女傑・秦良玉について

秦良玉についての私の連続ツイートをまとめたものです。 8年も経ってからミスに気付くという大失態が発覚しましたので追記致しました。 以下は関連(?)するまとめです。 続きを読む
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るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

秦良玉は、無論のこと、張献忠の侵攻に無策ではありませんでした。十三の隘路に守兵を置いてこれを扼し、以って張献忠を阻もうと考え、巡撫の陳士奇に献策しますが、陳士奇はこれを用いませんでした。巡按の劉之勃に改めて献策し許可を貰いましたが、兵が足りなかった、と明史にはあります。

2012-10-07 15:54:03
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

崇禎十七年春、張献忠は長躯、夔州に侵攻。秦良玉も救援に赴きましたが、衆寡敵せず、潰走することとなりました。蜀地尽く、張献忠の手に落ちましたが、彼女は意地を通します。

2012-10-07 15:59:16
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

良玉慷慨語其衆曰「吾兄弟二人皆死王事、吾以一孱婦蒙國恩二十年、今不幸至此、其敢以餘年事逆賊哉!」悉召所部約曰「有從賊者、族無赦!」

2012-10-07 16:02:56
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

秦良玉は兵を分けて境を守らせ、夫から受け継いだ石砡の地を守り抜きます。張献忠は土司達を招きましたが、石砡は例外でした。……後、張献忠は清の太宗ホンタイジの長子ホーゲの軍に敗れ、戦闘中に射殺されますが、秦良玉はなお石砡を守り抜きました。

2012-10-07 16:09:58
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

秦良玉が死んだのは、南明の永暦二年、清の順治五年のことであり、死因は老衰であり天寿を全うしてのことで、 宿敵張献忠の戦死の二年後のことでした。

2012-10-07 16:14:37
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

以上、秦良玉について、明史列伝第一百五十八に基づいて、お送りいたしました。

2012-10-07 16:16:14
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

要約をやっていったのだけど、前にやった二名と比べて長くなったなぁ。正史に列伝のある唯一の女将軍だから、仕方ないが。

2012-10-07 16:18:16
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

ちなみに秦良玉伝の最初の方は敢えてカットしました。夫の馬千乗とともに楊応竜の乱の鎮圧に従軍し、南川武功第一とされるも、後、夫は獄死。このために石砡宣撫使を代行することになったわけです。

2012-10-07 16:23:33
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

やってしまった。秦良玉についてのセルフまとめに使っているこのつぶやきだが、明らかに前後の状況を無視した余計な類推を書いてしまっている。togetter.com/li/386494 twitter.com/rudel101/statu…

2020-06-04 15:26:36
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

崇禎三年,永平四城が失陥する。このとき、秦良玉に都にくるよう勅命が下る。彼女は永平の四城失陥の責任を問われると思ったのであろう。家財を部下に分け与えている。

2012-10-07 14:23:27
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

この時、秦良玉は四川に戻っており、永平四城の失陥には関わっていない。彼女にその責任を問われることなどあり得ないのである。

2020-06-04 15:28:30
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

さらなる問題もある。私のこのミスが広まってしまっているようなのだ。私のこのまとめは約10000回も読まれており、私のこのミスを真に受けてしまったであろう方が散見されている。

2020-06-04 15:38:43
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

このミスに私自身が気付いたのであれば、まだ救いがあったのだが、遊牧民さん(@Historian_nomad)に御指摘を頂くたった今まで、気付いていなかったのである。しかも8年間も!!

2020-06-04 15:36:03
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

皆様、申し訳ありませんでした。該当箇所は私のミスによるものです。謹んでお詫び申し上げ、上記のように訂正いたします。

2020-06-04 15:40:19
遊牧民@候選 @Historian_nomad

@rudel101 先生先生、そこ原文「良玉與翼明奉詔勤王,出家財濟餉」ですから、部下に分け与えてもなくないです?>「ちょっと北京来て!女真やばいから!」って言われたので北京へお出かけするついでに「あ、このお金使ってください」って「家財」を出したって話では

2020-06-04 15:36:11
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

@Historian_nomad 私自身もそう認識しておりますが……言われてみると「分け与える」ではニュアンスが違いすぎますね。「分け与える」ではまるで家財の一切を処分してしまったように聞こえます。「家財から軍餉のためのお金を出した」程度にすべきでした。

2020-06-04 15:44:23
遊牧民@候選 @Historian_nomad

@rudel101 あとたぶん「部下に」じゃなくて国庫にぶち込んでるほうなんで、そういう意味でもせめて「部下」は除くべきでしたね……

2020-06-04 15:45:27
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

@Historian_nomad あ……。ですね。ちょっと以前のミスにまだ引き摺られているみたいです。冷静に読み直すとそう読むのが妥当ですね。慌てて訂正するよりも落ち着いてから訂正を行うべきでした。(8年前の自分に呆れてしまい、一刻も早くミスを訂正しなければ、と気が逸ってしまいました)申し訳ないです。

2020-06-04 15:53:44
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

更なる訂正。 部下に分け与えているわけではありません。原文は「良玉與翼明奉詔勤王,出家財濟餉」なので、家財から軍餉のためのお金を出した程度の意。なので、正しくは以下のようになります。twitter.com/rudel101/statu… 引用ツイート

2020-06-04 15:58:40
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

では、彼女が何故、家財を部下に分け与えたかというと、軍餉のためだろう。つまり「処罰を受けそうだとおもったからその前に家財を部下に分け与えた」のではない。

2020-06-04 15:33:31
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

では、彼女が何故、家財を持ち出したかというと軍餉のためだろう。つまり「処罰を受けそうだとおもったからその前に家財を部下に分け与えた」のではない。

2020-06-04 15:59:11
るーでる@柏葉(※パロディです) @rudel101

まだ、以前のミスを引き摺ってしまっていたようです。改めて、謹んでお詫び申し上げ、上記のように訂正いたします。

2020-06-04 15:59:54