@myen 甲斐倫明(1983) 「欧米人は脱離したすべてのヨウ素が, ヨウ素の有機化に再利用されるとして k3 を 0 day-1とした。また, 有機化の速度を, 血中の無機ヨウ素のそれと同程度と考えて 1.0 day-1とした」
2012-12-05 01:57:06@myen 甲斐倫明(1983) 5コンパートメントモデルによる生物学的半減期の推定: Table 2 http://t.co/TgbjASVW
2012-12-05 01:58:36@myen 甲斐倫明(1983) Fig.4 「安定ヨウ素摂取量の違いによって甲状腺内での脱ヨウ素化で生じた遊離ヨウ素のヨードチロシンの生成に再利用される割合が異なり, ヨウ素の甲状腺の生物学的半減期がFig.4に示す変化をとる」 http://t.co/IfwomUeb
2012-12-05 02:03:37結論
「本研究では5コンパートメントモデルを用いて, ヨウ素の甲状腺の生物学的半減期を推定した。文献調査で得られたヨウ素代謝に関する生理学的データをもとに, 日本人と欧米人との間に生物学的半減期に明瞭な差異のあることを示した。すなわち, 正常日本人のヨウ素の生物学的半減期は欧米人に比べて短く, 約40日と推定された。これは, 1日平均 1~2 mgの多量の安定ヨウ素を摂取しているために, 甲状腺に移行し有機化したヨウ素の少なからぬ割合がホルモン生成に関与せずに, 甲状腺から無機ヨウ素の形で放出が起こることに起因していると考えられる。」
放射性ヨウ素の摂取に関する日本人の内部被曝線量換算係数の試算 外川織彦(1992)
@myen 外川織彦(1992) 放射性ヨウ素の摂取に関する日本人の内部被曝線量換算係数の試算 https://t.co/c1NOQMga
2012-12-05 02:08:35@myen 外川織彦(1992) Fig.1 Biokinetic model for iodin metabolism .. (ICRPと同様の3コンパートモデルで検討) http://t.co/0LlSdLYE
2012-12-05 02:15:18@myen 外川織彦(1992) Table 3 Ratios of internal dose coeffieients .. (f=0.3, Tb=80 days を f=0.2, Tb=40 days に変更した時の線量係数の比) http://t.co/I7sWZDfy
2012-12-05 02:19:06放射性ヨウ素吸入時の甲状腺被曝線量と安定ヨウ素剤投与効果の感度解析 松永武ら(2001)
@myen 松永武ら(2001) 放射性ヨウ素吸入時の甲状腺被曝線量と安定ヨウ素剤投与効果の感度解析 https://t.co/k6VvV4If
2012-12-05 02:06:56「欧米人と日本人では日常のヨウ素摂取量の違いに起因して, ヨウ素の甲状腺への取り込み割合及び甲状腺における生物学的半減期 という点でヨウ素代謝が異なる可能性が指摘されている。したがって, 日本人における安定ヨウ素剤の投与効果も欧米人とは異なることが考えられる」
「日本人のヨウ素摂取量は欧米人に比べて多く, 1日 1~2mg といわれてきた。近年, 都市部における摂取量の減少や, 若年齢層における減少の傾向が指 摘されている。 しかし, 国内各地にわたる調査結果では欧米に比較して全般的に未だ高 いレベルにある。」
@myen 松永武ら(2001) 「甲状腺内の安定ヨウ素量が増えるとともに、血液から甲状腺への安定ヨウ素の移行速度は減少していき、ある値に達すると、取り込みは行われなくなる」
2012-12-05 13:55:59@myen 松永武ら(2001) 「安定ヨウ素剤を投与した場合に起きる甲状腺へのヨウ素の取り込みの抑制は次式に従った自律的な応答で表される」 http://t.co/x6MpbEqX
2012-12-05 13:57:43@myen 松永武ら(2001) 「放射性ヨウ素の代謝モデルには次のような特性があ る。i) 甲状腺における生物学的半減期はI-129を除いて放射性ヨウ素の物理的半減期より, 十分大きい。ii) 安定ヨウ素と同様に血液中無機ヨウ素プールへの再吸収経路がある」
2012-12-05 14:00:21@myen 松永武ら(2001) 「ii)の特性は甲状腺へのヨウ素の取り込み割合を通じて, 放射性ヨウ素の甲状腺への移行量決定に寄与している。すなわち, その取り込み割合は再吸収が係わる安定ヨウ素の血液中存在量と甲状腺内存在量とのバランスで定まる」
2012-12-05 14:01:59@myen 松永武ら(2001) Fig.1 (a) Compartment model of stalbe iodine http://t.co/CcGV48ZC
2012-12-05 16:24:34@myen 松永武ら(2001) Fig.1 (a) Compartment model of radioactive iodine http://t.co/RrWN4AIs
2012-12-05 16:25:10@myen 松永武ら(2001) 「次式により線量回避率 A (Averted ratio) を定義した。甲状腺における放射性ヨウ素の変換総数 U, 安定ヨウ素剤を投与しない場合の変換総数 Uo 」 http://t.co/Iz2GGGEL
2012-12-05 14:08:31@myen 松永武ら(2001) Fig.3 Variation in averted ratio according to model parameter values varied for Japanese. http://t.co/cILJYC12
2012-12-05 14:09:52@myen 松永武ら(2001) 「各パラメータのなかで, 線量回避率への影響が最も大きいのはパラメータ f と Qs である」
2012-12-05 16:28:33@myen 松永武ら(2001) 「特に, f による変動が大きい。たとえば, 安定ヨウ素剤 の投与時間が放射性ヨウ素摂取開始時間の2時間前の条件では f が 0.02 h-1の場合 と 0.025 h-1とを比較すると線量回避率は約 0.34 の変動を示す」
2012-12-05 16:30:25