totinohanaさんのアニメ感想『となりの怪物くん』

主に自分用のまとめ。
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橡の花 @totinohana

シーソーの春側が分からない(均衡が仮構できない)って話かなと思います。 RT @ukyuhoehoe となりの怪物くん7話観た。シーソーがどういう意味か少し考えてみる。一方に春、もう一方に雫を乗せて、どちらかが上がれば反対側が下がり。うまくバランスするかなと言う話で、そんな感じ?

2012-11-13 07:39:38
橡の花 @totinohana

『となりの怪物くん』第7話を視聴。例えば暗い部屋で膝を抱えていたあの日の雨が、蛇口の水滴が、ずぶ濡れで彼を迎えに来た京子が、世話やきが、見舞いの花が、死が水色のモチーフがくるくるとより集まって、透明な器を形作る―その中へ、あの日から“掬われ”注がれたものは何だろうか?(続

2012-11-14 03:37:26
橡の花 @totinohana

続)ベンチに寝そべって京子の言葉をおもう春、その周りにもカメラワークによって透明な器がつくられる。背中をおす“器の彼ら”―虚空に“波を返してくれる”透明な障壁である、大切な―一路、春の脚は雫の許へ。図書室の窓にもたれ雫が眠っている。静かにたゆたう告白の空気―そうだ、(続

2012-11-14 03:39:02
橡の花 @totinohana

続)あの日から、お前を浮き出すそれが注がれていた。そして今、満たされた。春の告白に立ち上がる雫の髪が、ちょうどコップの中で波紋に揺れる水に浮かんでいるように、フッと広がる(あれは窓から入り込んだ風や立ち上がりの挙動による乱れには、微妙に見えない。注視していただきたい)。(続

2012-11-14 03:40:48
橡の花 @totinohana

キャプチャ使いてぇ…(140文字文節の限界に突き当たる

2012-11-14 03:48:11
橡の花 @totinohana

続)そしてBパート、春は「器」の代理表象として彼女の周囲で振舞う。“雫”が満たされた器として、そこから“あふれんばかりに”。彼女の取る距離に、鼓動に、まるで位置エネルギーに対応するかのように。片側だけのシーソーは、それを“欺いて計量する針”である(つまりアレはアンバランスな“秤”

2012-11-14 03:52:33
橡の花 @totinohana

ラストの、窓越しに春がみつめる月は「月の雫」的なもので、室内がコップかな。あと不良どもにチケットを渡した行は、「春を注ぐ」という意味合いだろうし、大島さんと春とのツーショットを遠目にみるのは、つまり天秤の端の“対極の”皿の中身をみたってことでしょう。アレこっちじゃないの?って。

2012-11-14 04:00:52
橡の花 @totinohana

@crownanashino 誰か映像ソフトの使い方おせーて…(苦笑

2012-11-14 04:03:35
相楽 @sagara1

@totinohana ああ、なるほど……>「大島さんと春とのツーショットを遠目にみるのは、つまり天秤の端の“対極の”皿の中身をみたってことでしょう。アレこっちじゃないの?って」

2012-11-14 04:04:20
七篠@ダイエット戦死 @CrowNanashino

@totinohana そこからですかーw フリーだとどんなのがあるんですかね。僕もその辺のソフトは詳しくないもので…。

2012-11-14 04:08:02
橡の花 @totinohana

@sagara1 つまり雫側では皿(器)が仮構的で、春側では錘が仮構的(=自身を強める大島さん)ということですね。んで、このイメージ系につらなるのが「高所からそそぐ水」の少女と「水柱」の男(Bパートの坂の場面で言えばね

2012-11-14 04:11:01
橡の花 @totinohana

@crownanashino 手描きの概念図をスキャンするほうが早いかもしれません…(更に苦笑い

2012-11-14 04:13:02
相楽 @sagara1

@totinohana あ、なるほど。大島さんが果たしている役割は、あの構図の中だとそうなるんですね。納得です。雫側の「器」の仮構に偏って目がいっていましたので「春側では錘が仮構的(=自身を強める大島さん)」という指摘がとても鮮やかに感じられます。ありがとうございます。

2012-11-14 04:14:41
七篠@ダイエット戦死 @CrowNanashino

@totinohana 簡易なものでも、そういった図示が使えるだけでだいぶ違いそうですね。よく考えてみると、みなさんそれなりに手間かけてキャプチャ画とか用意してるんだなー。

2012-11-14 04:20:22
橡の花 @totinohana

@crownanashino 贅沢をいえば本当は切り抜きだけじゃなく概念図も描いたほうがいいのですが、切り抜くだけでも大変でしょうね。

2012-11-14 04:42:10
橡の花 @totinohana

『となりの怪物くん』第7話におけるシーソーのイメージ系は、バランスが取れているときこそ彼/女に近しく、逆に自分の基準にてらそうとすると現実的な距離のモチーフ(概念)が導入さる。平衡=密接さ。例えばあさ美ちゃんの「女の子って~」もそういう距離概念。それでも月(雫)はコップに落ちる。

2012-11-19 17:28:18
橡の花 @totinohana

さっきの投稿の「コップ」ってラストショットの窓のこちら側のことで、前に投稿した感想の“カメラワークのコップ”(あるいは仁王立ちのあさ子ちゃん)で、模試のランキングの頂でetc.etc…アレ全部「蛇口越しの春→コップで運ばれる水(雫)」の系列じゃないかと。

2012-11-19 17:40:09
橡の花 @totinohana

『となりの怪物くん』第8話を視聴。お化け屋敷の場面から際立つのは「断層」である。順路脇のカーテンをくぐるように、レイヤー“間”を軽やかに渡ることは、むずかしい。“同じところをぐるぐる廻る”雫とナベケン、一見ただ群れてじゃれ合っているだけのような春と旧友たち、そして(続

2012-11-20 06:11:14
橡の花 @totinohana

続)あさ子の間に、風が吹き荒ぶ―この「風」の象徴される、異属間の反発を一緒くたにして吹き飛ばすような第三のエレメント(「関係ないでしょ?」)が、この挿話におけるポイントの一つ(ダッチアングル上の形而的動線などもコレ)。もうひとつは雄山の乱入によって緊迫する場面で提示される、(続

2012-11-20 06:12:48
橡の花 @totinohana

続)周囲から浮き立ち、懐中でもがく大島さんが脇から近寄る雫が却って切り詰める―隠された雄山の視線と春のアイショットの間にうまれる形而的な“スペース”である。それが春を教室からはじきだす。そこには過去の言い知れぬ何かが満ちている。「断層(空白)」が運動空間だと指示している。(続

2012-11-20 06:14:23
橡の花 @totinohana

続)そんな春の遁走をして、雫は「淋しいから一緒にいる」だけじゃない、春の行動の中の切迫した、「信じられる」何かを見て取ったからこそだろう―彼女はブーツを届けにゆく(その回想中のコントラストが“何か”に対応する)。仲直りの、“一緒くたにする”風が吹く。(続

2012-11-20 06:15:00
橡の花 @totinohana

続)そして終盤、学校祭が終わり化粧を落とした雫が、春の髪を触ろうとして…から続く場面。2話終盤の屋上の場面が挿入されるが、例えば抜けるようなあの空の眺望が膝枕という形で一層ふたりを近づけたように、ラストカットの春の横のスペースもまた促す空間としてある。約束がされるにふさわしい。

2012-11-20 06:16:51
相楽 @sagara1

@totinohana (すみません、「雄山の乱入」となると「このあんどーなつを作ったのは誰だあっ!!」とかそういうのが浮かんでしまい……あとその前もヤマケンがナベケンになってたりもw)

2012-11-20 23:11:01
橡の花 @totinohana

@sagara1 ああっ、ヤマケンでしたっけ…?(よくあることよくあることw/乱入はもちろん例の場面を指すんですが、売店の場面も、相楽さんの表現を借りれば“吹き溜まり”に当たるのではないでしょうか(ショット尻の俯瞰で、順路=風の道が示される>となりの怪物くん8話

2012-11-21 00:42:48