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チェルノブイリ vs. 福島の土壌データと現代社会

■チェルノブイリと福島の土壌データに関連するご質問があったので、それに答える中で発生したやりとりのメモ。 ■目次:1)最初の質問、2)質問回答のため最近のデータを確認、3)質問への回答、4)議論と考察^^ 5)環境放射線について、6)被曝管理と現代社会、7)番外編 ■関連するまとめ:「空間線量率は1年で67%に(予想)〜放射能は予想外に速く減る」http://togetter.com/li/394390
震災 支援
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最初の質問
墾田 推 @harita_osu
毎日新聞夕刊連載小説10/19白石一文「神秘」39:…文部科学省のヘリによる測定…秩父市山間部…一平米あたり三万~六万ベクレル…チェルノブイリ事故の際は,三万七千ベクレルで「汚染地域」…:これは正しいのでしょうか?水野義之先生,よろしく御願い致したく存じます。 @y_mizuno
墾田 推 @harita_osu
毎日新聞夕刊連載小説10/19白石一文「神秘」39(抄-1):…原発事故による放射能汚染の実態は驚くべきもので,最近の報道では福島周辺にとどまらず,群馬,栃木,それに千葉や埼玉など首都圏でもセシウム137(半減期三十年)による深刻な汚染が明らかになっ(続く) @y_mizuno
墾田 推 @harita_osu
毎日新聞夕刊連載小説10/19白石一文「神秘」39(抄-2):ている。およそホットスポットなどと軽々しく言えるような範囲でも広さでもない。文部科学省のヘリによる測定では,福島第一原発から二百五十キロ以上も離れた秩父市の山間部でさえ一平米あたり三万~六万ベクレ @y_mizuno
墾田 推 @harita_osu
毎日新聞夕刊連載小説10/19白石一文「神秘」39(抄-3):ルのセシウムが降り積もっているという。チェルノブイリ事故の際は,三万七千ベクレルで「汚染地域」に指定されているのだから,もはや関東から東北にかけての大部分が「汚染地域」なのである。(中略) @y_mizuno 
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
@harita_osu ご指摘、分かります。このあたり、混乱するだろうなと思ってました。確認して、ご返事します。ヒントは、空間線量率になおしてみれば、ということです。比較的、簡単なことで、状況を理解できると思います。しかし、それを理解しないと混乱すると思います。
墾田 推 @harita_osu
毎日新聞夕刊連載小説10/19白石一文「神秘」39(抄-4):汚染の長期化が避けられないいま,生活の拠点を東京に戻すのは現実的ではない。⇔数値が正しいとして,秩父市山間部の一部地域と関東東北全体を混同しているのか?いくら小説でも誤認拡散になると思う。(了) @y_mizuno
墾田 推 @harita_osu
@y_mizuno 早速に有難うございます。よろしく御願いします。たまたま昨日から京都の実家に居り,手元資料もままなりませんので。
質問回答のため最近のデータを確認
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
「新・全国の放射能情報一覧」http://t.co/VHNJNk9e、「各都道府県の3778地点の放射線量グラフを公開しています。(10分毎更新) 」「放射線情報サービス。個人が震災ボランティア活動の一環として作成しています」←本当に素晴らしい情報。情報のボランティア精神に感服。
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
放射線・放射能情報のデータベース化と可視化は、文科省もやってます。全国の情報マップ:http://t.co/EKEb7803、福島県の情報マップ:http://t.co/NUGkaD7A でも世界の情報とやら:これは残念!もっとデータを。http://t.co/YMZsY77l
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
全国の空間線量率マップ(セシウム+天然核種)。2012年5月31日現在。文科省の航空機モニタリングによる。注意:例えば広島や名古屋北東部が高い理由は、岩石の影響(岩石中の天然カリウム、ウラン、トリウム)。 http://radi http://t.co/rHJq4duh
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MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
全国のセシウム134,137地表面沈着量マップ。航空機モニタリング結果。2012/5/31現在。 http://t.co/rgOYd5HH
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MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
「1989年春頃のチェルノブイリ周辺セシウム137汚染地図」、図中のCiは放射能の強さの単位キュリー。CiとBqとの換算は、面密度の場合に1Ci/km2=37kBq/m2となって比較的、分かりやすい。出典は『図説 放射線学入門: http://t.co/lb8xIpgL
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MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
チェルノブイリ3年後の地図に、福島3ヶ月後の地図を重ねる。原発から半径200kmに赤矢印。福島地図は阪大核物理研究センターの報告版 http://t.co/AdWjx3bO http://t.co/2IG0C4cL
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MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
http://t.co/2IG0C4cL - 図中のチェルノブイリ地図の出典:『図説 放射線学入門:基礎から学ぶ緊急被曝ガイド』 http://t.co/39LP4u4N。この合成地図は私が2012/8
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MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
チェルノブイリと福島のセシウムBq密度の比較。チェルノブイリ3年後の地図に、福島3ヶ月後の地図を重ねる。赤矢印は半径200km。両者ともアスファルト上は1年で半減(3年で1/8)することが知られる(この場合の比較には福島の値を1 http://t.co/CB1UNyqE
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MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
土壌セシウム放射能の面密度(沈着量のBq/m2)と空間線量率は、よい相関関係にあるが、必ずしも比例しない。この理由は、空間線量率は周囲半径200m程度の重み付き平均を測定しているが、土壌汚染度は強くフラクタル的でまだら模様のため http://t.co/p9pToY87
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MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
土壌汚染度と空間線量率は正確には比例しないが、強い相関関係はある。例。同じ福島市内2011年6月測定で空間線量率0.35μSv/hは、別の場所http://t.co/p9pToY87の約6割。しかし土壌汚染度は3割以下 http://t.co/azJtVp6J
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MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
http://t.co/CB1UNyqE - この合成地図も、私が2012/8/10に京大基礎物理学研究所の研究会「原子力・生物学と物理」で使ったもの。チェルノブイリ地図の出典:『図説 放射線学入門:基礎から学ぶ緊急被曝ガイド』 http://t.co/yHMIsCCt
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MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
放射線について、科学知識を踏まえて書かれた、分かりやすい入門書を2冊紹介する。1)岡﨑龍史(産業医科大学)『図説 放射線学入門:基礎から学ぶ緊急被曝ガイド』 http://t.co/39LP4u4N (続く)
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
承前)放射線の科学知識を踏まえた入門書。やっと増えて来たのはうれしい限り。2)鳥居寛之、小豆川勝見、中川恵一、渡辺雄一郎(東京大学)『放射線を科学的に理解する ― 基礎からわかる東大教養の講義』http://t.co/2HfCZ7Sl  http://t.co/XG1icWu9
Takuji Ogino @TaxiOgino2
@y_mizuno 先生のツイート群を拝読していると、物凄く勉強したくなります。いつも、いつも、感謝。(もっと勉強しておけばと思う世代ですが、生涯勉強は諦めません。)
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
それはうれしいお言葉。深謝です。 @TaxiOgino2 先生のツイート群を拝読していると、物凄く勉強したくなります。いつも、いつも、感謝。(もっと勉強しておけばと思う世代ですが、生涯勉強は諦めません。)
質問への回答
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コメント

MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno 2012年10月21日
まとめを更新しました。ヘッダーに目次を入れました。
neologcutter @neologcut_er 2012年10月21日
いつのものかはっきりしない曖昧なデータを出すのは、「チェルノ」「原発」「放射能」と出せばみんなビビってくれる、とタカをくくってるんでしょうね。特に中日(東京)新聞。
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno 2012年10月21日
まとめを更新しました。関連投稿を2件追加。
月日は百代の過客6号 @rokugatsuyu 2012年10月21日
神秘 第39回は更にこう続きます→「私の場合は、二人の娘ともに今は海外にいるからさほどの心配はないが、妊婦や小さな子供、小中学生たちはこれから延々と続く放射能汚染地帯での生活によって大きな健康被害を受けるだろう。」
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno 2012年10月21日
まとめを更新しました。少し順序を入れ替えました。
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno 2012年10月21日
まとめを更新しました。表題を少し改訂しました。
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno 2012年10月21日
まとめを更新しました。一件追加しました。
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno 2012年10月22日
まとめを更新しました。Cs137の土壌比較の箇所にはCs137を挿入した。またCs134のIAEA換算係数について補足した。
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno 2012年10月22日
まとめを更新しました。福島県田村郡三春町でのヨウ素剤配布の判断に関する投稿を追加しました。
荻野浩次郎【⋈】 @orijox 2012年10月22日
マスコミを含む、非専門家の一挙手一投足に右往左往して、デマ杉らの嘘で騒ぎたがる奴らは、いちど深呼吸してこういう議論に目を通しやがれ。といいたい。
ひろ☆ひろと @manchi1130 2012年10月22日
何故に「放射能こわい こわい」の人達はこのようなまとめを見て学ばないのか?是非、日本国民全てに見ていただきたい!
じげん (目には目を埴輪には埴輪を) @jigen_the3 2012年10月22日
#放射脳 連中程このような「正しい情報」には目を向けないとゆうジレンマがが…
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno 2012年10月23日
まとめを更新しました。ヘッダーに、「関連するまとめ:」「空間線量率は1年で67%に(予想)〜放射能は予想外に速く減る」http://togetter.com/li/394390 を追記しました。
酋長仮免厨 @kazooooya 2012年10月23日
青プリン(@HayakawaYukio )さんが、水野義之(@y_mizuno)氏へ放射能レクチャーしたいんだそうですw http://togetter.com/li/394475
宮崎勝巳 @kmtlc33100 2012年10月23日
青プリンが発狂してますね、矢継ぎ早に屑纏め立ててる…
北岡修二:S.KITAOKA @regedry33 2012年10月24日
BEIR1990によると当時のアメリカ人の平均年間被曝線量は3.6mSv。ラドン(2mSv)・宇宙線・地殻・人体内からの自然放射線が全体の約82%。x線や核医療が約18%。職業被曝や核実験や原発事故由来の降下物などが0.34%。平均化されたこの数字をどう評価するかは立場次第だが、それ以前に「被曝」の内訳を知る意味でこうしたものを知っておく必要がある。チェルノ事故による人類一人当たりの被ばく線量:0.23mSvという試算もある。(『水環境の基礎科学』528p,技報堂)
tomo san #こんな人たち @cnvvlty 2012年10月24日
計算上の(ないしは自然)減衰であるかの断定調だが、チェルノブイリとイチエフの除染作業の規模の違いが無視されているような気がしないでもない。どーなんでしょう?
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno 2012年10月24日
@zisyurosen93さん、この換算係数[nGy/h]/[Bq/m2]の数字の違いの原因ですが、引用された数字2.75は、セシウムが完全に表面にしかないとした時の係数です。他方でIAEAの係数2.1の背景を推測すると、地表付近だが少し染み込んでいる場合のはずです。γ線は遠方からも来て、その無限遠方までの積分値なので、地面の深さ方向の分布が結構、効きます。 「セシウム137の係数効率は2.75 x 10E-3 (nGy/h)/(Bq/m2)」とありますね。どちらが新しいデータなのでしょうか?」
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno 2012年10月24日
@zisyurosen93さん、続きです。例えば、深さ方向に(放射性物質が)一様に分布している時を考えますと、例えば地中のカリウム40がその場合ですね。その場合の計算結果は、吸収の深さだけの量の放射能量から来ているとした場合と一致して、その値は完全表面分布の場合の1/4程度まで減ります。土による吸収の影響の大きさが分かりますね。参考:http://kcua.ac.jp/~fujiwara/nuclear/air_dose.html
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno 2012年10月24日
@cnvvltyさん、さー、どうなんでしょう?何にしても私は何の断定もしていません。むしろ分かりません。理由が分かれば教えてください。私が書いた(計算した)ことは、こう仮定すればこうなるということだけです。つまり(書いたことは)データ紹介(事実)と、それを仮定したときの推測結果だけです。 「計算上の(ないしは自然)減衰であるかの断定調だが、チェルノブイリとイチエフの除染作業の規模の違いが無視されているような気がしないでもない。どーなんでしょう?」 返信
tomo san #こんな人たち @cnvvlty 2012年10月25日
@y_mizuno さん、どのような仮定での試算なのかを踏まえて読める人ばかりではないようです。私も仮定されている内容が見えず断定調と感じました。それぞれ別の状況下のデータは、個々には事実であっても、恣意的な仮定のもとに関連付けしてしまうとウソになることがありますね。それを心配しました。
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno 2012年10月28日
@cnvvlty さん、「どのような仮定での試算なのかを踏まえて読める人ばかりではないようです。私も仮定されている内容が見えず断定調と感じました。」←ご助言、ありがとうございます。断定しているとお感じになるのは、おそらく表題の書き方にもあると思いました。そこで表題に「…可能性もある」との文言を追記しました。
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno 2012年10月28日
@cnvvlty さん、このご指摘↓も常に正しいと思います。ご忠言に感謝致します。「それぞれ別の状況下のデータは、個々には事実であっても、恣意的な仮定のもとに関連付けしてしまうとウソになることがありますね。それを心配しました。」
um @nanasi0003 2012年10月28日
詳細で丁寧な説明でほんとうに有難い けれど、原発事故からゆうに一年半が経ってもまだまだこんな基礎的な内容の確認が必要っていう状況がとても残念 きっと繰り返しくりかえし、何年もかけて浸透させていくしか無いこととわかっていても歯がゆいですね
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