むっちーさんのペイント体然

 むっちーさんによる初心の友向けのペイントTIPSのつぶやきの纏めです。
9
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然0】初心の友や行き詰まりを感じてる趣味人仲間に、口伝や体得、ホビーセンターで教えてもらえるような成文化されてないシタデルカラーの癖やペイントのコツを文章にしてステップアップの助けになりたいと思い、不遜ながらもはじめる。タイトルは大全をモジりつつ体感と泰然を混ぜた造語

2012-09-21 23:42:55
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然1】【ベタ塗り1】塗りたい色で一色に塗るのがベタ塗り。初歩のようだが凄く大事。初心者にありがちなのが下地が透けてしまうのを恐れカラーを濃いまま塗り塗膜が厚ぼったくなってしまう事でモールドの角が丸まる、溝、顔などの造形が埋まってしまう状態。身に覚えがあれば改善したい

2012-09-21 23:45:22
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然2】【ベタ塗り2】少し透けてしまうくらいのカラーの薄め具合でちゃんと乾燥してから2~3回塗り重ねる事でムラの無い面が塗れるようしたい。濃度だけは文面で表現できないので練習して体得して欲しい。初歩ではあるが後述するが隠蔽力や下地の色など問題なども影響してくるので奥深い

2012-09-21 23:47:06
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然3】【ハミ出し】勘違いしがちなのがハミ出してはいけないのではなく「完成した時ハミ出してない」なら良い。製作中はむしろハミ出せ!全体にハミ出すドライブラシや、ハミ出してしまいがちな奥まった場所から先に塗り始めるなどのノウハウを身に付けたい。

2012-09-21 23:48:09
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然4】【発色】カラーの隠蔽力(下地を隠す力)がそれぞれ違い、隠蔽力が強い色はイキナリ塗っても綺麗に発色するが弱い色は透けてしまうのは誰しも覚えがあるだろう。隠蔽力が弱い色は黒の上に塗る前に同系色のベースカラーや白を先に塗ったり、アンダーコートを白にするなどの工夫が要る

2012-09-21 23:51:52
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然1-4まとめ】綺麗にムラ無くハミ出さず塗れる基礎を身に付けていないと技巧を凝らしても意味がないと言う卵帝さんの意見は至言だと思います。それらを踏まえる事が脱初心者への道だと思いますので塗っててシックリこない方は本家ペイント大全と合わせて振り返ってみてはいかがでしょう

2012-09-22 00:08:35
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

みんなが期待してそうなグラデとかはまた次回。 達人ほどカラーはシャバシャバで塗るそうですよ。

2012-09-22 00:20:26
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

TLも三々五々になってきたのでペイント体然を今日も書きましょうか。 と言っても中級者までの体感なので今回のグラデーション特集が終わったらおおよそ役割が終わってしまうのですがまぁそれはそれで

2012-09-23 00:40:43
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然5】【グラデーション1】ミニチュアは縮尺が小さく実物のような陰影が入らないので実物なら本来入るべき陰影をペイントで表現して立体感、質感を出します。これをグラデーションと言います。国産模型では高度な技ですがミニチュア界ではセオリーなので是非とも身に付けたいところです。

2012-09-23 00:41:06
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然6】【グラデーション2】1色を本来の色(ベース)、影になる暗い部分(シェイド)、光が当たる明るい部分(ハイライト)の3色で塗り分けて行きます。しかしミニチュアは実物とも絵とも違い光が当たる方向を特定できないので「窪んだ所は暗く、高い所フチは明るく」が大原則になります

2012-09-23 00:41:22
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然7】【グラデーション3】ベース、シェイド、ハイライトの配色はペイント大全に範例があります。またホワイトドワーフの作例をマネしたり、自分で試してレシピを編み出す事で知識を蓄えましょう。ミニチュアペイントはかなりの部分を知識で補えるので進んで学ぶ事が地力になって行きます

2012-09-23 00:41:51
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然8】【グラデーション4】グラデーションは暗い色を塗り残しながら明るい色へと塗り進める方法、ベースの色に(カラーの)シェイドを塗る事で溝を暗くする方法、白地から明るい色、塗り残しながら暗い色を塗り進める方法などありますが結果的に諧調が出来ればどんな方法でも構いません

2012-09-23 00:42:10
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然9】【グラデーション5】グラデーションは諧調を増やす、境目を消すなどの技法でより美しくなりますが追々の話なので軽く覚える程度で。またペイント大全ではベース、レイヤー、シェイド、レイヤー、ドライ、グレイズとする事を提唱してます。カラーの性能、メソッドに頼るのも大事です

2012-09-23 00:42:27
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然10】【グラデーション6】棒や球やドーム状のパーツはどう言う陰影が入るのか?この場合は作例を参考にしたり自分の考えで塗りましょう。そうした疑問に当たった時、またどの色も3色ずつグラデーションで塗り分けて完成させられるようになった時にあなたは既に初心者では無いでしょう

2012-09-23 00:42:56
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然5-10】【グラデーションまとめ】ゲーム用に大量に塗りたいと言う方などには必須では無いですが、丁寧で美しいペイントのアーミーが並ぶ様もウォーハンマーの醍醐味だと思います。ですが言外のセオリーは独学で難しい事もあるかと思いしたためました。本家ペイント大全と併せてどうぞ

2012-09-23 00:53:13
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然11】【書き込み1】顔、バナー、チャプターアイコンなど細かい部分の書き込みの話。太い線で塗りつぶして心折れた経験がある方もいるのではないでしょうか?ですがいくつかの要素を押さえれば成功しやすくなります。要素とはカラーの濃度、筆の尖り、筆のカラーの含み具合、筆運びです

2012-09-25 00:44:11
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然12】【書き込み2】狙い通りに細かい部分に筆がタッチできてもカラーの濃度が濃すぎるとカラーが乾いて色が乗らず、薄すぎるとタッチできても下が透けてしまいます。乾燥せず一筆分タッチして色が乗る濃さを身に付けましょう。精密作業の時は一筆毎にカラーの水分を調節するつもりで

2012-09-25 00:44:27
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然13】【書き込み3】筆の尖り具合はカラーを筆に付けて不要なカラーを落とす時に捻りながら引き上げると尖り具合を維持できます。尖り具合も濃度同様一筆毎に調整するつもりで。筆自体はシタデルなど天然が良いですが化繊でも下ろしたてから10体程塗ったら寿命だと割り切れば良いです

2012-09-25 00:44:38
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然14】【書き込み4】カラーの含みは多すぎるとタッチした時にダボッとカラーが乗って塗り潰してしまい、少なすぎると乾いてしまうので重要。筆の先2~3mm程度含むようして1タッチで綺麗に乗る含みを調整しましょう。筆の根元部分だけキッチンペーパーなどで水分を取るのも有効です

2012-09-25 00:44:49
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然15】【書き込み5】筆運びは普段と違い書道に似てます。ミニチュアを色んな角度に持ち替え常に上から下への運び、ハライや点を使えば細い線や文字も意外と書けます。筆の先の三角を活かして白目を書いたりも。マークを書く時は周りの色で修正をして角を出すなど計画立てて塗ります

2012-09-25 00:45:02
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然11-15】【書き込みまとめ】一筆入魂で一筆ごとにカラー、筆のコンディションを最良に持っていく、筆に出来る事、しづらい事を把握するのがコツです。逆に筆で大変なのが蛇行した連続曲線は大変でした。 この辺りになってくると実演、参考画像が欲しいので追々追加したいと思います

2012-09-25 00:46:55
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然15補足】以前のツイートの再掲載になりますが我流ながらチャプターマークの描き方です。 マークの書き込みだけでなく周囲の色で削る事でエッジを出すのが伝わると良いのですが。 http://t.co/nOHAYDBm

2012-09-25 00:50:38
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然16】【濃度-上級編】ムラ無くベタ塗り出来た時の濃さを不透明度100とするなら80でも50でもパレットが透ける程に薄めます。このシャバシャバの濃度がグレイジング、ウォッシング、ブレンディングの要になり、この3つの技法は用方が違うだけで同様の技法です。以後解説します。

2012-10-25 00:45:38
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然17】【グレイジング】前述の薄さで塗る事で下地の色の上に半透明のカラーの層を掛ける技法がグレイジングです。腐食、焼き付き、明るすぎた色味を暗くする、グラデーションのメリハリを減らし滑らかにするなど多用な使い道があります。溝に明るい色が流れるとみっともなくなるので注意

2012-10-25 00:45:53
ムッチー/村上矛智 @hell_z_syouji

【ペイント体然18】【ウォッシング】前述の薄さでミニチュア全体に洗い掛けるようにカラーを塗るのがウォッシングです。旧シタデルウォッシュで馴染みがある方も多いですが用途はグレイジング+シェイディングを同時にする、水分のムラを生かして油、泥などの水性の汚れを現す2つの用途があります。

2012-10-25 00:46:07