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"もののデザインの時代は終わったのだ"

「20世紀産業構造で表層的なところにおいこまれたまま職業として独立した所詮デザイナーの領分をいくら支援しても産業にはならない。」
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Naohito Okude @NaohitoOkude
今日は9時30分から芦澤君とシンガポール政府のMICA(Ministry of Informations and the Arts)にあるSingaporeDesignCouncilに。デザイン産業を振興しようとしているのだが20年前の名古屋の国際デザイン博の時と同じ問題がある。
Naohito Okude @NaohitoOkude
いまデザインでビジネスをしている人たちを振興しようとしているのだ。だが、20世紀産業構造で表層的なところにおいこまれたまま職業としてどくりつした所詮デザイナーの領分をいくら支援しても産業にはならない。デザイナーを産業の根幹や製品やサービスのどまんなかに投入するべきなのだ。
Naohito Okude @NaohitoOkude
そこに手を付けないで、著名デザイナーやデザインコンサルタントを呼んでも彼らに高いお金をふんだくられるだけで、何もおこらない。名古屋の時もイギリスのデザインコンサルタント達が「いや、彼ら(日本企業)金払うからさ、ぼろもうけ」みたいな会話をしていたのを小耳に挟んだことがある。
Naohito Okude @NaohitoOkude
次にいけないのはデザインセンター構想である。デザイン産業の拠点を作ると言うことで20世紀産業を支えた著名なデザイナーが引退してそこの代表になる。だが、21世紀は創造性が産業になる時代だ。20世紀の著名なデザイナーはそこが分からない。結果として地域の産業にモダンデザインを提供する。
Naohito Okude @NaohitoOkude
それでは何も生まれないことは、デザイン政策を担当した経産省の官僚であれば身にしみていると思う。独立したもののデザインを幾ら行っても何も生まれないのだ。このことを皮肉な形で示しているのが中国のとんでも携帯である。いまiPhoneと全く同じデザインの携帯が出回っている。
Naohito Okude @NaohitoOkude
だがアップルはそれにあまり目くじらを立てていないとも言う。実際さわってみると非常に上手なコピーであるという。だが、このコピー、アップルストアもアプリストアも使えない。なので、アップルの市場を侵食していない。いつまでたっても「とんでも」のままだ。もののデザインの時代は終わったのだ。
Naohito Okude @NaohitoOkude
このことを分かっている人がデザイン産業振興の担当者にどのくらいいるのか。形とインタラクションのデザインが新しい産業システムと組み合わさって、そこに創造的産業が生まれる。この仕組みを促進することがデザイン振興において大事になる。若いデザイナーはこうした現場に放り込んでも大丈夫だ。
Naohito Okude @NaohitoOkude
シンガポール政府はこのことに気がついてはいる。創造性に舵を切る必要性も感じている。あたらしいテイストが生まれていることにも気がついている。だが、具体的にどうすればいいのか、は模索状態だ。デザインカウンシルからEDB(経産省に相当する)担当者が出向している。その人にも今回会う。
Naohito Okude @NaohitoOkude
政府のお金は使いにくい。それはシンガポールでも同じだ。そこにあまり頼る気もない。だが、メディアファニチャー自体が政府のお金で行っているプロジェクトであり、また数値目標に起業がある。したがってそれを前提としてこれから話し合いを続けていくわけである。イノベーションから先の話だ。
Naohito Okude @NaohitoOkude
メディアファニチャープロジェクトではイノベーションは出来ている。次はマーケティングだ。そして最後に資金の問題が来る。順番に進めていくつもりである。(この項 完)

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