デールクライン委員長「ジャッジさんへの質問の中で日英の規制の違いという話しあったが、アメリカの話を少し。日米の間には2つのプロセスの違いあり、まずアメリカではどの発電所でも常に疑問を持つ態度を持つように期待されている。 」
2012-10-12 13:35:36デールクライン委員長「常に自問自答して正しいアプローチなのか、もっと良いやり方あるのでは、この原子炉は安全なやり方なのかを常に問う姿勢が期待されている。作業者たちも常日頃より安全にするにはどうしたら良いか考えておくべき、一人一人が責任を持つことが期待されている」
2012-10-12 13:35:51デールクライン委員長「2つ目は規制当局。職員の技術的専門性の高さには常に感心していた。NRCというのは技術面の規制機関ということで最高レベルの技術レベル保っていることが重要。」
2012-10-12 13:37:25デールクライン委員長「そして規制当局としても常に疑問を持つ、自問自答する態度が必要、本当にこれで安全か、もっと良いやり方があるのではないか、ありうるかわからない問題、思いついてないものがあるのではと常に考えていないといけない」
2012-10-12 13:37:32デールクライン委員長「事故の原因は自然現象を過小評価したことにあると思う、予測しないことも予測しなければいけない。福島第一事故の場合は東京電力も政府も規制当局も事故の過小評価をしていたことにほかならない」
2012-10-12 13:38:12デールクライン委員長「あらゆる段階で誤った選択があったが最終的な責任は東京電力にある。作業者、周辺住民含めて全ての人の安全を守る責任がある。事故は想定外ということは確かだがよりよい準備ができていたはずだと思います」
2012-10-12 13:38:59(新潟日報前田 改革をしなければならないことは明確だとおっしゃいましたが改革を完了する前に東京電力が原発を運転することはどのように考えるか)デールクライン委員長「既に東京電力の改革は進んでいると思います。アメリカの電力会社の様子を見ていて学んだことは改革というのは終わりがない」
2012-10-12 13:40:21デールクライン委員長「昨日柏崎を視察し安全対策を確認。社内の改革というのも必要、今の質問にお答えするには時期が早すぎるのではないかと思います、再稼働ができるかどうかというのはまだお答えできません」
2012-10-12 13:41:12(共同池上 監視委員会の委員の仕事はいつぐらいまで続くか。今日の委員会、いずれ議事録は出ると思うがリアルタイムでわからないので次回以降ネットで中継や公開する考えはあるか。タスクフォースの取り組みを委員会で評価が得られず東京電力に原子力をやる資格はないと取締役会に報告きた場合)
2012-10-12 13:42:42デールクライン委員長「どれくらい活動が続くか、東京電力さんの取り組み次第。少なくとも1年それ以上かも知れない。審議の内容は透明性をもって公開していきたい。リアルタイムで公開できるかどうかは分からないが迅速に開示していきたい」
2012-10-12 13:43:33デールクライン委員長「日本で委員会の会合を持つたびにこうして記者の皆さんとお話する機会を持つべきと思う。皆さんからの質問歓迎しますし我々の議論もオープンにしていきたい。」
2012-10-12 13:45:20デールクライン委員長「この委員会の委員はそれぞれのプロとしてのキャリアもっており経験豊富、経験を生かして日本の全ての原子炉が安全に運転できるよう。東京電力が世界で最高の安全文化を持った企業として尊敬される存在になる事は十分可能。東京電力は改革の意思を持っておりプロセスを支援する」
2012-10-12 13:45:52(次回の議事を広い会場でやってメディアが入れるようにするとかネットで見られるようにすることは考えていないということでいいか)デールクライン委員長「まだそういうことは決めていない、レコメンデーションが出ればすぐにオープンにして対応する所存。」
2012-10-12 13:48:02デールクライン委員長「今回は1回目の会合、このことについては何も決定していないのでどのような形でやるかはこれからの議論。NRCの経験では技術的議論はクローズドで議論、ただレコメンデーション、提言するときにはオープンでやることもあった」
2012-10-12 13:48:42東電鈴木「原子力に係る話はセキュリティに係る話も出てくる、議論の幅に制限が加わる形では議論したくない、会議自体を公開でというのは適当ではないというのが本日の委員会の議論の結果」
2012-10-12 13:49:28(朝日小坪 東京電力はテレビ会議記録を検察に提出して捜査の対象となる可能性もある、今こういう状況で入られることにお考えになったことはあるか)櫻井委員「よくわかっているところですが先ほど来説明なされている通り、この委員会は過去の検証と言うよりはこれからどう改革していくか」
2012-10-12 13:50:36櫻井委員「その点では時間が違う。私も事故調でいろんな見解、評価してきたがそのことを振り返るのではなく、いろいろな見方をどれが正しいかどれが不足しているかではなく全てを飲んだ上で東電が改革に向かうことを監視」
2012-10-12 13:51:24(時事鈴木 日本政府は2030年代原発0という目標を掲げているが基本的には世論、原発は危険で廃止したほうがいいという世論に乗る形で決めている。)デールクライン委員長「個人的意見ですが原子力は安全で有りうると思っている。」
2012-10-12 13:54:26デールクライン委員長「私は原子力規制委員会の委員長を務めていたがそうしたことを信じていなければ委員長を務めることはできなかったと思う。日本でも原子力発電所を建設し安全裏に運転することは可能であるとジャッジさんの意見と同じ。」
2012-10-12 13:56:22デールクライン委員長「日本政府がエネルギー政策を決めることは当然。ただ原子力0を採択した場合どのような結末をもたらすかも同時に理解しなければならない。私もいろいろな団体と話するが、原子力はやだ石炭火力もやだガスもやだ、でも電気は欲しいという議論になる。」
2012-10-12 13:56:37デールクライン委員長「世界の中では原子力はエネルギー源として続いていく、その中で日本がどのような選択をするか、2つだけのエネルギー源に依存するのはどういうことなのか一般の国民の皆さんも考えなければ。」
2012-10-12 13:56:51デールクライン委員長「我々よりもみなさん型のほうが若干若いとお見受けする。70年代オイルショックあったが若い方はご記憶されていないかもしれない。エネルギー問題を考えるとき日本ではエネルギー安全保障を考えなければならない。」
2012-10-12 13:57:02デールクライン委員長「もちろんこのことは委員会の活動の目標ではない、委員会としては東電の改革どのように進めるか専念するが一般論として社会の中でエネルギーオプションの議論することは大事」
2012-10-12 13:57:09デールクライン委員長「(NHK鈴木 アメリカではシビアアクシデント対策のマニュアルがある、柏崎をみてかなり要求されるものがあるのか)デールクライン委員長「外部電源喪失、ステーション・ブラックアウトでどう対応するかが中核、これについてはさらに対策考える必要、」
2012-10-12 13:58:50