ケインズ『一般理論』を読む2

ケインズ『一般理論』の原文を読みながら訳すとう訳読の際に気づいた感想(6月21日以降だけ)
ケインズ 一般理論
tomokazutomokaz 2876view 1コメント
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  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-20 00:04:58
    山形浩生訳『一般理論』p43(pdf)「利用者費用は、設備を使わないときと比べて、使った場合の設備の価値低下だと定義しました。有益だと思われる維持改善費用と、他の事業者からの購入分は除外します。」除外してはいけない。user costは原材料購入費+減価償却とどの事典にもある。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-20 00:31:43
    『一般理論』user cost の定義はそれより上のところで、A1+(G’-B’)-Gと訳されている。A1は購入費だから、間違うわけないんだが、allow for には誰もが苦労する。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-22 23:27:48
    山形浩生訳『一般理論』p44注9「最初に使われる設備の利用者費用は、産出の総量と独立(下を参照)なだけではありません。」not only independent of the total volume の苦心の訳だが本当のテキストはnot necessarily。これなら簡単。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-23 00:12:34
    ネットにあるケインズ『一般理論』の英語テキストpdfはイタリック体の単語も原本とは違っているようだ。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-26 02:19:35
    人は誰しも何らかの貯蓄をする時には必ず何らかの資産(それが現金であれ債務であれ資本財であるかは問わない)を獲得せざるを得ない。(ケインズ『一般理論』)
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-26 16:52:22
    『ケインズの『一般理論』を読む』(入江雄吉)は消費性向のところからわからなくなる。やっぱり原本を読むしかないな。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-29 01:37:35
    山形浩生氏訳の”ジョン・メイナード・ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』解説”は、肝心のところで日本語変換が間違ってたりするので、このままでは読んでもわからないだろう。http://t.co/pa5aBFRs
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-29 20:44:17
    『一般理論』(p159)”this national weakness finds its nemesis in the stock market” meet its nemesis で「天罰に会う」(英和中)。投機を好む米国人の国民性は株式市場で天罰に会っている。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-29 20:47:55
    『一般理論』(p159)「投機を好む米国人の国民性は株式市場で天罰に会っている。」この国民性のために、株式市場は投機家の戦場となって本来の機能を果たせていない。とすると「この国民的な弱みの宿敵が株式市場なので す。」(山形浩生訳)はどうか。nemesisに宿敵という意味はあるが。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-29 23:38:36
    『一般理論』(p84)the reactions of the amount of his consumption on the incomes of others このリアクションを「反作用」(塩野谷)。しかしこの場合、自分の消費量の減少が他人の所得を減らすので「反」じゃない。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-29 23:42:57
    『一般理論』(p84)an act of individual saving may react on someone else's savings このリアクト「影響」(塩野谷、山形)はむしろ反作用。自分が貯蓄をすることは人の貯蓄は減らす可能性があるので富の総体は増えない。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-30 00:17:54
    山形浩生訳『一般理論』57p。「(3) 所得の計算に算入が認められない資本価値の予想外の変化」 原文はnet income 「純所得」。しかも、予想外の変化は「所得」の計算には含まれているはず。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-30 00:59:09
    「負の貯蓄」とは「資産を取り崩すこと」「貯蓄率が負であること、すなわち、資産を取り崩すこと」「日本では・高齢者世帯が取り崩すのはほとんどが金融資産であるのに対して、米国の高齢者世帯は小規模な持家に住み替えることを通じて持家の一部を流動化し」http://t.co/uf6rS9Uy
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-30 01:05:17
    このように今では「負の貯蓄」という言葉の意味も簡単にわかるが、間宮氏が『一般理論』を訳した頃は調べられなかったのか、注をつけて「正の貯蓄の誤り」と書いているらしい。つい20年前でもCEOの訳語である最高経営責任者がわからなくて苦労したものだ。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-30 19:19:36
    『一般理論』はケインズが抽象的な言葉を使っているのでわかりにくい。「流動性」は現金のことらしいが、その他でもこの種のたぐいの用語がふんだんに出てくる。貯蓄を「金融準備金」と言ったりする。 「法人貯蓄」も一回しか出てこないが、それを意味する抽象語はいっぱい出てくる。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-30 20:17:09
    山形浩生訳『一般理論』59p末。proceed to extreme lengths.「すさまじく長期間続きかねません。」go to great lengths で、「どんな事でもする」(英和中)でこのlengthsは程度を表す。だから、ここは「極端に進行してしまう。」
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-30 20:42:56
    『一般理論』p97、8雇用が増えて所得が増えてもそれと同じだけ消費が増えることはないし、雇用が減って所得が減ってもそれと同じだけ消費が減ることはない。そのおかげで大きな変動に至らずに均衡状態に戻ることができる。さもなければ、雇用と所得の低下は一旦始まると極端に進んでしまうだろう。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-06-30 23:54:15
    『一般理論』第4章『単位の選択』第4節冒頭に出てくる Nrのrの説明は第20章に出てくる。この章は第20章より後から書かれたことがこれで分かる。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-07-02 02:01:23
    『一般理論』第7章「貯蓄と投資の意味再考」の最後、信用創造にはそれに対応する真正な貯蓄があると言う所。ケインズは貯蓄と言う代わりに「保有hold」とか「所有own」とか言いつづけるので、極めてわかりにくいが、要はマンキュー経済学2の銀行の貨幣創造の所と同じ事を言ってると見た。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-07-02 03:15:05
    ケインズ『一般理論』の翻訳は塩野谷九十九の翻訳を息子の塩野谷祐一が改善したのかと思うと、そうでもないところが」ある。文体は古いが九十九のほうが正しいんじゃないかと思うところが結構ある。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-07-07 00:43:03
    ”『一般理論』第7章「貯蓄と投資の意味再考」の最後、信用創造にはそれに対応する真正な貯蓄があると言う所。ケインズは貯蓄と言う代わりに「保有hold」とか「所有own」とか言いつづける”というのは間違い。holdは「物を買わずに持っている」という意味。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-07-07 00:45:31
    『一般理論』第7章「貯蓄と投資の意味再考」の最後は、各人が物を買わずに持っているお金の量の合計は、銀行が信用創造で作り出すお金の量の合計に等しいということらしい。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-07-07 00:46:29
    『一般理論』第7章「貯蓄と投資の意味再考」の最後。それが貯蓄と投資は等しいというのと、類似性があると。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-07-08 20:45:10
    ”『一般理論』第7章「貯蓄と投資の意味再考」の最後、信用創造にはそれに対応する真正な貯蓄があると言う所。ケインズは貯蓄と言う代わりに「保有hold」とか「所有own」とか言いつづける”はやっぱりあってる。holdは「消費しない」ということで所得=消費+貯蓄だから。holdは貯蓄。
  • 夜はやさし @tomokazutomokaz 2012-07-08 23:40:51
    ケインズ『一般理論』第8章第3節冒頭、changes in the propensity itself being treated as a secondary influence この分詞構文はどこにかかるのかわかりにくいので、訳書では挿入文として訳されている。

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