水野義之氏の2012年10月放射能発言「3年で1/7」

個々に指摘しはじめると途方もないから、まずはここに拾っておく。 どうも「1年で半減なら3年で1/7程度に減る」と宣伝したいらしい。とんでもない。 ・水野義之氏への放射能レクチャー http://togetter.com/li/394475 ・私に黙っていてほしい物理の人たちのリスト http://togetter.com/li/394476 ・水野義之 「微量でも死ぬは間違い」(2011年11月6日まとめ) http://togetter.com/li/210390
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

私自身の生活空間で、空間線量率と積算の被曝線量を継続して測定中。関西では空間線量率が高めで約0.07μSv/hの程度。1日あたり積算では約1.7〜2.0μSvずつ増加中。1日1.7μSvは0.071μSv/hとなって、ほぼ一致する。

2012-10-21 12:05:20
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

環境にセシウム137が少ない場合、室外も室内も同程度。なぜなら壁からも地面からも40Kのγ線が来るから(土質や材質に依存)。環境にセシウムがある場合、積算の被曝線量は室内外の滞在時間に依存する。つまり室内では遮蔽され低いことを考慮する。これは木造家屋とコンクリ建物では異なる。

2012-10-21 12:14:23
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

東海道新幹線で新大阪から東京まで移動中、車内での空間線量率の測定結果。http://t.co/Dl2YVSB5 車体の鉄板でかなり遮蔽されるが、トンネル内は約2倍〜2.5倍程度に増える。これは先日、私と学生が大阪〜京都間で測定した傾向と同じ。自動車でもトンネル内で約2倍に増えた。

2012-10-21 12:44:50
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

承前)興味深いことに、昨年5月の空間線量率がまだ高かった時期の福島では、この傾向(トンネル内は約2倍)が逆転していた。高速道路をレンタカーで仙台から福島に入り、トンネル内で上がると思った私は、逆に下がったことに驚愕。環境はセシウムで汚染されたが、トンネルには入らなかった結果だ。

2012-10-21 12:51:45
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

同じトンネルでも、関西では関東の2倍になるのは、岩石の材質の違いかな?トンネル内で、それぞれの前後の、2倍程度に上がるのは、立体角の違いでしょうか? @Y_Manabe 推測ですが、おそらく乗換駅の階段に使われる石材由来だと思っています。トンネルでの上昇も、それに似た何かかな?

2012-10-21 12:59:44
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

はい、京都にもそういう場所がありまして、日本で多分、私しか知らない(笑)。交通量も多く特に何もないのですが、局所的に回りの1.5〜2倍程度に上がります。探せば日本中そんなところだらけでしょうね@_@  @Y_Manabe ちなみに駅の乗換階段を歩いていても上がることがありますよ

2012-10-21 13:06:46
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

簡単にいうと、地表では立体角は約半分かそれ以下、全体の0.4くらい?(遠方からのγ線には吸収があるから)。トンネル内では全立体角と考えて、その2倍〜2.5倍? @Y_Manabe 直感的には立体角は関係すると思いますが、2倍という違いを定量的に説明できるのかな?

2012-10-21 13:11:45
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

はい、宇宙線は普通のγ線測定器では不検出。逆に地面のγ線が遮蔽される川や湖の上では見事に下がります。@Y_Manabe γ線がほとんど地表由来だとすれば、青天井下では下半分を考えてγ線源の広がりは立体角で2π、トンネル内では上にも岩があるから4πで、だから2倍、ということですね?

2012-10-21 13:20:35
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

御意です。山の実体は岩石。高い急峻な山で、土が張り付けない場所は全部、岩石が露出。一度、鍾乳洞に入り、内部が岩石だらけなのに、穴から出た途端に鬱蒼とした普通の山で驚愕しました。山の土はほんの表面だけ。@Y_Manabe トンネル内の違いは、恐らくトンネルが掘られた山の地質の違い

2012-10-21 13:27:57
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

大きな池の中央に家を建てて住めば、地面のγ線は最小。建材にも注意。でもどれだけ頑張っても宇宙線のμ粒子は減らせない…。@guresama http://t.co/Dl2YVSB5 … これ見て東京から関西に逃げた人ってどんな反応するんでしょうか? ちょっと見てみたい意地悪な気分に

2012-10-21 14:07:01
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

@guresama 生活環境でも、宇宙線のμ粒子の影響は結構、大きいわけですね(γ線測定器では測れないだけであって、かなりの数、来てますよね)。宇宙線は一回通過するだけで、ダメージは大きい。これを減らすには、地下100mくらいの場所に(トンネルでも作って)暮らす必要があります…。

2012-10-21 14:16:18
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

チェルノブイリ地図http://t.co/FA4pH472で、「555kBq/m2は1.1μSv/hと換算できます」の部分の根拠は、IAEA-TECDOC-1162 http://t.co/IKNQIfpnのp.99に換算係数2.1[μSv/h]/[MBq/m2]これとほぼ一致。

2012-10-21 14:30:08
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

つまり、チェルノブイリ地図http://t.co/FA4pH472 で、「555kBq/m2は1.1μSv/hと換算」は、IAEAの換算係数2.1[μSv/h]/[MBq/m2] ⇔ 2.1μSv/h=1MBq/m2、つまり555kBq/m2 =1.165μSv/hでほぼ一致。

2012-10-21 14:40:28
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

いうまでもなく、IAEA-TECDOC-1162 http://t.co/IKNQIfpn、p.99の換算係数は2.1x10^-6 [mSv/h]/[kBq/m2]となっているが、これは、両辺を千倍して、2.1[μSv/h]/[MBq/m2]としても同じ。

2012-10-21 14:43:09
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

@discoder_x 御意です。誰も公衆について『危険が稀なら「気にするレベルじゃない」』とは言ってませんよね。いろいろですから。個人としては気するレベルじゃないと思う、というようなレベルの雑談でしょう。 @guresama

2012-10-21 15:13:52
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

チェルノブイリ地図http://t.co/FA4pH472で、土壌汚染度と空間線量率の比例を仮定すると、185kBq/m2の場所で空間線量率は約0.39μSv/h。ここで恐らく当地での室内外の時間を想定して外部被曝は1mSv/年とした模様。http://t.co/u9MPuzXP

2012-10-21 15:22:28
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

日本では昨秋以来、自然被曝を入れた空間線量率0.23μSv/hの場合に追加の年間被曝1mSvという計算だった。しかし、これは目安になるが、場所により自然被曝が相当違うし、実際に積算線量をモニターすると分かるが、個人差もある。だから目安に加えて個人被曝管理の可視化が望ましいと思う。

2012-10-21 15:33:04
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

「チェルノブイリ・福島の土壌データと現代社会」をトゥギャりました。 http://t.co/290vcehj

2012-10-21 20:39:14
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

改訂)チェルノブイリと福島のCs137土壌マップの比較。http://t.co/FA4pH472  外部被曝で年間1mSv相当の場所はCs137土壌濃度で約20万ベクレル/平米。これはチェルノブイリ地図で185kBq/m2以下(淡ピンク色)http://t.co/FA4pH472

2012-10-22 00:30:55
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

補足)チェルノブイリと福島の土壌比較の場合、「Cs137だけの」比較は問題ない。例えばhttp://t.co/FA4pH472 しかし空間線量率の比較の場合、福島ではCs134も(2011年6月段階で)ほぼ同Bq濃度で、IAEA換算係数5.4μSv/h=1MBq/m2を使うべき。

2012-10-22 00:47:48
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

まとめを更新しました。Cs137の土壌比較の箇所にはCs137を挿入した。またCs134のIAEA換算係数について補足した。 「チェルノブイリ vs. 福島の土壌データと現代社会」 http://t.co/290vcehj

2012-10-22 00:50:49
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

まとめを更新しました。福島県田村郡三春町でのヨウ素剤配布の判断に関する投稿を追加しました。 「チェルノブイリ vs. 福島の土壌データと現代社会」 http://t.co/290vcehj

2012-10-22 01:13:54
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

同感です。そういうことも書こうとして忘れてました。健康診断でも同じ。@evlomshunsuke 「何かを知るにはデータの可視化が当然に思える」所から管理の如何に繋がる訳ですが、被ばく問題に限らず管理そのものを忌避する背景というのもある訳でhttp://t.co/290vcehj

2012-10-22 01:41:03

10月22日

MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

早川氏の比較は、IAEA の係数を使っておられるようですが、最終的には、別のもの(というか異なる量同士)の比較をされているようですね。 @indoorcat629

2012-10-22 18:57:17