批判的であること志向性について自覚的になることで、メデアリテラシーについて考える

毎日新聞の記事「原発の呪縛・日本よ! 文芸評論家・加藤典洋さん」を例題に読んで批判的であることについて考える。そして、電力会社の2012年の電力需給ギャップがどうであったかの記事を例に読んで、志向性について考える。 註 実験的なものです。
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節電:家庭は12%達成、原発ゼロ乗り切る
2012年09月08日

記者会見で今夏の電力需給実績について説明する瓜生社長=福岡市中央区で、和田大典撮影
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 政府と九州電力による10年夏比「10%以上」の節電要請が7日、終了した。期間中、電力需給が逼迫(ひっぱく)することなく、計画停電も実施されなかったのは、市民の節電への努力によるところが大きい。冬、夏とも原発ゼロで乗り切ったことで原発不要論が勢いづくのは必至で、再稼働のハードルはさらに高まった。一方、九電は不測の事態や電気料金の値上げをちらつかせ、なお原発を動かそうと懸命だ。

 「節電のおかげで安定供給できた」。九電の瓜生道明社長は7日の記者会見で企業や市民に感謝した。期間中に家庭用12%▽オフィスビルなど業務用10%▽工場など産業用7%−−のトータル10%程度の節電が達成されたためだ。ただ、原発ゼロでも電気が足りたと指摘されると、「需給面で好条件が重なったため」と反論も忘れなかった。

 九電は猛暑だった10年夏、原発5基を稼働させて1895万キロワットの供給実績がある。だが原発ゼロの今夏は1574万キロワットに落ち込むと予想。一方で需要予想を1634万キロワットとみて、電気が足りないとはじき出した。

 ところが、今夏の実績では、最大供給力は8月3日の1732万キロワットで、予想より158万キロワット上回った。中部、北陸、中国3電力からの融通分が当初予想に比べ2・5倍の最大120万キロワットだったことも大きいという。

 一方、今夏の最大使用電力は予想の1634万キロワットを大きく下回る1521万キロワット。九電は記録的な猛暑だった10年に比べ気温が低かったことも要因に挙げるが、それでも今夏の気温は平年より高く、暑さの中で市民が節電に努力した結果だ。期間中に電気使用率が92%超の「やや厳しい」となったのはわずか3日で、他は「安定需給」だった。

 他電力会社からの融通について、九電は「関西電力大飯原発の再稼働があった」と強調するが、関電管内も計算上は大飯原発からの供給がなくても電気が足りている。やはり他電力からの融通があったからで、全国的な節電効果により、融通し合えばまかなえるという連携の視点が欠如していたといえる。

 だが、九電は老朽化した火力発電などのトラブルで需給が逼迫することをなお警戒。瓜生社長は今冬の節電要請も示唆しながら「これからずっと原発が動かないとは思っていない」と原発頼みの姿勢を貫く。東京電力は電力不足回避のため火力発電のガスタービンを設置したが、「早々に設備対策をするのは難しい」と否定的だ。

 火力発電の燃料費がかさみ、12年9月中間連結決算の業績予想で1650億円の赤字となる九電。瓜生社長は電気料金値上げも言及したが、一般社団法人「スマートプロジェクト」(東京)の加藤敏春代表は「節電量に応じて報酬を出すネガワット取引を一般家庭にも広げるなどして負担軽減策を講じるべきだ。そうすれば使用電力の総量を減らすことができ、火力を使わない分赤字も削減できるはずだ」と述べ、原発頼みから脱却して対策を構築すべきだと指摘した。【関谷俊介】

すみ @vptdmre

電力3社:需要、盛夏を乗り切る 家庭や企業で節電浸透 http://t.co/AMniYGrw

2012-09-08 12:06:49
リンク mainichi.jp 電力3社:需要、盛夏を乗り切る 家庭や企業で節電浸透 政府は7日、関西、四国、九州の電力3社で設けていた節電の数値目標を解除する。節電期間は9月末までだ...

電力3社:需要、盛夏を乗り切る 家庭や企業で節電浸透
毎日新聞 2012年09月07日 00時28分

 政府は7日、関西、四国、九州の電力3社で設けていた節電の数値目標を解除する。節電期間は9月末までだが、需給逼迫(ひっぱく)警報発令や計画停電などの事態は回避できる見通しだ。原発停止で電力不足が懸念されたが、家庭や企業で節電が浸透したことなどで、盛夏を乗り切った。

 電力のピーク需要に対し、供給力がどれだけ余っているかを示す「予備率」は、最も厳しかった北陸電力で5.0%(8月17日)。急な需要変動などに対応するには3%以上が必要とされ、各社ともこの基準を達成した。

 8月の全国の平均気温が過去3番目の暑さだったにもかかわらず、需給が安定したのは、節電などで需要を抑えた効果が大きい。数値目標は、夏場のピーク需要を猛暑だった10年に比べてどれだけ減らすかを示すもの。削減実績は▽関電11.1%減(目標は10%以上減)▽九電9.5%減(同)▽四電8.6%減(5%以上減)。ピーク需要は昨年と比べても、関電で2.2%減、九電で1%減となり、エアコンの使用抑制などの効果が表れたようだ。

 最も電力不足が懸念された関電では、大飯原発3、4号機(計236万キロワット)の再稼働や、それに伴う揚水発電の積み増しなどで、今夏の需要のピークだった8月3日に2992万キロワット分の供給力を確保。これに対し需要は2682万キロワットで、11.6%の余裕があった。同日は、他電力から約500万キロワット分を融通できたといい、大飯再稼働と揚水積み増しによる400万キロワット超の供給力がなくても足りた計算だ。

 ただ、これで安心とは言えない。8月3日は、今夏の雨量が平年より多かった影響でダムの水位が十分にあり、中・西日本6社の水力発電所で845万キロワットの供給力を確保、計画していた752万キロワットを大きく上回った。経済産業省によると、水力などが計画通りで、大飯再稼働が無い場合、中.西日本の予備率は2.2%まで悪化、需給逼迫警報が発令され、最悪の場合は工場の一部設備停止などを迫られた可能性がある。経産省は「大飯を再稼働させた分、火力発電の稼働を抑えられ、電力不足につながる突発的な火力のトラブルを減らせた」(幹部)と説明、再稼働は妥当との判断を崩していない。【横山三加子、和田憲二】

すみ @vptdmre

<メモ><電力の需給ギャップ><メディア>志向性を考える。

2012-09-08 12:10:19
すみ @vptdmre

<メモ><電力の需給ギャップ><メディア><Point>何の志向性のない情報があるとする。その情報を収集するとき、そしてさらに伝達するとき、どのような志向性を持ってなされるか。

2012-09-08 12:11:55
すみ @vptdmre

<メモ><電力の需給ギャップ><メディア><Point>ある情報が発信されている。その情報に何らかの指向性がある。そのとき、その志向性はどのようなものであるのか。

2012-09-08 12:17:04
すみ @vptdmre

<メモ><電力の需給ギャップ><メディア><Point>ある情報が発信されている。その情報に何らかの指向性がある。その志向性を取り除くことは可能か。また、それはどのような情報となるか。

2012-09-08 12:18:55
すみ @vptdmre

<メモ><電力の需給ギャップ><メディア><Point>情報収集したものを伝える。どのように伝えるのか。

2012-09-08 12:19:53
すみ @vptdmre

<メモ><電力の需給ギャップ><メディア><Point>伝えた情報はどのような志向性を持ったものになったのか。

2012-09-08 12:20:51
すみ @vptdmre

<メモ><電力の需給ギャップ><メディア><Point>情報収集するとき、どのような志向性を持ってされるのか。

2012-09-08 12:29:16
すみ @vptdmre

<メモ><メディア><志向性><Point>志向性を、問題意識の設定、課題探求、解決提示の中で位置づけ、PDCAサイクルで実行すると、問題解決型の情報受発信のアプローチとなる。

2012-09-08 12:33:01
すみ @vptdmre

ちょっといいかげんですけど、大筋で受け入れやすい、分かりやすい、アプローチになるんじゃないでしょうか。(仮案)

2012-09-08 12:35:02
すみ @vptdmre

メディリテラシーが原発に関わる情報の中で、いわれているので、安易に情報の志向性に流される、つまりステレオタイプな情報の受発信をしないで、リテラシーを意識した情報の受発信を心がけるためのアプローチという位置づけです。

2012-09-08 12:46:44
すみ @vptdmre

情報は対立する二項でその立場を明確に、主張されることが多い。しかし、志向性を意識しないでいると、二項のどちらかの側で情報の振幅を大きくし、対抗する情報に対して優位性を示そうとします。

2012-09-08 12:50:28
すみ @vptdmre

志向性に無自覚でいると、優位性を示すことが目的である情報の振幅の中で、情報に流されていくことがあります。このような事例の一つとして、ポピュラリティーを考えることもできるでしょう。

2012-09-08 12:52:31
すみ @vptdmre

自覚的に、そのような振幅の中、ポピュラリティーの担い手となるのもいいでしょう。しかし、情報に対してリテラシーがあるというのは、常に志向性を意識して、情報の受送信をするということになるでしょう。

2012-09-08 12:55:00
すみ @vptdmre

現在の情報環境の中、むしろ情報弱者というより、処理しきれない情報の中で、どのように情報の受発信をするかのほうが、現実的なリテラシーある情報の受発信するものであろう。

2012-09-08 12:57:22