うーむ、わからない、国債の満期まで10年我慢すれば額面で償還してもらえるんだから、黙って待っていればいいのでは?という疑問ももっともです。しかし・・
2012-09-17 21:19:35国債金利が上昇=市場金利が上昇ですね。ある銀行が、下落した国債を抱えており、売るに売れません。そうすると市場金利並の預金金利を払えないので、預金金利を引き下げ・・できないですよね。利鞘が減少する、あるいは最悪、逆ザヤ(貰うより払う金利が多い状態
2012-09-17 21:21:56市場には多様な参加者がおりまして、金利が上がると考える方、下がると考える方が錯綜しておりますが、今は下がると考えている方が多く、じりじりと金利は下がり続けています
2012-09-17 21:25:36また、財務省は国債保有者の多様化を進めようとしておりまして、従来中心であった銀行・生保など機関投資家だけではなく、個人へも積極的に勧めています
2012-09-17 21:27:12しかし「国債にばかり投資して、銀行はリスクテイクしていない」という批判は(ある程度)誤解があると考えています。それを解くために少々
2012-09-17 21:32:15「ある程度の誤解」と申しましたのは、やはり貸出金を中心とした信用リスクに対し、国債投資による金利リスクは、「軽い」かな、とも考えられるからです
2012-09-17 21:33:42信用リスクと金利リスクは、単純な金額の大小で測れるものでもないかな、と思いますが、リスク管理の話はあまり詳しくないので、この辺で今夜のお話は終わりにしたいと思います
2012-09-17 21:36:18財政破たん。内国債の場合、破たん街道突っ走るときは、国と中銀の信用は同時にクラッシュ状態となり、紙くず国債=紙くず銀行券(お金)と等価値で、紙くずと紙くずの交換で償還は可能。償還可能という意味ではデフォルトせず、しかし「価値」の概念ではデフォルトしたに等しい。
2012-09-17 21:43:29例えば銀行が、どんな道具を使ってもよいが、阿呆みたいに債券ロングしたとする。すると、銀行の様々なビジネスによる利益のリスクは、債券買いが大きくなるにつれ、そのうち長期金利への感応度に飲み込まれてしまう。
2012-09-17 21:47:16それでは銀行の株主にとって、債券をロングしているのと大差ないことになってしまう。あるいは銀行株を買うと同時に債券をショートすれば、銀行ビジネスのエクスポージャのみを取り出すことは可能な理屈だが、ディスクロージャは読みにくく面倒くさい。
2012-09-17 21:48:10資本市場が銀行に求めているのは、まず銀行にしかできないビジネスであって、債券ロングではない。後者はあちこちで安売りしている。
2012-09-17 21:49:35ただ彼らもポートを作ってるわけですから、私個人としては1つの商品で企業収益やリスクをシンプルには語れないというのが思いです RT @equilibrista: 例えば銀行が、どんな道具を使ってもよいが、阿呆みたいに債券ロングしたとする。すると、銀行の様々なビジネスによる利益の…
2012-09-17 21:50:30資金調達を不利と感じ、かつ現金が余っているときには、どんな商売であれ、借金を返したくなるのが常だと思うが、預金が運用できないのなら、返してしまってはどうか。あるいは少なくとも、頑張って取ってくるのを止めてはどうか。
2012-09-17 21:51:19