- asuhana_teacher
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今日はノーベルさんオフィスで発達障害に関する研修会です!ノーベルさんスタッフと、あすはな先生スタッフが参加してます。 http://t.co/v26mshgB
2012-10-28 09:50:27実はちょうど2年前にも同じように研修をしています。 その時から、病児保育の発達障害児パックを考えていて、そのなかで知識を学ぶ研修をしていました。 今回、ようやくノーベルさんと提携ができるようになり、この研修も提携をしていくなかで年に何回かしていく予定となっています(^^)
2012-10-28 09:56:38研修の内容は、発達障害の基礎知識、関わり方について、です。 知識を学ぶことによって、正しい理解に繋がることが多いと思います。ただし決めつけてしまないように、これも伝えて、あれもつたえて…とちょっとボリューミーになってしましました。 これから14:00までがっつり講義です!
2012-10-28 10:09:32発達障害の子どもたちを理解するとき、脳の機能についてを知ってもらいます。 自閉症スペクトラムの特徴には社会性・コミュニケーションの障害・こだわりというのがありますが、それが脳のどんな部位のどんな難しさがあるのかを知ってもらうことで、理解が深まると考えています。
2012-10-28 10:46:33特にノーベルさんのスタッフさんは、保育のプロなので、今まで出会った子ども達とこの辺りが違う、ということが伝えやすいです。 その分、きちんと理解してもらわないと「なぜそんな行動をしているのか分からない」ため子どもにストレスを与えやすくなり、自分たちもストレスをかかえてしまいます。
2012-10-28 10:50:36発達障害の子ども達は「脳の機能障害」と言われていますが、自閉症スペクトラムの子ども達と、ADHDの子ども達では、「脳の機能」が違います。 特にADHDの子ども達は、前頭前野の機能が低下していると考えられています。 司令塔が眠っているので、起こすために動くことが良かったりします。
2012-10-28 11:16:56ちょっとお昼休憩を取って、午後からは具体的な関わり方についての講義です。今日は自閉症スペクトラムの関わりを中心に。例えば「話しかけるときは短く」「具体的に」「否定語を使わない」など。 ただ、「否定語を使わない」って知らない人からするとイメージし辛いのでそこは具体的にします。
2012-10-28 12:28:18自閉症スペクトラムの子へは、構造化・視覚化が有効であることが多いです。「○○をする部屋」を決めておいたり、イラストや写真でコミュニケーションを取ったり・・・。 ただ、みんながみんな視覚化が得意なわけではないのですので、視覚・聴覚(言語)のどちらが得意なのかを理解することも大事です
2012-10-28 12:40:51また、パニックについても知っておいてもらいます。 パニックは自分の感情がコントロールできなくなり、大きな声を上げたり物を投げたり自分を傷つけてしまうなどの行為です。フリーズするのもパニックですね。ただ、このパニックには「必ず理由がある」ということを知ってもらいたいと思っています。
2012-10-28 12:45:19不快な感覚であったり、こだわりが否定されたりすることで自閉症スペクトラムの子はパニックが引き起こされます。 何が理由であるかなんて、本人にしか分からないので「私にとっては取るにたらないことでも、この子にとってはそうではないんだ」ということを知って関わってほしいと思います。
2012-10-28 12:47:34その他、日常場面での違い。 【食事】であれば、同じものしか食べなかったりします。(牛丼は吉野家!松屋でもすき家でも駄目、など) 【遊び】であれば電車を畳の縁に沿ってひたすらならべていたりします。 「私はきっと飽きてしまうけど、この子にとってはそうではない」を念頭に入れてほしいです
2012-10-28 12:59:21今からはワークの時間です。理解したことを基に対応を考えていきます。 http://t.co/3b08O7fw
2012-10-28 13:18:12ワーク1。自閉症の幼児さんの行動に対してどんな理由があるからどんな対応したほうが良い、という流れで考えてもらいます。 例えば、【呼びかけても反応しない】【並べた積木を触ったらパニック】【手を洗うと水を流し続ける】【食事の途中、耳をふさぎ食べなくなった】【いすに上がって遊んだ】など
2012-10-28 13:24:22色々な理由があって、様々な対応があるので正解はありません。ただ、その子がわざと行っているのではない、理由が絶対にあるということを知っておいてほしいのです。その子の行動を否定せずに、何故なのかを探ること。難しいし面倒ですがそれがお互いストレス無く過ごせる秘訣だったりします。
2012-10-28 13:32:01特に、【否定語を使わない】ということ、などコミュニケーションの方法を変えるのはとってもとっても難しい。 意識しないとできないこと、なので少しずつ、できていけると良いですね。
2012-10-28 13:34:01今までは、自閉症スペクトラムのうちカナータイプ(言語でのやりとりが苦手なタイプ)の子への関わりでしたが、次はアスペルガータイプの子への関わり方について。 このタイプの子は言語でのやりとりができるのですが、その言葉の意味を分かってないことが多いのでそこですれ違いが起きやすくなります
2012-10-28 13:38:43例えば、勉強しているときに間違いを指摘すると「先生、揚げ足をとっているのですね」と言う子(言葉の意味が分かっていない)「だめ」「ぺけ」に過剰に反応する子、大人を怒らせるのが得意な子(たとえば、怒っている人に対して「あなた怒っているのですね?」と言うなど)などです。
2012-10-28 13:44:02そんな時、「そんな言葉の使い方せぇへんし」と言ったり「採点するときは×つけなあかんの」と言ったり「馬鹿にしてるのか!」という反応は彼らを傷つけ、混乱させてしまう要因になってしまいます。 さて、どんな理由があるのか。どんな対応があるのか。それぞれ考えていきます。
2012-10-28 13:48:31さて、次はADHDの子。 ADHDの子はどこに注意を向けたら良いのか分からなくなったりします。それはわざとでは無いですし、相手を困らせたいと思ってやっているということではないことを知っておいて欲しいです。また服薬している場合もありますので、副作用なども知ってもらうと良いです。
2012-10-28 13:58:55最後です。保護者の方に関わるときに気をつけたいこと。「発達障害の子はかわいそうな子ではない」ということ、「理解しないといけないのは子ども」であること、「決めつけず・型にはめないこと」。 「可哀想」「支援してあげなきゃ」という考えで関わることは否定されているように感じてしまいます。
2012-10-28 14:01:55正しい理解と、決めつけることは違います。まずは目の前の子がどんな特性を持っているのかを知ってほしいのです。 そして、保護者の方の受け止めの過程もぜひ理解していただいて、保護者の方と一緒にその子を理解していってもらいたいと思います。 今日の研修はここまでです。ありがとうございました
2012-10-28 14:03:42