はじまりはペンギン、鳥類の同性ペアについてのあれこれ。

キングペンギンの同性ペアへの托卵が、無事孵化育雛に至ったデンマークのオーデンセ動物園のニュースを発端に、I_nowhereさんと交わした鳥類の同性ペア談義。長くなったのでまとめました。I_nowhereさん、ありがとうございます。
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出雲もこみ @I_nowhere

@shinobuns 群れを作る理由も作らない理由も、これだからこれと決まってるのではなく、鳥の種類ごと、生き残りに都合良い方を選んでったらそうなったということですね。あーそうか、ツバメは群れませんね…。

2012-11-09 14:13:49
出雲もこみ @I_nowhere

@shinobuns ニュースになるのは同性ペアだからなのと、ペンギンに人気があるからだと思ってます。「同性ペアがうまれやすい」は、「(例を聞かない・ニュースになってない)外観差のある種類」と比較すればということで、ペンギンに生まれやすいとは考えてません。

2012-11-09 14:26:26
福武 忍 @shinobuns

@I_nowhere 同性ペアがわかるのは飼育施設が飼育個体全ての雌雄の確認をしているからです。外観差のない鳥類の雌雄判別は難しいし間違うこともしばしば、しかしなぜそこに飼育施設が時間を割いて管理しているのかというと、飼育個体群の繁殖率を上げたいからです。(続

2012-11-09 14:30:38
福武 忍 @shinobuns

@I_nowhere 承前)同性ペアに関する情報とそのペアの行く末が広く一般に取りざたされるのは、その情報を広げるメディアと受け取る側が持つ、同性ペアへの好奇心とペンギンへの興味の高さが起因しているのだ思います。ペンギンという種に多くの人が高い関心を寄せているのは主に日本ですが。

2012-11-09 14:36:42
出雲もこみ @I_nowhere

@shinobuns 外観差がない種類では、番が同性同士か否かはほぼ飼育下で判明して、同性ペアで注目の高い種類だと、その情報が広く取りざたされる。野生や他の外観差がない種類で同性ペアがどの程度の割合いるのかは、今回の同性ペアへの托卵の話題とは別の話ということですね。

2012-11-09 14:47:53
福武 忍 @shinobuns

@I_nowhere フラミンゴのようにほっといても繁殖率が高い種の場合は「ペアリングする努力」がいらなくなります。むしろ必要とされるのは「増やさない努力」なので、その場で飼育している分には雌雄の確認や「繁殖に至らないペア」の原因探求へ労力を割く必要性は低くなります。

2012-11-09 14:49:27
福武 忍 @shinobuns

@I_nowhere そうですそうです、ぜんぶ別の話です。

2012-11-09 14:50:15
出雲もこみ @I_nowhere

@shinobuns この話題で元々考え始めたのが、「同性ペアでも育児できそうな番には托卵してもいいじゃない」で、そこから「同性ペアができなさそうな種類」を考えることに飛びました。同性ペアから出発したので、別の筋のことででも拘ってしまったようです。

2012-11-09 15:01:59
福武 忍 @shinobuns

@I_nowhere 托卵できるかできないかは、まず人間が巣や卵に干渉したあとにそれらを放棄しないかどうか、という関門があり、干渉したあとに放棄してしまう鳥類や個体・ペアではまず無理なので、それもあって「信頼できる里親であれば」ということです。

2012-11-09 15:12:41
出雲もこみ @I_nowhere

@shinobuns はい。記事の、というか、活動の注目すべき場所を誤ってました。どうしたら無事に卵が生まれ、孵り、雛が育つかですね。産卵には雌雄でペアになってほしい。オス同士でペアとなっても、「信頼できる里親」ならいい。ニュースにならずとも、雌雄ペアの里親はいると。

2012-11-09 15:27:28
福武 忍 @shinobuns

@I_nowhere はい、繁殖率を上げることを優先にした場合、飼育施設の使命は「動物の幸せを維持しつつ、無駄な受精卵と無駄なペアを出さないこと」です。

2012-11-09 15:37:42
まとめ おまけ、巣立ち後のツバメはどこにいる? 鳥類の同性ペアのはなしから、派生したツバメ談義。 9664 pv 3