- karitoshi2011
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1【『生物学史研究』87号(9月)特集「放射線の生物学」】①興味深い論考が多い。現在のウクライナの医学者らがしているように、被害者の診療や被害経験を踏まえた科学研究がなかったわけではない。瀬戸口明久氏「放射線の生物学史」では、ビキニ実験後の日本でもそれが発展する徴候はあった。
2012-10-24 08:56:322【『生物学史研究』87号(9月)特集「放射線の生物学」】①瀬戸口氏「生態学者のフランク・ゴリーは、日本の生態学者はアメリカとは違って原子力体制から資金援助の恩恵を受けなかったと指摘」。米では原子力委員会→エネルギー省がリードしてきたが日本では科学者の自発的研究が有力だった。
2012-10-24 08:56:563【『生物学史研究』87号(9月)特集「放射線の生物学」】①50年代、60年代には日本の放射線の健康影響研究は、原子力開発から独立して行われていた。それが原発推進路線に集約されていく。57年の放医研設立はきわめて重要。その後の経緯はhttp://t.co/E8ihjNBG 参照。
2012-10-24 08:57:214【『生物学史研究』87号(9月)特集「放射線の生物学」】①柿原泰氏「福島「県民健康管理調査」の現在史に向けて」では、県民健康管理調査は原発事故以前に形成されたいたネットワーク「放射線影響研究機関協議会」が2011年4月段階から長期研究の方針を立てていた様子が述べられている。
2012-10-24 08:58:225【『生物学史研究』87号(2012年9月)特集「放射線の生物学」】①その最初の旗振りは放影研らしい。放影研のやり方では初めから被災者支援は考えられていない。とにかく長期的な疫学によるデータをとる。それがICRP、UNSCEARを支えている。この国際核管理体制下の「科学」を継承。
2012-10-24 08:58:406【『生物学史研究』87号(2012年9月)特集「放射線の生物学」】①放射線影響研究機関協議会は2005年に設立され、放影研、放医研、広島大、長崎大、京大放射線生物研究センター、環境科学技術研究所(六カ所村)が構成。核大国体制の下、政府・原発推進側の方針に沿う「科学」体制。(続)
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