【福島県県民健康管理調査は何を目指すのか?】②
- karitoshi2011
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第1弾。
この中のリンクから、関連する過去のまとめも読めます。
それでは、今回の第2弾です。
1【福島県県民健康管理調査は何を目指すのか?】②この調査の主目的は「基本調査」=線量調査を基礎とした疫学調査。福島医大倫理委員会の「会議概要」http://t.co/TcjW44AK の1316,1319参照。「基本調査」+「健康診査」「こころの健康度・生活習慣に関する調査」も。
2012-10-07 09:24:032【福島県県民健康管理調査は何を目指すのか?】②甲状腺検査は疫学とは異なる目的が大きいし、健康診査も然り。こちらは疾患を早期に見出し治療等の措置をとるという目的は含まれている。「調査」と「診査」「検査」の使い分けに注意。 http://t.co/3BuTFblC
2012-10-07 09:24:243【福島県県民健康管理調査は何を目指すのか?】②疫学調査は診療につながらない側面が大きい。これは児玉龍彦東大教授が指摘しているとおり(『低線量被曝のモラル』参照)。だが疫学調査も診療につながりうる。これは津田敏秀『医学者は公害事件で何をしてきたのか』2004に記されているとおり。
2012-10-07 09:25:114【福島県県民健康管理調査は何を目指すのか?】②水俣病では早く適切な疫学調査が行われていれば患者を減らしもっと早期に治療を行うことができたはずだと論じられている。 放射線と健康との関わりについて早く見えてくる疫学調査の仕方はある。例えば被曝量の異なる地域での疾患の差を調べる。
2012-10-07 09:25:455【福島…健康管理調査は何を目指すのか?】②例えば松崎道幸医師の2002年5/19「意見書」http://t.co/auGBFHfh で取り上げられているステパノーバ、スベンセンらの研究参照。日本でもこうした研究を行えば、放射線の影響がどのぐらいあるか比較的早く推定できるはずだ。
2012-10-07 09:26:336【福島県県民…調査は何を目指すのか?】②これは甲状腺障害の検査について明白だ。初めの検査プランでは地域による比較が考慮されていない。これは「不安解消」が目的とされ県民の健康維持・改善が目的とされていないことを如実に示す例だ。ようやく内閣府が腰を上げ比較調査をすると述べた8月末。
2012-10-07 09:27:007【福島…健康管理調査は何を目指すのか?】②甲状腺障害の疫学調査を行えば放射線の影響があるかどうか早く分かるはず。これは8/26毎日報道にあるように事故後1年半経ってようやく企画されるに至った。http://t.co/c1MYLymT 県民健康管理調査はなぜこれを企画しなかった?
2012-10-07 09:27:558【福島県県民健康管理調査は何を目指すのか?】②早期に適切な疫学調査を行えば健康影響の源泉が推定でき、被害者の救済に貢献できる。これは水俣病等について研究した岡山大医学部の津田敏秀教授『医学者は公害事件で何をしてきたのか』(前述)が強く主張していること。この度も同様。
2012-10-07 09:28:279【福島…健康管理調査は何を目指すのか?】②津田敏秀氏のような人を招いて新たに疫学調査の枠組を考え直し被災可能性が想定される住民への健康管理調査・診療をやり直すべき。市民と科学者の内部被爆問題研究会・理事長声明10/5も同意見。 http://t.co/ix1EkNAA (続)
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