【尼崎】 老齢廚二病と若年性廚二病とDVを巡る論考とか 【サークルクラッシャー】

誰もが一度は罹るであろう、中二病(若年性廚二病)と、なぜかそれが快癒寛解する機会を逸したまま老境に到達してしまった、老齢廚二病。 これについて、色々興味があるので考えてみた。 尼崎の事件やイジメやDVや運動が何故瓦解し新興宗教からなぜ離脱しにくいのかまで、割と広範に説明できる気がしてきた。 ■関連 続きを読む
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第三部

加藤AZUKI @azukiglg

今朝方の老齢廚二病の話で、もうひとつ思い当たった。なんで「老齢廚二病は、誰かを支配したがるのか。しかし、頂点に立ちたいはずなのに、なぜただ一人の支配で老齢廚二病罹患者にとっての【頂点】成立するのか」について。

2012-11-11 16:37:36
加藤AZUKI @azukiglg

既に触れたように、序列を構成する最小単位は【2】。【キミとボク】がいればいいわけで、老齢廚二病は「昔の成功」を拠り所にどんどん支配対象を減らしていき、最後に残った一人を完全支配することに固執する。「誰か一人でも支配できていれば自分はそれよりも上」である。

2012-11-11 16:38:54
加藤AZUKI @azukiglg

つまり、「過去の成功」では、同じ方法論で(自分が定義する)頂点に君臨していたんだけど、家来を失う王様はどんどん小さくなる世界、家来が減っていくのと同時に、「自分の世界の縮小」も本当は自覚している。が、「外にもっと大きな世界がある」ことは受け入れられない。

2012-11-11 16:40:05
加藤AZUKI @azukiglg

自分の世界を最小とし、既知世界をどんどん小さくしていくことで、「小さな楽園」の王となるわけだが、その実、【もはや頂点・最上位になれないことは理解しているが、せめて最下位にはなりたくない】という気持ちが、誰か一人でもいいから、自分の下に置いて支配したい、という行動に出る。

2012-11-11 16:41:17
虎荒狗狼 @koalaclaw

@azukiglg 自らの心象ままの現実でなければ生きて行けないのがDQNなので、結果的に自分に関係する全てを支配しようという行為に走るのかと。現実なのか妄想なのかに関わらず、理想と目の前の事象が一致しなければ彼らは生きて行けないので怒りに捕らわれてしまうのだわさ。生存本能だね。

2012-11-11 16:41:29
加藤AZUKI @azukiglg

ここに、「高度に分業化した社会」論が混じってきて、自分の小さな楽園で王になる近道は、「自分が何らかの専門分野のエキスパートであることを自任し、専門外の人間を自分の下位に置くこと」だと思う。

2012-11-11 16:42:24
加藤AZUKI @azukiglg

高度に分業化が進んだ世界というのは、それぞれの分野/専門が細かく細分化され、また深化している。一般的な人間は無数の分野の全てについて深めた「マルチなスペシャリスト」にはなかなかなれないから、いずれかひとつの専門家になっていき、他の分野には疎くなる。

2012-11-11 16:43:26
加藤AZUKI @azukiglg

無人島一人住まいといった単純な社会ではなく、都市で、または文明化社会で色々な役割分担を負うようになれば、自然と「何か一つの専門家」になり、同時に「他の分野の門外漢」になっていくことから、なかなか逃れられない。人には「人生の間に使えるリソースの上限」があるからだ。

2012-11-11 16:44:34
加藤AZUKI @azukiglg

老齢廚二病が「小さな楽園の王であることに固執する」のもそこに繋がる。誰もが興味を持たないような小さな世界の専門家になれば、少なくともそのフィールドでは「王」として振る舞える。母数の小さい専門分野であればあるほど、周囲は興味など持たないから専門家の人数は少なくなる。

2012-11-11 16:45:36
加藤AZUKI @azukiglg

故に、相手を「自分の得意分野、自分の楽園での問答」に引きずり込むことで、自分の優先性を認識でき、相手を自分の支配下に置ける。社会を広げるのではなく、閉じることで序列を小さくし、巣穴に誘い込んだただ一人を支配することだけが目標になる。

2012-11-11 16:46:48
虎荒狗狼 @koalaclaw

@azukiglg 結局閉じてるんだよ。世界が。本当は脳内の想定通りに動かない他人なんて排除したいけれど、現実に生きている以上は関わらないわけにはいかない。だからうかつに触れてくる連中には牙を剥く。被害者が人間に見えなかったという、いつぞやの青年犯罪者と同じ認識を持っているのさ。

2012-11-11 16:46:12
加藤AZUKI @azukiglg

そうなんだよなー。世界が閉じてる。世界を閉じることで、家来が一人だけの楽園の王になる。その楽園の不実に触れようとするものには、過剰なまでの排除を挑み、またその論点争点も「自分のわかるルール」に固執するから、枝葉末節に話が及ぶ(´・ω・`)

2012-11-11 16:47:57
加藤AZUKI @azukiglg

なまじ、自分の不得意分野について引用してしまうと、理解が及んでないから「間違える」。それを糊塗するために、また「門外について上塗り」をしてしまう。その間違いを、他の専門分野や年下から指摘されたら、受け入れられないから、楽園の門を閉じるしかなくなってしまう。

2012-11-11 16:49:44
加藤AZUKI @azukiglg

こうして老齢廚二病はその小さな世界を限界まで狭めることになる。「歳を取ると頑固になって人の話を聞かない」なんていう老人の典型気質と、ここまでで論じた老齢廚二病のうちの「過去の成功がなぜ狭量な固陋者を作るか」の理解には繋がった気がした。

2012-11-11 16:51:17
虎荒狗狼 @koalaclaw

@azukiglg (幸福な物語の主人公でありたくてもできない時)不幸であることすら自分だけの物語として楽しむ人達を見ると、ああ、世界が閉じてるんだなとつくづく思う。DVを黙って受け入れる人達もそうだし、○○すると怒られるから(誰に?)無理と周囲の忠告に耳を貸さない人達もしかり。

2012-11-11 16:54:43
加藤AZUKI @azukiglg

あともうひとつの切り口として、ここまで「老齢廚二病はA、またはS=A、またはS=A=B」としてきたけど、「S=Aを支配してしまったB」というのもそれに相当するのかもね。

2012-11-11 16:59:29
加藤AZUKI @azukiglg

ある秩序の最上位者A。その上位者Aの主張を支持し、それを布教し、反対者の駆逐を行う憲兵B、一般信徒C、部外者D。BはCが疑念を持つと批判し、Dを撃退する。AがBの期待に反すると、Aの上に仮想権威のSを定義し、Sに準じないAは偽物として恫喝したりもする、という話。

2012-11-11 17:01:55
加藤AZUKI @azukiglg

おさらいになるけど、老齢廚二病罹患者は、AとBを一人で兼ねたSABとしてCの逸脱を許さずDの駆逐に精を出す。結果、その秩序は純粋化していくが、揺らぎとも言える対立論者/異論者はノイズは排除されていくので、秩序の規模はどんどん小さくなる。

2012-11-11 17:03:33
加藤AZUKI @azukiglg

で、当初老齢廚二病罹患者というのは「自己の全能感の充足、または到達限界の拡張」のためにA(とSとBを兼ねる)で在り続けDを駆除しCを支配し続ける、と言う風に考えてきて、これは概ねはずれてないんじゃないかと現時点では思ってる。

2012-11-11 17:05:13
加藤AZUKI @azukiglg

ただ、別の考え方として老齢廚二病罹患者はAではなくて「肥大化したB」かもしれない。自分の拠り所であるAを駆逐してしまい、Sの殉教者としてC、Dを支配する。

2012-11-11 17:06:08
加藤AZUKI @azukiglg

例えば、「誰かが作ったサークルやコミュニティに、共感した、といって入り込む」「サークルやコミュニティの創設者の積極的な信者になるが、創設者以上に入れ込んでしまい、理論の純粋化・原理主義に傾倒し始める」

2012-11-11 17:07:03
加藤AZUKI @azukiglg

当然、「サークル・コミュニティの一般会員はそれを疎ましく思う」「創設者も疎ましく思う」が、【それは創設者自身が提唱したものから、創設者自身が逸脱するものだ】と言い出して、【サークル・コミュニティから創設者を追い出して、乗っ取ってしまう】

2012-11-11 17:08:40
加藤AZUKI @azukiglg

こうして、「B、後から来た信奉者」だったはずの者は、別の誰かが作った楽園を事実上の我が物にしてしまう。しかし、あくまで「S=Aの提唱した権威」をAから剥ぎ取りつつ、自分はその「守護者に過ぎない」と嘯くことで、C、Dに対して強い拘束と排撃を行う。

2012-11-11 17:10:21
加藤AZUKI @azukiglg

そしてサークルは崩壊w 肥大化したBは、僅かな追従者を連れて自力でサンクチュアリを作るが、そこでようやく、Bは自前のAとなる。そして、Cは少しずつ減っていき……。で、一部、二部での指摘に戻る。うーん、だいぶ隙間が埋まった感じ。

2012-11-11 17:11:42
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