キュゥべえ「僕たちが永らく干渉してきたからこそ、この星の同人はここまで繁栄できたんだよ。君たちだって、鶏や牛と敵対関係にあるわけじゃないだろう?」「ああ、こういう比喩はなおさら感情に障るんだったっけね。まったく、オタクとのコミュニケーションは本当に難しいなぁ」
2012-10-08 20:52:40キュゥべえ「僕たちはね、有明以前から君たちの同人に干渉してきた。数え切れないほど大勢の少女がインキュベーターと契約し、原稿を作り、そして在庫に身を委ねていった」
2012-10-08 20:57:24キュゥべえ「興味から始まり、在庫不良で終わる――これまで数多の同人作家たちが繰り返してきたサイクルだ。――中には流行に転機をもたらし、同人を新しいジャンルへと導いた子たちもいた」
2012-10-08 20:59:42キュゥべえ「僕たちの同人では、萌えという現象は極めて希な精神疾患でしかなかった。だらか君たちオタクを発見したときは驚いたよ。すべての個体が別個に萌えを持ちながら共存してる世界なんて、想像だにしなかったからね」
2012-10-08 21:03:12ほむら「今までの魔女(イベント)と違って、こいつは結界に隠れて身を守る必要なんてない。ただ一度開催しただけでも何千人という人がサークル参加者になるわ」
2012-10-08 21:06:33ある日 5人の魔法少女(同人作家)がマミさんの部屋へ集う マミ「サークル名を決めましょう」 まどか・さやか・杏子「「「え?」」」ほむら「・・・」
2012-10-08 21:12:20ホスト「ちょっと油断するとすぐ付け上がって部数増やしたいとか言い出すからさぁ、甘やかすの禁物よ? ったく、テメェみてぇな同人作家が10年後も同じ額稼げるのかってぇの。身の程弁えろってんだよ。ねぇ」
2012-10-08 23:26:44さやか「ねぇ、このジャンルで続ける意味あるの? あたし何のために原稿してきたの? 教えてよ・・・・・・今すぐあんたが教えてよ・・・・・・」
2012-10-08 23:27:13さやか「誰かの当選を祈ったぶん、他の誰かを落選せずにはいられない・・・・・・あたしたちサークル参加って、そういう仕組みだったんだね」 「あたしって、ほんとバカ・・・・・・」
2012-10-08 23:32:54さやか「さやかちゃん! どうしたの? ねぇッ、新刊は? さやかちゃんはどうしたの!?」 ほむら「彼女のミカンセイゲンコウはグリー腐シードに変化した後、腐女を産んで消滅したわ」
2012-10-08 23:37:14ほむら「この原稿が濁り切って白く未完成に終わるとき、私たちはグリー腐シードになり、腐女として生まれ変わる・・・・・・それが同人作家になった者の、逃れられない運命」
2012-10-08 23:38:48キュゥべえ「とりわけ最も効率がいいのは、中二病成長期の少女の、萌えと暗黒微笑の相転移だ。新刊原稿になった君たちの魂は、燃え尽きてグリー腐シードへと変わるその瞬間に、膨大な在庫を発生させる。それを回収するのが、僕たちチリガミコウカンの役割だ」
2012-10-08 23:45:14キュゥべえ「創作意欲から生まれるのが同人作家だとすれば、腐女は萌えから生まれた存在だ。同人作家が新刊を振りまくように、腐女は妄想を撒き散らす。しかもその姿は普通の一般人と区別がつかないからタチが悪い」
2012-10-09 00:13:06マミ「さて、それじゃあ同人作家体験コース第一弾。張り切って行ってみましょうか。準備はいい?」 まどか「と、とりあえず、キャラ設定だけでも考えておこうかと思って・・・・・・」
2012-10-09 00:17:26キュゥべえ「僕は君たちの欲しい本をなんでもひとつ買ってきてあげる」さやか「えっほんと!」まどか「欲しい本って?」キュゥべえ「なんだって構わない。どんな大手の限定本だって買ってきてあげるよ」 次回「それはとっても嬉しいなって」
2012-10-09 15:15:07正義厨さやか「舞いあがっちゃってますね、あたし。これからのコミックマーケットの平和は、同人作家さやかちゃんがガンガン守りまくっちゃいますからね」
2012-10-09 15:20:26キュゥべえ「悪いけど、このジャンルにはもう新しい同人作家がいるんだ。ついさっき契約したばかりなんだけどね」杏子「何ソレ? ちょぉムカツク……」「でもさー、こんな絶好のジャンル、みすみすピコ手のヒヨッコにくれてやるってのも癪だよねぇ」キュゥべえ「どうするつもりだい? 杏子」
2012-10-09 15:25:17