NHKR1 私も一言夕方ニュースにて 新井氏「ウイルスはスイッチを切っている間は活動が止まりますので、大丈夫」
- samayouriz
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今年7月、大阪市のホームページに無差別殺人を予告する書き込みをしたとして、逮捕・起訴された男性が、事件と無関係の可能性が出てきたと判断され、釈放されるということがありました。
2012-10-12 17:10:30この男性のパソコンには特殊なウィルスが感染し、第三者が遠隔操作して書き込める状態になっていました。しかし、警察は、捜査段階で、男性のパソコンが特殊なウィルスに感染し、脅迫文が第三者の遠隔操作によって書き込まれた可能性について想定していませんでした。
2012-10-12 17:10:43ほかに、爆破を予告するメールを送ったとされた三重県の男性も一旦逮捕されましたが、同じ名前のウィルスがパソコンから見つかり、釈放されています。
2012-10-12 17:11:09(関連)IPアドレスで容疑者特定 全国に報告指示 NHKニュース http://t.co/6fHDOIeS
2012-10-12 17:17:39スタジオゲストは弁護士の落合洋司さんとラックサイバーセキュリティ研究所首席研究員の新井悠さんのお二人です。
2012-10-12 17:18:18新井「コンピューターウイルスは基本的にひっそりと活動している。わざと犯人に仕立て上げるウイルス、世界的に見てもまれな事件」
2012-10-12 17:20:06新井「過去のウイルスは愉快犯的なものもあったが、最近のウイルスは身を潜めて、利用者が気がつかないうちに動いている」「スイッチを切っている間は活動が止まりますので、大丈夫」
2012-10-12 17:23:59落合「(大阪のケース捜査方法に問題は?)IPアドレスやタイムスタンプで発信元をたどるのはどんな事件でも必要な捜査で、大阪の男性が使っていたPCまでたどりついた。しかし、その先に実際使っているかどうかは別の問題で、やっているはずだが、詰めを誤った」
2012-10-12 17:27:06落合「捜査が徹底されていたかどうか、見えない部分もあるが、結果として誤って起訴されてしまったということでは、徹底されていなかった」「たとえば単純な例では、複数の人が一つのパソコンを使っていた場合、本当は誰が使っていたのか、など」
2012-10-12 17:29:16新井「踏み台と呼ばれて、中継地として利用される。その踏み台を多く使うことで、本当の身元をわかりにくくする。そうされるとたどることは非常に困難」 落合「他国になると国を超えた捜査になる。国をまたげば、どこかの国で壁に突き当たるケースは多い」
2012-10-12 17:33:55落合「今回の件では、真犯人にお金の利益というのは考えにくい。愉快犯や警察に対する恨みを晴らすといった意図をもった犯罪という印象」
2012-10-12 17:34:45新井「インターネットはウイルスで埋め尽くされているといっても過言ではない。1秒に1つのウイルスが作られている」「機能そのものはあまり変わらないが、顔を変え、形を変えて」「全世界的に作られている」
2012-10-12 17:36:43落合「(今回は)刑事事件で、途中からとはいえ警察が徹底的に調べた。民事の場合であれば、IPアドレスが調べられた時点で、名誉毀損などで訴えられ、裁判等で負ける可能性が高い」
2012-10-12 17:39:07新井「基本の対策は3つ。(1)ウイルス対策ソフトは有償のものを使い、期限切れのものは必ず更新して対策する (2)OSはなるべく新しいものを (3)無償のフリーソフトはみだりにインストールしない」
2012-10-12 17:41:39