「明日へ 共に」東日本大震災・原発事故と保育 ひとなる書房 「現代と保育」編集部編

リゲルさんのつぶやきより
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リゲル @fukusima88

原発事故後の福島の人々の心情が一番わかりやすく書かれていると思った本。「暗い夜、星を数えて」綾瀬まる著http://t.co/d4Je44oz 福島県新地町で津波から逃れ、たまたま知り合った南相馬市の人の家に避難して原発事故後3月16日埼玉の自宅へたどり着くまで、とその後のルポ。

2012-09-23 23:07:33
リゲル @fukusima88

バリ島に会社の慰安旅行に行くのに飛行機の中で読んでる本が「明日へ ともに」東日本大震災・原発事故と保育・・・って。我ながら頭おかしいと思う。でもこの本を読むと宮城や岩手の津波にあった地域の被害の大きさに今さらながら言葉を失う。ここと比べて福島県中通りを被災地と言っていいものか迷う

2012-09-23 23:12:55
リゲル @fukusima88

それでも福島はやっぱり被災地だ。地震や津波という天災ではなく。原発事故による人災。「明日へ ともに」東日本大震災・原発事故と保育 この本には福島市内のさくら保育園とさくらみなみ保育園の原発事故後の保育についての記事がある。放射能汚染された地域での保育について詳しい。

2012-09-23 23:16:29
リゲル @fukusima88

この本を知ったのはさくら保育園の園長さんの講演を聞いたからだったが。福島市渡利にあるさくら保育園では原発事故後子どもたちの被曝を減らすために。あらゆる努力をした事。先生と保護者が一緒に放射能についての勉強をして、安斎育郎先生にアドバイザーになってもらって。線量を測る。

2012-09-23 23:30:54
リゲル @fukusima88

保育園の部屋から園庭に出る犬走りにペットボトルに水を入れて敷き詰めて線量を下げる。(こうして線量を測ったら下がっていたというのに驚き・・。)園庭は除染後0.1から0.09μsvになったそうだ。でも園長先生のお話で一番心に残ったのは本当に丁寧に保護者と話し合う姿勢。

2012-09-23 23:35:23
リゲル @fukusima88

学んだ知識を生かし。一つ一つ線量を測り下げるための工夫を確認しながら。それを保護者に提示し、了解をとりながら園庭での外遊びや、プールでの水遊び。園庭での雪遊びを復活させる過程が感動的。

2012-09-23 23:38:05
リゲル @fukusima88

外遊びにこだわったのは、もともと子供たちに様々な自然体験を重視する教育方針に沿ったものなのだろうけれど。同時に外で遊べないことによる子供たちの大きな精神的ストレスと運動量が不足することによる発育の遅れにも大きな懸念があったからということが手記からわかる。

2012-09-23 23:41:13
リゲル @fukusima88

それでも原発事故から1年半がたってもなお。園の外へのお散歩については保護者からの了解が得られず。実現していないということだった。

2012-09-23 23:42:26
リゲル @fukusima88

またさくら保育園では給食も食品の放射能検査を独自に行ったうえで提供しているそうだ。福島県内の農産物はほとんどが放射能が検出されていないものもわかっているけれども、まだ保護者の了解が得られていないため福島県産物は給食には使えないそうだ。

2012-09-23 23:44:54
リゲル @fukusima88

ここまで努力しても。さくら保育園は福島市渡利にあって周辺の放射線量が高いという理由で。2012年は初めて定員を下回ったということ。今回の新入園児は上の子が園児である子供が多いとか。原発事故後避難のため転園した子供たちもいて、この状況が続くようなら経営悪化につながるとのこと。

2012-09-23 23:48:02
リゲル @fukusima88

@takamasa2940 「明日へ 共に」東日本大震災・原発事故と保育 ひとなる書房 「現代と保育」編集部編 税込1470円 収益金は被災地の保育園・幼稚園の支援にあてられます。

2012-09-24 15:28:40