VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

26 もう否定することができない私は「…はい…そうで…す…」下を向いて途切れ途切れに答える。こんな女は嫌いかな？嫌な感情が回り始めた瞬間。彼の匂いに包まれた。思考が停止する中わかったこと。それは…私は今キュヒョンさんに抱きしめられている #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

27 体全体で感じた彼のぬくもりに私の体温が上昇して。息がうまくできない。彼の胸が私の前に…どくんどくん…と聞こえる鼓動はとても大きくて速くて…私と同じくらい飛び跳ねている。『どうしてあなたはっ…』私を抱きしめる力が強まる。 #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

28 『そんなかわいいこと言わないでください…』尚も私を抱きしめて話す彼に私はおかしくなりそうで。『あなたはほんとに…』少し離されて見えた彼の頬がとても赤くて。『僕の心を捉えて離してくれませんね』眉を下げて笑う彼に私は胸をしめつけられた #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

29 「そんなことっ…」彼の言葉にどんどん顔が赤くなる。『このワンピース。今日の髪型…とてもお似合いです』ゆるく巻いた髪を彼が触るからほんの少しだけ揺れて。『本当にかわいい…』愛おしむように見つめられてどうしたらいいかわからなくて… #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

30 『僕があなたのことを大事にしているの…わかりますか？』彼の手が私の頬に触れて。さっきからかけられる甘い言葉、触れる彼の大きな手、その全てがとても甘くて。『あなたは僕にとって…"特別"な存在なんです』とくべつ… #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

31 "特別" この言葉がこんなにも胸に響くものだとは思っていなかった。『見てください…これ』そう言ってナフキンを差し出す彼。"カフェラテ割引券"私がさっき彼に渡したものだ。『ここ』彼が指差した先を見ると"キュヒョンが特別に作ります" #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

32 『この意味がわかりますか？』「え？」『僕はあなただけ…あなたのためだけに…特別に作るんです。僕はあなただけにしか作りません。それは…』思いがけない言葉に涙が溢れそうで…『あなたが僕にとって特別な存在だから』彼がとても穏やかに笑った #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

33 あまりに彼が穏やかに優しく笑うから。とても甘くて綺麗な言葉を囁くから。私の目からは涙がこぼれて。胸がきゅーっと締め付けられて甘い痛みが襲ってきて。『どうして泣くんですか…？』突然涙をこぼす私を見て彼が少し慌てる。 #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

34 「嬉しかったんです…キュヒョンさんの言葉が。想いが…」涙は止まらないけど彼に感謝の気持ちを伝える。そうすれば彼の頬は赤く染まって嬉しそうに微笑んでくれる。「私の気持ちも伝わっていますか？」私もあなたが大好きなんです… #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

35 「大好きです…キュヒョンさん」言葉にすればまた想いが溢れてその分涙も溢れて。止める方法なんて私は知らない『…』涙で彼がどんな表情をしているかわからない。だけど…『…ごめんなさい』とても申し訳なさそうに彼が謝って…私達の唇が重なった。 #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

36 『僕も…あなたを愛しています』すぐに離れた唇はとても柔らかくて甘くて…私にとびっきりの愛を囁いてくれる彼の頬は真っ赤で。どうして彼はこんなに真っ直ぐで、それでいてこんなにも甘いんだろうか…。あまりに穏やかで甘い空間に心臓がとまりそう #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

37 『あ…もうすぐ出なきゃ…』沈黙を破ったのは彼で。『送りますね』少しぎこちなく優しく彼が微笑む。「ありがとうございます…」恥ずかしさからか彼の顔が見れない。カラン。聞き慣れた音をたて閉じる扉。あたりは真っ暗で、誰も歩いていない。 #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

38 誰もいない道を2人でゆっくりと歩く。2人の間に会話はないけど気まずさはなくて。お互い同じ気持ちなのか歩くスピードはとてもゆっくりだ。「あ…この先に綺麗なイルミネーションがあるんです」イルミネーションを理由に少しだけ遠回りする。 #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

39 これくらい…いいよね。もっと彼といたいんだもん。『ほんとですか？見てみたいです』彼も乗り気みたいだし。遠回りということは内緒にして川沿いの道を2人でゆっくり歩く。夜は暗いし怖いから大嫌いだけど、彼と2人ならとても幸せだ。 #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

40 『わ…きれいですね…』目の前に広がるイルミネーションに彼の顔が明るくなる。「私、この場所がすごく好きで…」この場所を理由に遠回りしてしまったけど、ほんとに大好きな場所で。『そうなんですか…』隣に彼がいるせいか、いつもより綺麗に見えて #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

41 『なんか嬉しいです…』景色から目線を下にずらし彼が微笑む。その横顔がとても嬉しそうで。『あなたの好きな場所を知れて』少し背の高い彼を見上げれば彼と目が合って。『こうしてあなたの事を少しずつ知る事ができて』私を見つめる彼の瞳が優しい。 #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

42 『幸せってこういうことを言うんですね…』彼が目を細めて微笑んでくれて。『僕、今とても幸せです』彼の頬が赤くなって。『あなたが隣にいる、今この瞬間が…本当に幸せです』もうなんて言ったらいいかわからない…こんなに幸せでいいのか… #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

43 「はぁ…」ソファーに座り今日を振り返ってみれば胸が高鳴って幸せなため息がこぼれる。『本当に幸せです』頬を赤くして目を細めて優しく笑った彼の顔が頭から離れない。私のほうが幸せだよきっと…。私はこんなにも彼に幸せをもらっていいのかな… #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

44 とても真っ直ぐで自分の想いを惜しむことなく伝えてくれる彼。彼が発する言葉はすべてが甘くて…。 プルルル いきなり鳴った電話に驚きながらも携帯のディスプレイを見れば"キュヒョンさん"の文字。また私の心臓が大きくはねた。 #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

45 通話ボタンを押して携帯を耳に近づければ『もしもし…』いつもより少し低い彼の甘い声が聞こえる。耳元で囁かれているような感覚がして体温は上昇するばかり。「もしもし…？」声を振り絞って出せばまた震えていて。『…』なぜか彼からの返答がない #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

46 「キュヒョンさん…？」反応のない彼に恐る恐る声をかければ『あ…いや…あの…』なぜか焦ってるみたいで。「どうかしましたか…？」『あ…あの…何してたんですか？』「へ？」彼がいきなりそんな事を聞くから私はだらしない声を出してしまった。 #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

47 『あ…あの…違うんです…いやあの…』私の間抜けな返答を聞いて彼がさらに焦るから、「ふふっ…」私はつい笑ってしまった。「落ち着いてください…どうしたんですか？」『……ははっ』優しく声をかければ彼も少しだけ笑った。 #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

48 『…ふぅー…』彼が落ち着こうと少しだけ息をはいて『ごめんなさい…』いきなり謝るから。また私の頭にはハテナが浮かぶ。『…あなたの事を考えてたら会いたくて…声が聞きたくなってしまって』また…彼の言葉に胸がきゅーっとしめつけられる。 #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

49 『でも…かけてみたら何を話したらいいかわからなくなってしまって…』恥ずかしそうに彼が言うから私も恥ずかしくて全身が熱い。『ごめんなさい』ははっと彼が笑うから彼の笑顔が浮かんできてキュンと胸が高鳴る。彼の姿は見えないのに… #SJで妄想 #VanillaLatte

ちーちゃ @sy82421

50 『でも声が聞けてよかったです』少しトーンがあがって嬉しそうに言うから私の胸はどうしようもないほどの甘い痛みに襲われる。『では…また明日待ってますね。…おやすみなさい』私の名前を優しく呼んで電話を切る彼。私はしばらく動けないでいた #SJで妄想 #VanillaLatte