【長瀧重信氏は長崎の甲状腺調査で何を得たのか?】③

宗教学者 島薗進氏の第3弾です。 長瀧重信氏は、長崎の被ばく者に関する甲状腺調査で、貴重なデータを、なぜか福島の事故では活用しようとしていません。
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島薗進 @Shimazono

1【長瀧重信氏は長崎の甲状腺調査で何を得たのか?】③長崎で甲状腺のスクリーニング調査に取り組んだ長瀧氏だが、2012年刊の同氏著『原子力災害に学ぶ放射線の健康影響とその対策』(丸善)でも原爆甲状腺影響とチェルノブイリの関係にはふれない。 http://t.co/zlYzGnTr 

2012-11-02 09:48:49
島薗進 @Shimazono

2【長瀧重信氏は長崎の甲状腺調査で何を得たのか?】③「今長崎では10年前に長崎でやったスクリーニングを同じ規模でやっています。そうするとnoduleのある人からがんが出る割合はコントロールに比べて20倍も大きい…」 http://t.co/MwwHYXfX この論文の要旨を見よ。

2012-11-02 09:50:14
島薗進 @Shimazono

3【長瀧重信氏は長崎の甲状腺調査で何を得たのか?】③今泉美彩(放影研)・宇佐俊郎(長崎大第1内科)らと長瀧氏の共著論文で原爆被爆者の甲状腺の結節ががんになる率が20倍以上という論文は以下。http://t.co/QYIvLZYH

2012-11-02 09:51:35

第2弾まではこちらをどうぞ。*

まとめ 【長瀧重信氏は長崎の甲状腺調査で何を得たのか?】② 宗教学者 島薗進氏の、この題での連続ツイート第2弾です。 原発事故後、さまざまな組織で重要な役割を果たしている長瀧重信氏の過去を確認するまとめです。 4675 pv 38 3

第3弾です。*

島薗進 @Shimazono

4【長瀧重信氏は長崎の甲状腺調査で何を得たのか?】③Imaizumi M, Usa T, Nagataki S, et al., Long-term prognosis of thyroid nodule... J Clin Endocrinol Metab 90(9) 2005

2012-11-02 09:53:18
島薗進 @Shimazono

5【長瀧重信氏は長崎の甲状腺調査で何を得たのか?】③この論文は、放影研のデータで甲状腺の結節がある人の内、がんに発展した人の割合はどれぐらいかを調べた。84-87年に結節があった人でその後13.3年の間にがんになった人。一般では0.3%だが、被爆者では7.3%。

2012-11-02 09:53:41
島薗進 @Shimazono

6【長瀧重信氏は長崎の甲状腺調査で何を得たのか?】③共著者がだいぶ重なるJAMA 295(9) 2006論文、http://t.co/Nt0BA9fP では甲状腺傷害は線量に比例すると。つまり外部被曝の影響ということ。これは内部被曝は考えないという放影研の方針を踏襲か?

2012-11-02 09:56:28
島薗進 @Shimazono

7【長瀧重信氏は長崎の甲状腺調査で何を得たのか?】③2つの論文(とくに05論文)の背後には84-87年に長瀧氏が行ったスクリーニング調査。放影研のデータ+新スクリーニングデータと照らし合わせると、原爆被爆者は結節が多く結節からがんに展開する率がひじょうに高いことが示されている。

2012-11-02 09:57:06
島薗進 @Shimazono

8【長瀧重信氏は長崎の甲状腺調査で何を得たのか?】③福島県民調査でも、長瀧氏『原子力災害に学ぶ放射線の健康影響とその対策』(丸善、2012年1月)でも大いに参照されるべき、この長崎大が中心となった従来の研究には一切ふれていない。長瀧氏が使命観をもって取り組んだ研究のはず(続)

2012-11-02 09:57:54