塔10月号「十代二十代歌人特集」を読む・第三回 #塔1020
- hikaritoshigo
- 4082
- 0
- 0
- 0
連作全体について、ひょっとしての読みなんだけど、栂野良枝のおじいさんが関東軍だったり南京で戦ったりで、そのことに思いを馳せているかなあ。親切すぎ? #塔1020
2012-10-27 15:35:28@chigusasoichi やっぱり、あんまりそういうパーソナルな連作じゃないとおもうな。観念的なところから、擬似的な景と物語を作ろうとしているのだと思う。 #塔1020
2012-10-27 15:42:20@tanka_daya 「ルーツ」って題を根拠にパーソナル読みをしたんだ。もし物語を作ろうとしたなら、想像力不足・取材不足だね。漫画家だってみんな取材してんのに、あんまり歌人て取材してない気がするんだよね。その点、石川美南はたぶんちゃんと取材したり素材を取集してる。#塔1020
2012-10-27 15:50:25@chigusasoichi まあ、本当に物語を構成するのであれば七首では少ないし。そろそろ次行きませんか。 #塔1020
2012-10-27 15:58:28※※※
さっきからトロイメライの替え歌をリピートしている(失恋中です)/駒井早貴「レモン・イエロー」トロイメライの替え歌って『さよなら絶望先生』にあったね。結句、括弧内でオチをつけてしまっているのがもったいないと思う。 #塔1020
2012-10-27 16:03:14他にも「私ってあほね」とか、読まれる前にセルフ突っ込みしてしまうと、歌が排他的に見えてしまうところがしばしば惜しい。 #塔1020
2012-10-27 16:04:43@tanka_daya 絶望先生は出国前に全部読んどけばよかったと思う漫画の一つ。トロイメライのニュアンスって、さびしさ、ということでいいんかな。だとするとあんまりひねりがないねえ。「私ってあほね」もそうだけど、饒舌な人だ。そのうち落ち着くんじゃないかと願う。 #塔1020
2012-10-27 16:07:24@chigusasoichi ありがちなところはありがちなんだけど、「さっきからリピートしている」の機械的な感じとか、面白がれる変さは色々あるんじゃないかな。千種さんどれ採りますか。 #塔1020
2012-10-27 16:12:37君がいた時間の色の①は「レモン・イエロー」②は「その他」 /駒井早貴「レモン・イエロー」 恋人といるときっていろんな時間の色がある。バラ色の時間、珈琲色の時間…そのなかで甘酸っぱいレモン色だけを取り出して、恋人を美化しているのが、ええなー思い選んだ。 #塔1020
2012-10-27 16:09:37@chigusasoichi ①②は音数的には「まるいち」「まるに」って読むのかな。ちょっと無理がない? #塔1020
2012-10-27 16:15:01@tanka_daya うん、そう読んだけど特に無理は感じなかった。塔10月号の新樹集(※その月のベスト10人を永田和宏主宰が選ぶ)にも選ばれてて、駒井早貴、記号にはまってることがわかる。から、記号なしでの歌をもっと読みたい。「岡大短歌」も作ったらしいよ。期待したい。#塔1020
2012-10-27 16:23:57「たとへば君 〔 〕やうに…」とプリント作り生徒に配る/駒井早貴、とか。コンセプト勝負ならありかもしれないが>記号。 #塔1020
2012-10-27 16:34:17@tanka_daya ほら、記号にはまる時期ってあるじゃん。じき落ち着くよ笑 「dagger3」の頃の僕もそうでした。黒歴史。じゃあ、今日次行きます。次で今日は最後かな。 #塔1020
2012-10-27 16:40:52@chigusasoichi えー、通過点かもしれないけど、黒って言い切らなくても。。。OK、ラスト行きましょう #塔1020
2012-10-27 16:44:09■吉田恭大と、千種創一の、塔十月号「十代・二十代特集」一首評! 駒井早貴に続き取り上げるのは濵松哲朗。今から選歌するので、吉田軍曹、先にどうぞー。 #塔1020
2012-10-27 16:43:26※※※
百人で演奏をする曲ゆえに百人分の譜めくりがある/濱松哲朗「春の祭典」譜めくり、って演奏そのものと少し離れた動作が良い。朗読でも頁をめくる動作ってつい注目してしまうけど、百人分だったらさぞ大変だろう、などと思いました。 #塔1020
2012-10-27 16:52:39選は自分の好みだし、構文自体は真新しくもないけど、こういう歌が置いてあると連作が締まっていいですよね。一番バッター的なポジション。 #塔1020
2012-10-27 16:56:36@tanka_daya 締まってます。百人分の「ぶぁっさー」って音が歌からしそうなのがいい。音楽系なら塔には河野美砂子(95年角川短歌賞受賞)もいるけど、濵松哲朗はちょっと硬派な感じで、2012年の短歌研究新人賞の最終選考通過作品にもノミネートされてる。 #塔1020
2012-10-27 17:04:31土臭く弦の和音の響く頃ピッコロトランペット嘶く /濵松哲朗「春の祭典」 ※「嘶」には「いなな」とルビ。 土、和、いななきと言った言葉や字面から、馬のイメージが浮かんできて、遠回りにトランペットを馬に比喩しているのがいい。 #塔1020
2012-10-27 17:08:47@chigusasoichi テーマ絞ってるぶん読みやすいんですね。時々分からない語があっても、類推できるし。 #塔1020
2012-10-27 17:17:22