牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」no.2の紹介

牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」no.2『科学』11月号について、宗教学者 島薗進氏が連続ツイートで紹介しました。
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島薗進 @Shimazono

牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」no.2『科学』11月号。WHOやIAEAのチェルノブイリ甲状腺がんの楽観的評価は危うい。ノーベル賞受賞IPPNW(核戦争防止国際医師会議)はベラルーシのゴメリ地区だけで10万人を予測。86年に0~4歳が半分。この年齢層で人口の1/3。

2012-10-26 17:07:17
島薗進 @Shimazono

牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」no.2『科学』11月号。IPPNWの予測は今の増加傾向が継続し10倍程度になると予想。楽観的に3倍程度かも…と幅をもたせると、ベラルーシ全体では5~20万人が甲状腺がんになることになる。IAEAの予測と25~100倍の違いがある。

2012-10-26 17:08:22
島薗進 @Shimazono

牧野淳一郎氏「3.11以後の科学リテラシー」no.2『科学』11月号。チェルノブイリの甲状腺がんについて述べるとき、最近までの発症数で述べるのと、生涯の発生推定を含めて述べるので大きな差が出て来る。「10倍以上違い数字のどちらが私たちにとって意味がある見積もりかというと」(続く)

2012-10-26 17:09:08
島薗進 @Shimazono

牧野氏「3.11以後の科学…」2『科学』11月号。承前「全年齢の人が死ぬまでのほうでしょう。IAEAレポートや、それを紹介した日本原子力学会誌の論文にウソが書いてあるわけではないのですが、役に立つ数字が書いてあるわけでもない、ということです」。次回は福島の事故の影響について。

2012-10-26 17:09:51