48 5

島薗進 @Shimazono

1【福島県県民健康管理調査と調査者の権限・責任】⑧9月11日の第8回検討委員会で配付された「平成23年度県民健康管理調査「健康診査」実績と評価(集計)について」 http://t.co/JOdCCwFu を見ると 血小板p59、白血球p60などの数値が県外避難者より高い。

2012-09-15 09:10:21
島薗進 @Shimazono

2【福島県県民健康管理調査と調査者の権限・責任】⑧既に⑤でのべだが、笹川チェルノブイリ調査でも被曝地域の子どもたちで白血球、血小板が多かった。山下俊一氏他「チェルノブイリ原発事故被災時の検診成績」http://t.co/pMHd7X8g では白血球増多症が総検査数の3.6%。

2012-09-15 09:11:44
島薗進 @Shimazono

3【福島県県民健康管理調査と調査者の権限・責任】⑧その数は1991年から96年へと次第に減少する。「多くは好酸球増多症や血小板増多を伴っており、呼吸器症状や下痢のような消化器症状等の理学的所見を考えると、小児期に多い感染症による反応性の症状がほとんどである」とある。

2012-09-15 09:12:26
島薗進 @Shimazono

4【福島県県民健康管理調査と調査者の権限・責任】⑧3笹川チェルノブイリ調査は子どもを対象としたもの、福島県の調査の数値は40歳以上を対象としたもの。また比較対象である県外に避難している人の数は多くない。だが、「白血球増多症」でないとしても白血球が多いというのはグラフから明らか。

2012-09-15 09:13:36
島薗進 @Shimazono

修正5【福島県県民健康管理調査と調査者の権限・責任】⑧これはなぜなのだろうか。福島県では炎症が多く起こっていると考えるのが自然ではないか?笹川チェルノブイリ調査では農村地帯で寄生虫感染によるアレルギー反応の結果だと推測しているが相当に無理な説明ではないか?なぜかを問うのは当然だ。

2012-09-15 09:29:07
島薗進 @Shimazono

6【福島県県民健康管理調査と調査者の権限・責任】⑧放射線量の高い地域の居住者では白血球や血小板が多くなるのかどうか、確かめる調査を進めてもよいのではないか?チェルノブイリの子どもに、また今回の調査で福島県の40歳代以上の住民に見られた白血球や血小板の増大が放射線の線量とは

2012-09-15 09:16:06
島薗進 @Shimazono

7【福島県県民健康管理調査と調査者の権限・責任】⑧関係ないことが明らかになればそれは別の要因を考えるべきだろう。チェルノブイリの調査では、子どもに感染症が多いのではないかというところまでは推測している。もし福島県でも同様の推測ができるのなら、なぜそうなのか調べて対策を立てるべき。

2012-09-15 09:16:42
島薗進 @Shimazono

8【福島県県民健康管理調査と調査者の権限・責任】⑧医学的な調査に限らず、調査をして何かが疑われる徴候が見えてきたら、それは新しい科学的知見を得るためのたいへん重要な手がかりになりうる。福島県民の健康を大切にしたいなら、ぜひ調査を進めるべきだろう。調査の結果を生かすのが当然(続)

2012-09-15 09:17:48