ちっぱい先生が語るナポレオン

ロベスピエールを語るかと思ったら,濃厚なナポレオンTLになっていました.
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(´・ω・`)っ @tsukune_tori

論争というレベルまで争ったことが無い(いつも質問止まり)からアレだけど,味方を増やす手段ってのはなるほどなぁと思った..@azukiglg さんの「【敵将に恥を掻かせれば勝ち?】 AとBの論争の勝敗を決めるCについて.. http://t.co/wistnZ0W

2012-11-06 19:22:24
ぱなすまきあ @panasmakhia

まだ途中までしか読んでないが、「弁論政治家の資質」の話に映る。政界の「論客」と言われる人間に、ここで批判されてる様なつまり「Critist」が多いとゆー印象は有る。だから橋下に勝てない >RT

2012-11-06 20:27:52
ぱなすまきあ @panasmakhia

ちなみにここで「必要」とされてる資質を具現していた典型例が、マクシミリアン・ロベスピエール。「独裁者」となぜかされているロベスピエールは、実際には「何らの独裁的な権限も持っていなかった」とは以前も書いた。ロベスピエールは当時の最高権力、公安委員会においても少数派だった

2012-11-06 20:32:42
ぱなすまきあ @panasmakhia

公安委員会11名中、所謂「ロベスピエール派」は、クートンとサン=ジュストのみで、自身を入れても3名しか居ない。また山嶽派の統制も出来て居なかったし、そもそも山嶽派にせよ、ジロンド派にせよ、決して「多数派などではなかった」。

2012-11-06 20:35:21
ぱなすまきあ @panasmakhia

しかし、猶ロベスピエールが「独裁者然とした」影響力を持ち得たのは、まさに「第三者層の支持」の故だった。当時の国民公会での多数派は、右派でも左派でもなく「平原派」と呼ばれた中間層であり、ロベスピエールは「都度毎に彼等からの絶大な支持を取り付けた」事で、影響力を持ち得た

2012-11-06 20:38:17
ぱなすまきあ @panasmakhia

ちなみに、ロベスピエールと前後するフランスの英雄ナポレオンは、弁論政治家としての資質を「全くと言って可い程持ち合わせて居なかった」という点は、比較として中々面白いw

2012-11-06 20:41:59
ぱなすまきあ @panasmakhia

意外に思われるかも知れない。ナポレオンと言えば一般に「演説の名手」という印象が有る。しかしナポレオンの「演説下手」は当時から有名で、イタリア遠征時代、その兵士達ですら司令官ボナパルトの演説の内容が「よく解らなかった」。後から「イタリア遠征軍通信」が翻訳して漸く広まった

2012-11-06 20:46:40
ぱなすまきあ @panasmakhia

ナポレオンは第一に、「仏語が下手だった」(ナポレオンの母語は伊語)のもあるが、「理路整然と話すのが苦手だった」のが有る。ナポレオンの話しは頻繁に前後し、飛び、「論点整理の達人」参謀ベルティエが居なければ、部下はその発想を理解する事が不可能だった。

2012-11-06 20:50:47
ぱなすまきあ @panasmakhia

無論、ナポレオンは発想の天才であり、鉄人である。しかしこのタイプ、即ち「第三者を味方につける弁才」が無いタイプの政治家は、「周りを賛同者(殊に崇拝者)で固める」というルートで、独裁者へと到る。 とりま以上

2012-11-06 21:08:38
ぱなすまきあ @panasmakhia

そしてもう一点、ナポレオンは「自身が批判される事に極度に弱かった」。自分への批判・否定に晒されると、ナポレオンは即座にテンパり心神喪失状態になったと云う。これは弁論政治家としては致命的と言って可く、もしナポレオンが最初から政治家を目指していたら「全く成功しなかった」だろう

2012-11-06 20:56:02
ぱなすまきあ @panasmakhia

ブリュメールのクーデタの際、ナポレオンの宛てが外れ、議会がナポレオンを認めなかった際、ナポレオンは自ら五百人議会の会場に乗り込み演説をぶとうとしたが、即座に大バッシング(武装軍人の立ち入りは憲法違反)に遭い、パニクって部下に辛うじて担ぎ出されるという醜態を演ずる

2012-11-06 20:59:44
ぱなすまきあ @panasmakhia

記録に残る、この時の部下の言葉は「将軍。貴方は今、何を言ってるのか分からなくなっています」(「ナポレオンとタレイラン」より記憶で抜粋)という次第で、相当テンパって支離滅裂な事を口走っていたらしいw これには五百人議員だった実弟リュシアンに後で「何で出て来た」と苦言を呈されている

2012-11-06 21:02:36
ぱなすまきあ @panasmakhia

無論、ナポレオンは発想の天才であり、鉄人である。しかしこのタイプ、即ち「第三者を味方につける弁才」が無いタイプの政治家は、「周りを賛同者(殊に崇拝者)で固める」というルートで、独裁者へと到る。 とりま以上

2012-11-06 21:08:38